時事解説「ディストピア」

ロシア、イラン、中国等の海外ニュースサイトの記事を紹介します。国内政治、メディア批判の記事もあります。

赤い皇族(byネトウヨ)の三笠宮が逝去したが・・・

2016-10-27 23:20:22 | 日本政治
本日、昭和天皇の弟である三笠宮が逝去した。享年100歳、長生きしたのではと思う。

ニュースでも報じられているが、彼は戦時から日本軍の蛮行を批判していたことで知られており、
戦後は歴史学を専攻、皇国史観とは違う粉飾のない歴史を伝えるため、大学で教鞭を執っていた。
(専攻は中東史だったが)


紀元節の復活にも「歴史的根拠がない」として反対、
生前退位に関しても「死以外に譲位できないのは憲法に反してはいないか」として、
天皇の意思で位を譲ることが出来る「新憲法と皇室典範改正法案要綱(案)」という私案を
昭和21年の時点で独自にまとめていた。ダンスの名手でもあり、教養と気品を備えた人物だったと思える。


普段は安倍政権の顔色を窺ってゴマを擦りまくっているテレビ局も、
今回ばかりは、そのリベラルな姿勢を紹介し、国会に巣食っている極右政治家に対して
非常に婉曲的だが、批判の意を示していた。本当に婉曲的ではあるのだが。



ところで、すでに述べたように彼はネットやリアルに跋扈する誇り高き(笑)日本人にとっては、
まさに在日認定されてもおかしくないような歴史観を持った人物だったのだが、
俺=日本、俺に逆らう=反日という狂った認識を持つネトウヨどもはどう反応しているのだろうか?


そう思って、とりあえず保守速報を覗いてみた。

【訃報】昭和天皇の弟・三笠宮崇仁親王殿下、薨去 100歳


「「津野田事件」ググれ!お前らそれでも保守か!
  唯一、「赤い皇族」と呼ばれたお方。ご冥福を御祈りするが……。
  中国に洗脳されたお気の毒なお方なんだよ! 」

「赤い宮様やっと逝ったか 宮内庁は紀元節祭とっとと復活させろよ 」

「これで日本が良くなるなぁ」

「中国が持ってきた「大日本帝国軍の残虐性」証拠で戦中語ったり自虐史観が飛びぬけて酷かったお方。
 「赤い宮様」と言われてるお方なんだけど、この方の残念な赤さを知らない保守多すぎ。
 ご冥福はお祈りしますが、やっとか…という気持ちの方が大きいわ。
 皇室の弥栄は心から願っているけれども、盲目に皇族崇拝するのも如何かと思う。 」


非常に正直な人間が何人かいて、ある意味ホッとした。


結局、こいつらにとって大事なのは「いかに中国人や朝鮮人を差別するか」であり、
連中が敬愛しなければならないはずの皇室の人間(彼らの理屈に従えば純日本人とも言える存在)にすら、
上のような態度を取ってしまう。どうでもいいのである。場合によっては敵にすらなる。


こういう誇り高き日本人を気取る連中(その先祖のほとんどは百姓)も凄まじいものだが、
ただ機械的に「ご冥福をお祈りします」と書き込み悲しんでいるフリをする連中もまた呆れたものである。


当たり前の話だが、皇室は各国との友好を深めるために外遊しているわけであり、
そこには中国や韓国も含まれる。暇さえあればストーカーのように中国や韓国の民族主義者の動向を追って、
逐一、どうでもいいことを針小棒大に騒ぎ立て、差別発言をまき散らす極右こそ皇室を軽んじている。

連中が本当に皇室を敬愛しているのであれば、とっくの昔にネトウヨなど引退しているのである。

「中国に洗脳されたお気の毒なお方」など不敬以外の何者でもないが、その辺が特に気にならない様子などは、
 こういう愛国者を気取っている連中が本当は何を考えているのかをよく表しているのではないだろうか。

「日ごろ、皇室の意向に反する真似をしている連中がここぞとばかりに臣民ぶるんじゃない」と憤ってしまう。


なお「逝去という表現は相応しくない」とか「さまではなく殿下と呼べ」とか抜かしている連中がいるが、
敬語の使い方としては間違っているわけではない。尊敬語や謙譲語を使わず、
丁寧語だけを使っているからといってその人間が著しく無礼な発言をしているわけではないのと同様に。


そういう些事にヒステリックに反応する連中が明らかに使い方を間違えている
「冥福を祈る」「中国に洗脳されたお気の毒なお方」というコメントに対しては激怒しない。

皇族を自分たちの差別のネタにしか利用できない連中ならではのリアクションだとつくづく思う。


(「冥福」というのは仏教の言葉であり、皇室の信教は神道だから、
 「冥福を祈る」というのは不適切な表現である。「心から哀悼の意を表します」が無難だろう)

