Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

自転車、登山、テレマークスキー、カヌー・・・そんな情報が満載ですよ!!

輪旅 養老・津屋川堤防の彼岸花!!

2010-09-30 08:49:40 | 自転車旅
《輪旅 養老・津屋川堤防の彼岸花!!》

もう有名な観光地には飽きた!・・・という方にはお勧めのエリア。特に、秋のお彼岸の時期、堤防の法面いっぱいに咲く彼岸花は見応えがある。ここは多芸島輪中の西端でもあり、牧田川、揖斐川と堤防をつないで走る25キロのコースは、養老山脈を眺めながらの快適なコースでもある。


(輪中堤を走る!)


(津屋川の橋にて!)


(彼岸花)

旅行 北の大地へ・・・!!

2010-09-22 10:08:59 | 旅行
《旅行 北の大地へ・・・!!》

何年振りかで北海道を訪れてきました。
「大雪山を一周!紅葉の旅」とでもいいましょうか。
千歳~夕張~日勝峠~然別湖~糠平温泉~銀泉台~層雲峡黒岳~天人峡・旭岳~白金温泉~美瑛~富良野~千歳

全山紅葉とまではいきませんでしたが、北の大地を堪能してきました。

次回は、大雪山の縦走をと・・・ヒグマは怖そうですが(笑)

日勝峠・・・これを過ぎると十勝平野が目の前に広がる。日高山脈の北に位置し、その標高は1023メートルとか。

然別湖・・・北海道で一番標高の高い(810m)ところにある湖とか。この近くに北海道の三大秘湖と云われる東雲湖がある(他は、支笏湖のオコタンペ湖、阿寒のオンネトー)大昔、スプライトのCM撮影がここで行われたという。白馬も出演!??

糠平温泉・・・ぬかびらと読む。語源はアイヌ語なのか、源泉掛け流しの露天風呂に満足する。

三国峠・・・北海道最高所の峠。眼下に広がる樹海の雄大さには感動。トンネルを抜けると層雲峡へと至る。

黒岳ロープウェイ・・・層雲峡温泉より一気に大雪山黒岳の中腹へ。


(美瑛の丘)

美瑛・・・テレビでしか見たことのない場所で、感動!

望岳台・・・ガスの合間に十勝岳が見え隠れ。活火山の噴火は、まだ数年前、美瑛岳も見たかった。いつかは、旭岳、トムラウシ山、美瑛岳、十勝岳へと大雪山の縦走をしてみたい。


(青い池)

青い池・・・美瑛川に現れた人工の堰止湖。水に含まれるアルミニウムが神秘的な青い色の原因とか。まだあまり知られていないようであった・・・

白金温泉・・・のどかな温泉地、お湯は素敵でした。


(大雪山・旭岳)

旭岳・・・大雪山連峰の主峰であり、最高所。標高は2291m。活火山であり、今も山腹から水蒸気が上がっている。中腹まで簡単にゴンドラで上がれるため、多くの観光ハイカーで賑わっていた・

天人峡温泉・・・秘境的な温泉地。

富良野・・・ラベンダーとテレビドラマ「北の国から」で有名になった町。うねるように続く畑と、その向うに連なる十勝連峰の美瑛岳や十勝岳の眺めはとても雄大である。十勝岳は1988年にも噴火をしている。

千歳空港・・・北海道の空の玄関口。エゾシカの肉やトドの肉の缶詰が気になった。



山旅 頚城山塊・雨飾山へ!!

2010-09-14 21:58:34 | 登山
《山旅 頚城山塊・雨飾山へ!!》

 雨飾山の標高は1963㍍と決して高い山ではない。しかし、豪雪地帯に位置するため、残雪や、それが引き起こす雪崩によって岩壁は滑らかに磨かれ、特異な景観を作り出している。

 頚城山塊・・・妙高山、火打山、焼山、雨飾山・・・妙高連山ともいう。ある意味、日本の山らしい緑に覆われた優しい山容が魅力でもある。

 今回、山の仲間17名で訪れてきた。

 雨飾山は百名山の一つ・・・雨を飾る山というだけでも魅力的であるが、その山容も素晴らしい・・・標高が二千をちょっと切るのも嬉しい・・・あまりにもハードな山も近づきがたいし。場所がまたいい・・・北アルプスのちょっと外れ・・・妙高連山の一つ・・・独立峰のように屹立し、その頂上からは日本海が丸見え!・・・と言うこと無し・・・である。

 白馬村から小谷村に入り、姫川を渡るトンネルを抜けてすぐに右折・・・小谷温泉への道を上がって行く。道が大きくカーブするところに小谷温泉「山田旅館」がある。「敵に塩を送る!」・・・信玄と謙信が戦ったころに発見されたという。

画像はこちらから・・・(9月末まで)
http://album.pentax.jp/166909111/albums/463870/

動画は・・・
http://peevee.tv/v?7a00d4

 更に道を上がり・・・乙見山峠から妙高へ抜ける道を右手に見ながら直進をする。そのどん詰まりが登山口であった。ちょと遅い10時半スタート・・・お化け水芭蕉の葉が茂る大海川沿いの木道をひたすら歩いてゆく。

 水平な道が尾根にぶつかったところより急登が始まる。ブナ林の陰になり、直射日光こそ避けられるが、異常な高温とひどい湿気に悩まされることになる。異常気象+フェーン現象のせいであろうか。

 今回の参加者は17名・・・先月には御嶽の岐阜県側を登っており、体力的には大丈夫かと・・・しかし、名山は決して楽には登らせてくれないようであった。12時半頃、ようやく岩菅沢手前の展望台に着いた。

 ここから眺める布団菱の岩壁は凄いの一言・・・日本海からもたらされた豪雪が稜線に大きな雪庇を作り、それが巨大な雪崩れの塊となって東側の斜面を削る・・・何万年もの繰り返しが岩壁を磨き、それが布団菱となったようだ。これを眺めるだけでも来た価値があるかと。ここで昼食とする・・・


(岩菅沢から見上げる布団菱)

 いったん、岩菅沢へ下る。春から初夏、ここには巨大な雪渓が残り、快適な休憩場所となる。さすがに9月では全てが消え、冷たい沢の流れだけがあった。ボトルに水を補給する。

 ここからが試練の急登、黙々と、ただひたすらに高度を上げてゆく。爽やかな風でも吹いてくれれば気分も休まるが、今日はまったくの無風状態・・・頭の先からつま先までの全ての汗腺から汗が噴出しているようで、衣類はぐっしょり・・・頻繁に水分補給をする。

 尾根も三分の二ほどが過ぎると森林限界を超え、痩せた岩尾根へと変わる。慎重に岩場やハシゴをよじ登ってゆくことになる。一人、また一人とリタイヤ、あまりにもコンディションが悪すぎるため、致し方ない。登山では、確実に下山し、スタート地点へ自力で戻るのが基本・・・その分を見越しての判断である。勇気ある撤退・・・かと。

 元気組・・・急な尾根が終ると低潅木に覆われた笹平へと出る。とても伸びやかな景色が広がり、心が休まる場所でもある。平原の向うに、更に小高くなった雨飾山の頂上が望まれた。


(雨飾山の頂上にて)

 15時、ほとんど放心状態・・・黙々と最後の坂を上がれば頂上へ・・・先着組が頂上の標柱を囲んでくつろいでいた。先ずは北峰の地蔵様へ・・・そして、南峰のピークへ・・・午前中、富士山も見えていたとか・・・北アルプスは雲の中・・・見下ろすと日本海らしき海岸線が確認できる。その手前は、糸魚川の町のようだ。


(ガスのかかる笹平)

 秋が始まりはじめた頂上・・・まだまだとはいえ、日照時間は短くなっている。急いで下山へ入る。先行するメンバーは、もう笹平のずっと先に小さく見える。17時半・・・全員が登山口の駐車場に揃った。

 汗にまみれた身体・・・小谷温泉の露天風呂へ・・・森の中の素朴な湯船に浸かり、今日の山旅を振り返ってみた。


(小谷の民宿「あいざわ」へ)

輪旅 雲上の楽園、乗鞍・畳平へ!!

2010-09-05 21:11:29 | 自転車旅
《輪旅 雲上の楽園、乗鞍・畳平へ!!》

 日本の道で走って行ける最高点・・・それは乗鞍の畳平ではないでしょうか。道路として走れる峠は奥秩父の大弛峠(2360m)ですが、それよりも340mも高いわけで、その上りは半端じゃなかった!・・・激坂の連続、異常気象による猛暑と降り注ぐ紫外線、空気も希薄・・・過酷な条件でのヒルクライムとなりました。

 スタートは、旧丹生川村役場(現高山市の支所)・・・ここよりの標高差は実に2080m、熊の出没も頻繁なようで、決死の覚悟!?でペダルを漕ぎ始める。

画像はこちらから・・・
http://album.pentax.jp/166909111/albums/461349/
動画はこちら・・・
http://peevee.tv/v?77pf56

 車中泊・・・午前6時、旧丹生川村役場前をスタートする。天気は快晴、メンバーは5名。皆さん、かなりの健脚のようで、稲穂が黄色くなり始めた丹生川の田園地帯を朝日に向かってひた走る。


(丹生川の田園風景)

 裏道を通り、笠根橋のところより国道を走ることになる。安房トンネルが無料になっているせいか、多くの県外ナンバーのクルマが猛スピードで追い越していった。なるべくクルマの邪魔をしないよう、道路の端を選んで走る・・・

 赤かぶの里・・・まだまだ元気。朴の木スキー場入り口・・・ちょとだけ元気。ちなみに、乗鞍スカイラインはマイカー乗り入れ規制のため、ここよりバスかタクシーに乗ることになる。結果、スカイラインはサイクリストの天国となった。近年希に見る善政!??

 国道から分かれ、平湯峠への道に入る。クルマはガクッと減るが、熊の出没が気になり始める。去年のアクシデント・・・畳平で観光客が熊に襲われるシーンがニュースの映像で全国に流れた。威嚇のためのクラクションが熊をパニックに陥らせ、自暴自棄になって人を襲ったように感じた。

 平湯峠のゲートで管理人さんより熊情報を聞く。今日は目撃されていないとのこと・・・多少は気が楽に・・・しかし、その連続する激坂が楽になるわけではなかった。

 身の程知らず・・・自転車で畳平へ上がり、その後は登山道で乗鞍岳の剣ヶ峰へ・・・この計画は幻と終ったが・・・。今回は登山靴のため、ビンディング式ペダル(いわゆるSPD)ではなく、ノーマル・ペダルでのエントリー。結果、引き足が使えず、踏み込むだけのペダリングで、かなりの消耗となった。

 多くのサイクリストが追い越していった。競技系の方々であろうか、ダンシングでグイグイと激坂を上がっていく。到底、その真似はできっこない。まあ、鍛え方が違うわけで当たり前であるが・・・


(乗鞍スカイライン)

 夫婦松の展望台を過ぎ、森林限界を越えるとハイマツに覆われた高山帯となる。景色も一変し、三千メートル級のアルプスに来たなという風景となる。足の疲労とは反比例し、気分はなぜか高揚してくる。これが高山の魅力というものなのか・・・山の魅力に惹かれ、毎週のように登山へ出かける方の気持ちが分かるような気がした。

 何度も、何度もカーブをこなし、もうこれで畳平が見えてくる!?・・・大きく右に曲がりこむと、そこは桔梗ヶ原・・・乗鞍岳の本峰ははるかかなた・・・レーダーのドームも見えてきた。気を取り直し、黙々とペダルを漕ぐ。まさしく無心の境地・・・考えても仕方ない。


(桔梗ヶ原からの乗鞍岳)

 信州側、乗鞍高原への分岐まで来れば畳平は目前。ついにやったというよりは、もうこれで走らなくて済む!・・・というのが本音であった。畳平・・・もう20年も前であろうか・・・家族で訪れたことがあるが、建物はまったく変わっていた。

 持参したパンは喉を通らず、レストランへ向かう。800円の「甘いカレー」というものを注文した。やはり日本人には米の飯がありがたい。

 帰り・・・一気に下ってスタート地点へと戻った。あまりのブレーキングにリムの熱が気になったが・・・

参考データ
塩山駅(380m)~大弛峠(2360m) 標高差1970メートル
丹生川支所(620m)~乗鞍・畳平(2700m) 標高差2080メートル