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輪旅 木曽・柿其渓谷から阿寺渓谷へ!!

2010-11-07 20:15:34 | 自転車旅
《輪旅 木曽・柿其渓谷から阿寺渓谷へ!!》

 南木曽の岩倉林道・・・以前より気になっていた場所で、紅葉と中央アルプスの展望を楽しみに出かけました。

 天気は快晴・・・まさしく秋晴れ・・・真っ青な空の下でツーリングを楽しんできました。柿其渓谷の紅葉は今が盛り・・・全山が燃えるような錦に染まり、それは見事でした。

 中央アルプスの冠雪・・・まだまだ本格的な積雪にはなっていないようでしたが、木曽駒ヶ岳、宝剣岳、三沢岳、空木岳、南駒ヶ岳・・・その連山がくっきりと見え、至福のひと時を過ごすことができました。

画像はこちらから・・・
http://picmate-club.panasonic.jp/p/29596/album/FmxIlk-40ZWW/photo_list

 柿其渓谷、阿寺渓谷・・・何度も国道19号を通りながら、訪れることはなかった。以前より地図上では気になっていたが、結果、開田高原や木曽駒高原の方へ出かけてしまっていた。ようやく、紅葉の時期に念願が叶うことになった。

 木曽川に架かる柿其橋を渡り、南木曽町岩倉の集落を目指す。行き成りの急勾配に汗が噴出す。岩倉川に架かる橋の横には森林鉄道の橋脚が・・・手前には放置されたレールと枕木も・・・木曽の谷筋には林鉄の跡が多く残っている。


(南木曽町岩倉にて)

 気持ちの良い朝の陽を背に浴びながら高度を上げてゆく。刈り取りの終った田んぼや木曽独特の民家の風景が嬉しい。振り返れば中央アルプスも見え始めた。

 最終の民家を過ぎた先にゲートが現れる。ここは国有林で、今もヒノキなどの集材が行われているようだ。頻繁に飛ぶヘリコプターの爆音が青い空にこだましていた。垂れ下がったロープの先には数本の材木がぶら下がっていた。

 未舗装の林道は、最初の内は締まっていて走りやすかったが、やがて荒れた路面となり、ギアをロウに落とすと後輪が空転してしまう。なんとか騙しだましペダルを漕いで上がっていった。

 無名の峠(1289m)へ辿り着く。さしずめ岩倉峠といったところか、立派な避難小屋があり、ストーブも設えてあった。峠より尾根を南に歩けば「天然公園」という場所に出るらしい。

 上着を着込み、下りに入る。中央アルプスの展望はほしいまま・・・手前の山は紅葉し、木曽駒辺りは白く雪をかぶっている・・・ツーリングの楽しみが全て揃っていた。御嶽も白い頂を見せていた。


(柿其渓谷)

 いよいよ柿其渓谷の核心部へ・・・紅葉のトンネルを走りながら、右手下の渓谷に目をやる。その透明度は半端じゃない・・・青みがかった透明の水は、見るだけでゾクッとする。ところどころには木製の橋が架かっており、恐る恐る渡ってみた。


(柿其の紅葉)

 更に下ってゆくと、谷底から頂上付近まで見事な紅葉のエリアへと至る。これが見たかった・・・歩きでやってきたカメラマンも数人・・・岩場と赤、黄のコントラストが見事であった。クルマは進入禁止、歩きでしか訪れることができないため、とても静かでいい場所であった。

 本谷の集落の所で左折し、柿其温泉の前を通過して恋路峠へと向かう。距離は短いものの、かなりの急坂であった。峠には碑が立ち、展望台も・・・ここが素晴らしかった。大きくカーブを描く木曽川・・・その段丘には大桑村の集落が美しい・・・更に目線を上げると、白く雪を被った木曽駒の連山がドカンと望むことができた。


(恋路峠からの木曽駒)

 フォレスパ木曽は日帰り温泉・・・前を過ぎて阿寺渓谷へ・・・阿寺川に沿って上流へ自転車を走らせる。ここの魅力は碧い水をたたえる淵にあるようだ。午後の2時を過ぎると、谷には陽が差さなくなる。淵の青さは更に増し、吸い込まれそうな気配となる。

 砂小屋沢キャンプ場の先でゲートにぶつかる。ここより先は歩きでしか行けないようだ。降りてきたハイカーに聞くと、大きな花ノ木があるとのことであった。

 帰りは一気に・・・読書ダムが造る湖水を渡り、JR中央線に沿った裏道で十二兼の駅を目指す。再度、柿其橋を渡ってスタート地点へと戻った。

 柿其渓谷の紅葉は素晴らしいの一言・・・またいつか再訪をしたい。


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