目にとまる ４

「目をかける」人と

「目にとまる」者との

大きな　大きな　・・・　差


この差が

層々と　累々と組み上がって

社会というものが出来ます



たいていの者が

上の「目に止まろう」と　・・・　頑張って

いつか

下に「目をかける」地位へ辿（たど）りつこうと

・・・　努力してきました


古くは

太閤秀吉や　田中〇栄さんを

われわれは　・・・　笑えませんなぁ

目にとまる ３

「お目の高い」人は

物・事だけにでなく

人に対し　・・・　その能力を発揮します


これが　いちばん付加価値が高いです



人間同士

余儀なく上に立ち　下に控える関係の

その根源には

人を見ては人をつかってきた

・・・　「目の高さ」が光りますね


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（４につづく）

目にとまる ２

「目が高い」とは

よく熟して　表現力の強い言葉です


「目の付けどころ」がよくて　質がいい


それは　ホントにいいことだと思います


実現可能ならば　・・・　殊に



「眼高手低」　・・・


目は　なるべく

ひろく見渡して偏りをさけ

手は　なるべく

着実に　具体的に地に着いて働く



昔の人は　よく心得ていました


目と手とは　適切に連動していないと

いたずらに　欲ばかり深くなって

・・・　怠け者になる

「口だけ達者」な

・・・　不器用者になる　・・・　と


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（３につづく）

目にとまる １

「お目が高い」　・・・　とゴマをする



しかし　本当に「目が高い」のなら

「目が利く」「目が見える」からであり


それなら

「お目」　・・・　と敬意を払うのもかまわない

妙な　・・・　「モミ手」をしなければいい


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２につづく）

眉唾（まゆつば） ３

眉は「まよ」とも読みました



眉を

落としたり　書いたり

太くしたり　細くしたり

また

青くしたり　朱にしたり

ひそめたり　開いたり


「眉を読ん」で　人の心を推量したリ

「眉間」には　なにがなし人の内面がこもって

モノを言ったとすれば　・・・

そこに

「まよい」「まよわせ」る不思議を見ても

見当違いではなかったのでしょう



「眉」は隠して

人には見せたくない要所　・・・　であったかもしれませんね