避難所のペット、飼い主負い目 物置に隔離「同伴可」わずか
●東日本大震災で避難所生活を余儀なくされるペット連れの被災者らにとって、肩身の狭い日々が続いている。仙台市ではペット同伴を認めている避難所はわずかで、市担当者は「どの避難所にもペットを敬遠する人がいて積極的に受け入れるところはない」と説明する。物置で生活しているケースもあり、見かねたペットショップのオーナーが無償でペットの一時預かりを引き受けるケースもある。仙台市動物管理センターによると、仙台市内の避難所では、ペット同伴の可否は、避難所ごとに被災者らでつくる運営委員会が決めているが、同伴を認めているのは数カ所。ただ、こうした避難所は他のペット希望者が流入することを恐れ、市は公表していない。同伴が可能な避難所でもペットが毛布に尿をかけるなどのトラブルも報告されている。同センターの相原健二所長(51)は「防災訓練でペットを同伴して避難するようアドバイスしてきたが、理想と現実はまったく違った。忸怩(じくじ)たる思い」と肩を落とす。
産経新聞の記事より引用した。仙台市動物管理センター所長の「防災訓練でペットを同伴して避難するようアドバイスしてきたが、理想と現実はまったく違った。忸怩(じくじ)たる思い」という言葉が全てを表している。何事も机上で考えているようにはいかないものだ。飼っている家族にとってペットは家族の一員でも、犬や猫を嫌いな人間にとっては避難所という一つの部屋では一緒には暮らせないのはもっともなことだ。そこで提案だが、記事の中で犬や猫を無償で預かっている「ドッグウッド」などには日本全国のペットを愛する家庭などから多くのカンパが集まるだろうから、産経新聞はその連絡先か募金口座を紙面に掲載したら如何だろうか。
今日の一枚も、「4月の花」です。