《峠旅 山吹峠から山之村へ!!》
神岡町の歴史は古い。
岐阜県の北東端に位置し、山岳に囲まれた盆地に市街地がある。亜鉛を産出し、イタイイタイ病の原因となった神岡鉱山があり、この町は特に近世以降は鉱山の町として栄えた。跡津川の支流の一つ打保谷川上流に「山之村地区」があるが、川沿いに道はなく、市街地から10km以上離れている上どこから行くにも峠越えになり冬季になると往来可能な道が一つだけになるため、年々過疎化が進んでいる。・・・とあるサイトより
吉野大橋の辺りより走り始める。国道471を東に進み、高原川と双六川が合流するところで左折、双六渓谷へと入ってゆく。金木戸は沢登りの連中には有名なところである。
途中、道は二手に分かれる。右手を沢に沿って行けば金木戸渓谷へ・・・。左手に進んで坂を上り始める。
(山吹峠からの笠ヶ岳)
このコース、冬季は積雪のため通行止めとなる。道路のコンディションは非常によく、快適に高度を上げていった。途中、山吹の集落・・・といっても二軒ほどの民家が道路下に見えただけだが・・・
振り返ると、そこには笠ヶ岳がどっしりと・・・北アルプスのほとんどが、岐阜県と長野県とに位置するが、この笠ヶ岳だけは、純粋?に岐阜県の山である。残雪に覆われた鋭鋒は実に格好良かった。
地蔵様が祀られた山吹峠へ辿り着く。大きく削り取られた峠には少々がっかりするが、ようやく越えることが出来たことに感謝をする。憧れていた峠を二つの脚で、自力で越えることは、クルマやオートバイでは味わえない感動かと・・・その達成感はいつまでも忘れないものである。
簡単な食事を済ませ、上着を着込んで下り始める。牧場に点在する白樺の木が美しかった。
(山之村森茂の風景)
山之村はとても辺鄙なところである。神岡の町からも、峠を越えないと近づくことが出来ない。昔に比べれば、積雪量は減ったものの、今でも、その生活は厳しいようだ。
先祖達が苦労をして開墾したのであろう、その水田は、今では荒れ果てている。多分、若い働き手が町へ出てしまったため、残った年寄りには維持が出来ないのであろうかと。
(野仏と黒部五郎岳)
山之村・・・ただ、自転車で通り過ぎるだけでは、そこでの生活は見えてこない。次回?・・・訪れるときは、じっくりとその景色を満喫したいものである。
北之俣から黒部五郎の眺めは、いつまで見ていても飽きない。部外者の無責任な表現かもしれないが、シャングリアと呼びたい。
伊西の集落を通り、坂を上って伊西トンネルへと至る。後は一気に神岡の町へ下るだけである。山之村・・・それは、奥飛騨最後の秘境であることは間違いない。
フォトアルバムはこちら・・・
http://album.pentax.jp/166909111/albums/96125/
神岡町の歴史は古い。
岐阜県の北東端に位置し、山岳に囲まれた盆地に市街地がある。亜鉛を産出し、イタイイタイ病の原因となった神岡鉱山があり、この町は特に近世以降は鉱山の町として栄えた。跡津川の支流の一つ打保谷川上流に「山之村地区」があるが、川沿いに道はなく、市街地から10km以上離れている上どこから行くにも峠越えになり冬季になると往来可能な道が一つだけになるため、年々過疎化が進んでいる。・・・とあるサイトより
吉野大橋の辺りより走り始める。国道471を東に進み、高原川と双六川が合流するところで左折、双六渓谷へと入ってゆく。金木戸は沢登りの連中には有名なところである。
途中、道は二手に分かれる。右手を沢に沿って行けば金木戸渓谷へ・・・。左手に進んで坂を上り始める。
(山吹峠からの笠ヶ岳)
このコース、冬季は積雪のため通行止めとなる。道路のコンディションは非常によく、快適に高度を上げていった。途中、山吹の集落・・・といっても二軒ほどの民家が道路下に見えただけだが・・・
振り返ると、そこには笠ヶ岳がどっしりと・・・北アルプスのほとんどが、岐阜県と長野県とに位置するが、この笠ヶ岳だけは、純粋?に岐阜県の山である。残雪に覆われた鋭鋒は実に格好良かった。
地蔵様が祀られた山吹峠へ辿り着く。大きく削り取られた峠には少々がっかりするが、ようやく越えることが出来たことに感謝をする。憧れていた峠を二つの脚で、自力で越えることは、クルマやオートバイでは味わえない感動かと・・・その達成感はいつまでも忘れないものである。
簡単な食事を済ませ、上着を着込んで下り始める。牧場に点在する白樺の木が美しかった。
(山之村森茂の風景)
山之村はとても辺鄙なところである。神岡の町からも、峠を越えないと近づくことが出来ない。昔に比べれば、積雪量は減ったものの、今でも、その生活は厳しいようだ。
先祖達が苦労をして開墾したのであろう、その水田は、今では荒れ果てている。多分、若い働き手が町へ出てしまったため、残った年寄りには維持が出来ないのであろうかと。
(野仏と黒部五郎岳)
山之村・・・ただ、自転車で通り過ぎるだけでは、そこでの生活は見えてこない。次回?・・・訪れるときは、じっくりとその景色を満喫したいものである。
北之俣から黒部五郎の眺めは、いつまで見ていても飽きない。部外者の無責任な表現かもしれないが、シャングリアと呼びたい。
伊西の集落を通り、坂を上って伊西トンネルへと至る。後は一気に神岡の町へ下るだけである。山之村・・・それは、奥飛騨最後の秘境であることは間違いない。
フォトアルバムはこちら・・・
http://album.pentax.jp/166909111/albums/96125/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます