Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

自転車、登山、テレマークスキー、カヌー・・・そんな情報が満載ですよ!!

輪旅 旧塩尻峠から高ボッチ高原へ!!

2009-07-21 20:53:39 | 自転車旅
《輪旅 旧塩尻峠から高ボッチ高原へ!!》

 今回のプランの原案はこちら・・・
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=74202631eac2854b66c6369f620863be

 美ヶ原の標高は二千メートル・・・途中にはダートやシングルトラックもあり、簡単には通過させてくれないルートとみた。

 ここ数年の梅雨明け予報は当てに出来ない。温暖化のためか、熱帯に近いような気候は大量の雨を降らせる。7月いっぱいは、梅雨は明けないと思ったほうが良さそうだ。

 明科の宿でゆっくりしていて、塩尻の道の駅「小坂田公園」からのスタートは10時を過ぎていた。自転車とはいえ、山に登るには遅くても8時前には出発したいものだ。結果、鉢伏山から扉温泉への予定は達成することが出来なかった。

 国道20号の北側に旧中山道が残っている。とても雰囲気が良く、牛馬守護神の石碑や東山一里塚が当時を物語っていた。明治天皇もここを通ったという。

 旧塩尻峠より塩嶺スカイラインへ入る。しばらくは舗装路となっていたが、やがて本格的な砂利道に・・・MTBの太いタイヤでないと心もとない。適度な斜度の九十九折りを黙々と上っていった。


(塩嶺スカイラインから荷直峠へ)

 景色は単調であるが、ドップリと自然に浸っている感じが嬉しい。ウグイス、ホトトギス、ヤマガラの鳴き声に耳を傾ける。

 道が山の斜面に突き当たったところが終着・・・荷直峠というらしい。荷物を運ぶボッカがここで積荷を直したのであろうか。

 正面の登山道を担ぎで上がり、道路に出るか。左に折れて、廃道状態の林道を行くか・・・オートバイの踏み跡らしきものを見付け、強引に下りに入った。

 結構なダートで、気分はシングルトラック状態・・・転倒に気を付けながらゴロゴロ道を下って行った。20分も経ったであろうか、無事に高ボッチスカイラインの舗装路へ出ることが出来た。


(往年の名車?ニシキ)

 急に視界が開け、牧場へと出た。気持ちの良い草原が高原いっぱいに広がり、その明るさは別格であった。苦労して上がってきた甲斐がある・・・自転車ならではの達成感を味わう。

 展望は欲しいまま・・・諏訪湖越しに富士山や甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳が・・・西側には、松本平越しに穂高岳や槍ヶ岳が・・・霧ケ峰から蓼科山が手に取るように望める。


(高ボッチ高原)

 予定していた鉢伏山は、はるか遠く・・・午後も2時を回っている。鉢伏山の肩を越え、わさび沢のシングルトラックを下って扉温泉へ・・・という目論みは諦めた。

 途中より崖ノ湯温泉への道を下り、山麓道路を経てスタート地点へと戻った。

 次回、やるとすれば紅葉の秋・・・陽が短くなるのが難点であるが、美ヶ原、武石峠、三才山峠、保福寺峠、明科へと辿ってみたい。


フォトアルバムはこちらへ・・・
http://album.pentax.jp/166909111/albums/163305/


カヌー旅 信州安曇野・万水川を下る!!

2009-07-21 10:30:49 | カヌー
《カヌー旅 信州安曇野・万水川を下る!!》

 日本も熱帯に・・・
 梅雨明けもハッキリしない中、三連休を利用して安曇野の万水(よろずい)川を下ってきました。

 万水川は、安曇野に湧いた北アルプスの地下水が集まって流れる川で、ワサビ田にも利用されるくらい透明度の高い川です。

 今回は、4組6名+カヌー犬と川下りを楽しんで来ました。さすがに犀川は増水と濁りのため中止をしましたが・・・

 「安曇野のわさび田湧水群」として環境省の名水百選にも選ばれ、「水の郷」として旧国土庁からも認定された・・・

 関東甲信越は梅雨明け・・・それにしては天気が悪すぎる。ここ数日の雨のせいか、犀川は白く濁って増水していた。よって、犀川下りは中止し、大王ワサビ農園へと移動した。

 スタートは、いつもの明科運動公園から・・・透明度を誇る万水川も、流石に今日は濁っていた。流れの早さに気をつけながら、慎重に艇を出す。


(ここはヨーロッパか!?)

 万水川は、一定の流れで一気に犀川へと注いでいる。途中で休憩する場所もなく、後続を待たずに下ってしまう。このの最大の魅力はその風景・・・両岸を堤防に囲まれ、無粋?な建物は目に入らない。

 堤防には、柳や沢胡桃であろうか、適度な木立が森を形成し、ヨーロッパ的な景観となっている。なんとも癒される景色で、できればノンビリと下りたいところだ。


(カヌー仲間と!)

 右手に水車小屋が見えてくると大王のワサビ園である。いったん、支流に入って漕ぎ上がる。岸には大勢の観光客が・・・安曇野体験ラフティングのイベントも行われていた。

 黒澤明監督「夢・水車のある村」のロケ現場・・・その時にセットされた三つの水車小屋が景色に溶け込んでいた。


(大王わさび農場にて!)

