時事解説「ディストピア」

ロシア、イラン、中国等の海外ニュースサイトの記事を紹介します。国内政治、メディア批判の記事もあります。

TPPが強行採決されたわけだが・・・

2016-11-04 23:45:39 | 日本政治
去年の9月にあった集団的自衛権の行使を巡る正真正銘の強行採決から全く進歩していないということか。

あの時は自民党議員が野党の隙を狙ってバリケードのように円陣を組み、
まさに「無理やり」「横暴」としか言いようのない決議とは言い難い決議を取った。

その後、自民党は沖縄の翁長知事への執拗な攻撃を続け、高江で機動隊を使って村民を弾圧する。
暴力という言葉がよく似合う。


そういう政党を強行採決から1年もしないうちに実施された参院選で支持してしまうあたり、
私たち日本人の掲げる平和とか民主主義という言葉がいかに薄っぺらいかがよくわかる。


韓国は韓国で凄まじい人間を大統領に選んでしまったわけだが、
それでも選挙では与党セヌリ党は大敗したわけだし、今や朴槿恵の支持率は5%まで低下した。

翻って日本を見ると、自分たちの生活を脅かす人間をわざわざ選ぶという自傷行為に興じている。
というよりも、安倍政権に反感を抱く人間が「政治に絶望した」とたそがれ、投票すらしていないのだろう。

真の独裁は民主主義から生まれるというのが私のモットーだが、
まさかとは思うが、東京オリンピックが開催されるまでこの調子なのだろうか。
日本は本当に終わってしまうのではないだろうか。不安しかない。



当初はミャンマー政権が先月行ったロヒンギャ族に対する弾圧を書くつもりだった。
現在、スーチーさん(笑)が来日しているが、この間、ミャンマー軍がロヒンギャ族の
住居を破壊し、女性に暴行を加えているという絶対に見逃してはならない事件について特に報道がされていない。


仮にスーチーさん(笑)が中国の首席だとしたら、
メディアは猿のように非難するはずなのだが、被害者がロヒンギャ族となれば話は違うらしい。


ロヒンギャ族に対するミャンマー政府・軍の凄まじい蹂躙は、
米インディペンデント紙などの海外の有名な新聞でさえ言及している。

それに比べて朝日や毎日や読売は平和の使者スーチーさんを演出するのに躍起になっていて、
前にも言ったかもしれないが、事実を伝えるためでなく事実を見えづらくするための報道を行っている。

日本を代表する合法詐欺師ジャーナリストである池上彰氏も
「ロヒンギャ族について知らない人が多すぎます!」とコメントしているのだから、
空気を読んで、ロヒンギャ族に対するミャンマー政府の暴挙を緊急特番を設けて語ってもらいたいものだ。
やるわけないのだけれど


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