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輪旅 飛鳥、葛城古道、竹内街道を行く! 

2008-01-26 20:52:14 | Weblog
《輪旅 飛鳥、葛城古道、竹内街道を行く!》

今、一番興味のある旅は天皇陵巡り・・・かなり地味なプランではあるが、125代、二千六百年以上続く日本の天皇家の陵墓(陵:みささぎ)を訪ねるたびは、天皇家が日本の歴史の背骨となっていて、とても興味深い。全ての歴史上の出来事には、歴代の天皇がかかわっていることは事実である。

藤原京跡・・・藤原京は、690年(持統4)に着工され、694年(持統8)に完成した日本史上最初の条坊制(じょうぼうせい)を布いた本格的な中国風都城・・・とある資料には書いてあった。その広大な跡地に立つと、1,300年前の歴史がよみがえってくる。

第1代神武(じんむ)天皇:在位は(紀元前660年~585年)、父は彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊で、陵墓名は畝傍山東北陵。即位したとされる2月11日は日本国が建国された日とされ、以前は紀元節、戦後は建国記念の日となっている。

畝傍山の麓に造られた陵墓は威厳がある。隣の橿原神宮は神武天皇を祀り、明治223年に造営された。

第2代綏靖(すいぜい)天皇:在位は(紀元前581年~549年)、父は神武天皇で、陵墓名は桃花鳥田丘上陵。神武天皇陵の北に位置し、規模はそれほど大きくはない。

第3代安寧(あんねい)天皇:在位は(紀元前549年~511年)、父は綏靖天皇で、陵墓名は畝傍山西南御陰井上陵。畝傍山の真西に位置し、静かな森に囲まれていた。

第4代懿徳(いとく)天皇:在位は(紀元前510年~477年)、父は安寧天皇で、陵墓名は畝傍山南繊沙渓上陵。畝傍山の南西に位置し、住宅地の中にあった。

第28代宣化(せんか)天皇:在位は(535年~ 539年)、父は継体天皇で、陵墓名は身狭桃花鳥坂上陵。このころより蘇我氏が勢力を持ち始める。高台に位置する陵墓からの眺めは良い。池の後ろにはひなびた飛鳥の風景が素敵であった。

橿原神宮前駅の構内を抜け、孝元天皇陵を目指す。

第8代孝元(こうげん)天皇:在位は(紀元前214年~158年)、父は孝霊天皇で、陵墓名は剣池嶋上陵。剣池の真ん中に突き出したような半島の上に陵墓はあった。

第29代欽明(きんめい)天皇:在位は539年~ 571年。父は継体天皇で、陵墓名は檜隈坂合陵。堀に囲まれた陵墓は飛鳥に似合っていた。隣にある猿石は異様な形をしていた。

第40代天武(てんむ)天皇:在位は673年~686年。父は舒明天皇で、陵墓名は桧隈大内陵。在位中の偉業は
天皇号の創始
陰陽寮・占星台(天文台)の設置
「古事記」「日本書紀」の編纂勅命
践祚大嘗祭の制定
宮都の選定と設計
八色の姓の制定
飛鳥浄御原令の制定
三種の神器の制定
伊勢の遷宮の制定・開始
などだそうだ。

第41代持統(じとう)天皇:在位は673年~686年。父は天智天皇で、陵墓名は桧隈大内陵。飛鳥の里の高台に位置する陵墓は自然に溶け込んでいた。道教や陰陽道に傾倒していた事でも有名だそうだ。

第42代文武(もんむ)天皇:在位は697年~707年。父は草壁皇子で、陵墓名は檜隈安古岡上陵。在位中の大宝年間に元号制度が整った。