 川下り後は、恒例のウェルカムパーティー・・・安曇野名物の馬刺しほか、絢爛豪華?な食材がテーブルの上に並んだことは言うまでもありません(笑)

フォトアルバムはこちらへ・・・
http://album.pentax.jp/166909111/albums/162685/


山旅 奥美濃の盟主・能郷白山へ!

2009-07-13 21:28:21 | 自転車旅
《山旅 奥美濃の盟主・能郷白山へ!》

 能郷白山(1617m)は、根尾の奥、越前大野との境にある。

 能郷白山は二百名山とか・・・裏話として、深田久弥が百名山を選定する時、能郷白山を入れるか、荒島岳を入れるかを迷ったとか・・・結果、地元の身びいき?で荒島岳が選ばれたという。個人的には・・・能郷白山が選ばれず、静かな山として残ったことを喜んでいる。

 山麓の集落に能郷がある。名のごとく、能狂言(猿楽)が春に白山神社へ奉納される。まさしく能の里である。

 昔から登られているコースは能郷谷から・・・前山を越えてゆく尾根ルートであるが、結構道中が長いため、それなりの覚悟が必要となる。残雪期には快適な春山が楽しめる。


(温見峠からのコースを登る)

 根尾の樽見より大須へ向かい、折越峠を越えて越波、猫峠、温見峠へと向かい。結構な山道で、運転に慣れていないと怖い思いをすることとなる。

 福井県との境より登山道が始まる。行き成りの急登に息が弾み、汗が全身から噴出す。梅雨時でもあり、太陽が雲の中にあるのが幸いであった。

 ところどころロープも出てくるが、怖がるほどの危険性はない。確実に足場を固め、バランスを取って高度を上げてゆく。

 勾配が緩くなったところが尾根の肩の部分。そこよりは快適な草原の中をゆく登山道となる。ドウダンツツジの花が満開であった。


(白山権現の祠へ)

 ここの正式な名称は権現山。加賀白山が山岳信仰で盛んな頃、白山まで行けない信者が、その頂を眺めて拝礼をした場所に祠を祀ったのであろう。ここ能郷白山にも立派な祠がある。


(頂上にて)

 今回、頂上はガスに包まれ、360度の大展望は楽しめなかったが、晴れていれば、加賀白山、北アルプスの山々、御岳、中央アルプスと眺望は欲しいままである。

 秋、紅葉の時期にまた訪れることを誓い、帰路に付いた。

フォトアルバムは・・・
http://album.pentax.jp/166909111/albums/146805/




輪旅 下呂小坂・御岳山麓をゆく!

2009-07-12 07:24:26 | 自転車旅
《輪旅 下呂小坂・御岳山麓をゆく!》

 御岳の西麓、下呂市小坂には多くの滝がある。その滝群を巡りながらの林道ツーリングも素敵そう・・・そんな思いで訪れた。

 梅雨の時期、時より雨雲がやってきてにわか雨となる。下見の予定であり、軽装のためスタートを遅らせる。

 空が明るくなったのを確認し、巌立峡より走り始める。雨のせいか、緑の綺麗さは格別であり、そのトンネルの下をひた走る。


(巌立峡)

 巌立峡には、多くの滝の連続があり、木製の遊歩道が付けられている。この散策道を行くだけでも沢の素晴らしさに触れることができる。林道の下はるかに滝が小さく見えた。

 道はダートに変わり、リジッドのフロントフォークより道の凹凸がリニアに感じることができる。サスペンションの付いた今時のMTBには乗ったことがないが、腰を浮かしたり、膝や肘を曲げて地面のショックを吸収するテクニックも捨てたもんではないと・・・

 やがて道は二手に分かれる。直進する林道はゲートで閉ざされていた。根尾の滝の看板に従って左折し、緩い坂をちんたらと上っていった。


(根尾の滝への分岐)

 道は、御岳山麓の原生林の中に付けられているため、手付かずの自然を満喫することができる。人っ子一人いない道をソロで走ることは贅沢でもある。時より、繁みがガサガサというとドキッとするが・・・

 根尾の滝への入り口には立派な駐車場とトイレが設備されていた。その滝は、日本百名滝にも選ばれ、落差は63mあるという。次回は、歩きプランで訪れたいと思った。

 更に奥へと進む。ゲートを過ぎると道は更に荒れ始め、後輪がグリップを失ってズルッといくのが不快であった。

 途中、小坂営林署の方が山の手入れをしていた。山間にチェーンソウの音が響き渡っていた。

 大きなカーブを曲がると、対岸の山の中腹に道路が見えた。小坂から濁河温泉へ行く県道のようだ。位置から推測するとかなりの高度を上げているようだ。


(林道の最高点)

 最高点と思われる場所を過ぎ、坂を下り始めると、前方の対岸に道路の工事現場が見えた。濁河川を橋で越え、濁河温泉へと道をつなぐ計画のようだ。

 時刻は午後4時・・・林道を周回して戻る予定であったが、時間切れのため、同じ道を戻ることにする。途中、営林署の方と話しをし、熊のことやら積雪の情報を頂いた。

 跳ね上げる泥を背中いっぱいに受け、無事に巌立峡まで戻りついた。ソロの林道ツーリングの秘訣は転倒をしないこと。トラブル無しで帰れたことに感謝をしたい。

 次回・・・訪れるとすれば、紅葉の時期に仲間と来たいなと・・・

アバウトなコースは・・・
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=894cecf9f1bd88fef63fe2884b73ff1d

フォトアルバムはこちら・・・
http://album.pentax.jp/166909111/albums/145385/