私のブログへの訪問数が普段の3~4倍にもなり、医療問題に対する関心の高さに改めてびっくりしました。特にコメントに自動的に記される時間で医師の方が深夜まで働いているのがよく解りました。今度のような問題が起きるとマスコミや最近では私のようなブログにまで叩かれる事については不愉快な思いもするでしょうが、それが逃れる事の出来ない現実でもあります。ではどうすれば良いのかと考えれば、その度に自分達の考えを世間に向けて述べていくのが一番良い方法でしょう。もし裁判やマスコミの間違った報道で医療現場が崩壊していると考えるならば、今度はマスコミの力を使ってその崩壊を食い止めていくのが一つの方法でしょう。
「医療行為に対する免責と、一般の方の医療に対する認識、受療行動を変えていただくこと、この二つがあれば、医師達が自らの良心に従って患者さんの治療に専念できるのではないでしょうか?」
コメントの中から上の文章を勝手に引用させてもらいましたが、医療行為に対する免責に関しては徐々にではあるが国民に浸透していっているような気が私にはします。受療行動については罰則をつけた条例でも作らない限り改善は望めそうにもありませんが、一般の方の医療に対する認識はマスコミ等を通じて啓蒙していけば良くなって行くのではないですか。その結果として受療行動も変わってくるかもしれません。崩壊を食い止める最大の力と責任は国や自治体にあるのは当然ですので、選挙の時の各政党や候補者の発言に注視していくのも勿論大切な事です。
今日の一枚も、薬師寺です。塔の上にはひとひらの雲はありませんが。
あなたのような人間が,医療を食い物にしてきたのですよ。