つながりを求めて1~5を通して読んで見ました。重要と思われる部分を拾いながら、私なりの考えを。記事は引きこもりや不登校の若者たちに、社会とかかわる経験を積んでほしいと親たちが作った「フリースペースなのはな」(千葉市)を舞台にしています。
●「引きこもって悩みや苦しみから逃れられたと思うのは、ほんの一瞬。結局、生きている以上、逃れられないんです」第一話の36歳男性。●「どこにも居場所がない」「この年になって、まともな会話もできないなんて」と漏らす彼に、「もっと気楽に構えたら」と言葉をかけると、こんな答えが返ってきた。「それができたらフリースペースになんか行かないですよ」第二話の28歳男性。●「社会からドロップアウトした僕には、弱さを抱える人間の気持ちも、社会の側に受け入れる寛容さがないことも分かる」「すべて投げ出して引きこもりたいと考えたことは何度もある」第三話の36歳男性。●「社会に出ている人は外側の人間、自分は内側の人間」「結局、引きこもりを治すには、人とつながるしかないんです」「社会に出てる人と話せてうれしいです」「引きこもりは多分、薬じゃ治らないと思います」第四話33歳の男性2人の言葉。●「人と話せるようになってくれ。生きるために、必要だ。この世の中、声を上げなきゃ損なんだ」第五話の39歳の引きこもりの男性の父親(67)の言葉。
実際の親とその子の歴史も知らない部外者である私が意見を言ってもいいものかどうか解らないが、引きこもり本人が出している正しいと思われる答えが、第四話の二人の言葉にあるように思う。そんな事は解っていてもそれから先に進まないというのが現実であると思うが、「不安感」や「他人が自分のことをどう思っているかという気持ち」が「社会に出ている人」より、少しだけ強すぎるんだろうね彼らは。そんな人は意外と人を見る目が備わっている場合が多いので、これぞと思う人に自分から声をかける訓練をつんで見てはどうだろう。本当のことを打ち明ければ、人間って意外とやさしいものだと思う。最後に親の気持ちを代弁している第五話の父親の言葉を「引きこもりの親の多くは我が子の顔色をうかがい、聞きたいことを聞けずにいる。仕事のことも結婚のことも、自分の亡き後のことも」。自分も大事だが、親も大事だ、一緒に生活をしているのなら尚更だ。「頑張れ」とはあまり言ってはいけないと言われているが、それでも「頑張れ」。
今日の一枚は、桜、満開です。
では「デジタル一眼レフカメラ」欄に
では「ひとりごと」欄に掲載されています。