‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

アンサンブル・シュシュ第44回定演(6)フレンチ・バロック編

2016-09-13 22:32:37 | My Consert
8月28日(つづき)
コンサートのトリは、アンサンブルとしては大きな編成のクープラン「諸国の人々」より”スペイン人”


おっと危ない!テオルボの柄が長いので、植田さんの顔を直撃しそう!


左から、長尾優花さん(バロック・オーボエ)、針谷綾音さん(バロックヴァイオリン)、上田浩之さん(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、岡本裕美さん(チェンバロ)、久保田夏男さん(テオルボ)、植田雅彦さん(バロック・フルート)、財前奈緒子さん(リコーダー)。
かなり長いのですが、それでも省いた曲があるそう。この頃にはお客さんは、もはやトランス状態になるらしい(^-^;。最近よく来てくださる方が、最後の全員合奏が終わった後に「もう終わるの~?アンコール無いの~?」と言われるそう…(^▽^;)。
ずっとシュシュ・サウンドを聴いていたいそうです。古楽器の響きって、気持ちいいですからね。フランスの宮廷で、食事中やダンス・パーティーなどで、演奏されていたのでしょうね。迫りくるものはありませんが、バック・ミュージック的な心地良さがあります

それでは最後にお聴きください。
François Couperin : Second Ordre “L'Espagnole”


(おしまい)
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アンサンブル・シュシュ第44回定演(5)前古典派~古典派編

2016-09-13 13:46:31 | My Consert
8月28日(つづき)
今回、初のお披露目となった楽器は、針谷綾音さんのヴィオラ・ダ・モーレです。

7本の弦にコマが14個。共鳴弦として、楽器の中にも7本の弦が張られているそうです。


ヴィオラ・ダ・モーレ奏者だった、アリオスティの練習曲を演奏。


楽器の説明をする針谷さん。


バッハの息子、カール・フィリップ・エマニュエル(CPEバッハ)のトリオ・ソナタを演奏する、左から上田浩之さん(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、岡本裕美さん(チェンバロ)、針谷綾音さん(バロック・ヴァイオリン)、植田雅彦さん(バロック・フルート)。
この時代はギャラント様式とか言われ、モーツァルトなどに影響を与えた、前古典派の時代です。


古典派、ベートーヴェンヴァイオリン・ソナタからは、モダン・ピアノとモダン・ヴァイオリンが登場。ピアノは高橋晴子さんと、ヴァイオリンの立花良一さんです。




私、笹山晶子黒田千賀子さんのピアノで、ベートーヴェンのリートを演奏。ドイツ・リートもヴァイオリン・ソナタも、ソロと伴奏とは今はあまり言われなくなり、デュオと言われるくらい、ピアノと対等のアンサンブルと捉えられていますね。
ベートーヴェンの歌曲は、シューベルトほど完成度が高くはないので、魅力的に演奏するのは、とても難しいと思いました。懲りずにベートーヴェンに挑戦していきたいです。


ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」でお馴染み、ベートーヴェン時代に楽譜出版業をしていて、自らも連弾曲や、ギターとピアノのデュオなどを作曲した、ディアベリ「華麗なる大ソナタ」を演奏する、ギターの山本登美則さん、ピアノは黒田さん。
なかなか素敵な演奏だったので、動画をお付けします。

A. Diabelli : Grande Sonate Brillante op.102


(つづく)
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