映画評『高江―森が泣いている』

2016-10-20 23:42:01 | 軍拡
沖縄の東村高江で起きた警察の民衆弾圧を活写したドキュメンタリー映画『高江―森が泣いている』が
先週の土曜から東京のポレポレ東中野というシアターで上映されている。

映画だけでなく来週の月曜までは、トークイベントも開催されており、
監督や現地の反対運動家、9条の会などの市民運動家の話も聞くことが出来る。


朝鮮新報でも試写会に参加した記者が次のレポートを載せていた。


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すさまじい暴圧の現場/映画「高江ー森が泣いている」藤本幸久・影山あさ子共同監督



警察・機動隊、海上保安庁を前面に立てて、
反対する人たちを力ずくで抑え込みながら、辺野古の米軍新基地工事を推し進める日本政府。

その暴挙は止まることなく、今夏、沖縄本島北部の東村高江のヤンバルの森でヘリパッド建設を再開した。
この作品は高江の住民たちの不屈の抵抗の記録である。


辺野古の海が珊瑚とジュゴンが生息する美しい海ならば、
高江の森は天然記念物のノグチゲラやヤンバルクイナも棲む自然の宝庫。

その森に米軍の北部訓練場がある。高江の人口は140人。
ここに、6ヵ所のヘリパッド建設が07年に始まったが、住民たちは座り込みで抵抗。
4ヵ所はまだ作られていない。


新たなヘリパッドは、海兵隊の新型輸送機・オスプレイのためのもので、
従来のヘリコプターよりも騒音も墜落の危険も上回る。


この小さな集落に日本政府は東京、神奈川、愛知、福岡など
全国の機動隊、警察、防衛局職員ら1000人と警察車両を大動員し、
工事に反対する住民たちを暴力的に排除、住民たちのテントまで破壊した。

現場はまるで戒厳令下の様相を呈する。

この映画には、圧倒的な警察権力で人々を押さえ込もうとするシーンが随所に映し出されている。
怒号と悲鳴。真夜中から明け方にも及ぶ警察の制圧作戦と住民たちの抵抗。

警察の暴力で、傷つき、倒れる住民たち。
それでも、救急車を呼ぼうとしない機動隊の非人間性が浮き彫りにされていく。

「記録なくして事実なし」という監督の執念が人々の闘いを熱く支え続ける。

それにしても、自国民をこれほどまで徹底的に痛めつける「警備」がありえるのか。
憲法が保障する集会の自由も基本的人権も表現の自由もここには存在しない。

まるで戦争前夜のような、反対派への牙をむき出しにした弾圧が
容赦なく襲いかかる無法地帯、それが高江なのだ。

http://chosonsinbo.com/jp/2016/10/1012ib/
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問題の映画を見て、ウクライナ南東部で起きている政府軍の住民弾圧を思いだした。


ウクライナの首都キエフでクーデターが発生し、ネオナチも中心となって暴力的に新政権が誕生したことを
きっかけに、クリミア自治共和国やドネツク・ルガンスク州で分離運動が活発化した。

どちらも住民投票を実施し、極めて民主的なプロセスを経て独立を宣言したわけだが、
ロシア軍が存在しないドネツク・ルガンスク州に対し政府はテロ討伐を名目に空爆を開始、
学校・病院・教会・民家、ありとあらゆる建造物を破壊し、大量の死傷者と難民を発生させた。



住民投票が行われた当日、ウクライナ兵が投票所を占拠、
これに抗議した住民に発砲、死者が生じた事件は未だに覚えている。



高江で起きていることは、かつてドネツク・ルガンスクで起きた暴力そのものだ。


座り込み運動をしている村民を警察車で撥ねた警官が、顔色ひとつ変えずに知らんぷりを決め込む。
それを当たり前に受け入れる無数の警官。無抵抗の市民をかつぎ上げ、強引に排除する機動隊。


2016年7月22日に起きた弾圧事件は、「沖縄の基地負担を軽減する」
という政府の言葉が大嘘であることを白日の下にさらしてくれた。



先日、抗議者を「土人」と機動隊員が呼んだことがニュースになったが、
機動隊に表象される日本政府は高江村民を同じ人間だとは思っていない。

トークイベントでは、この映画が撮られた後のことについても語られた。
その話によると、数日前に警察に逮捕された人間が出てきたらしい。

つまり、この映画で語られた国家の暴圧は始まったばかりだということだ。

安倍晋三は先日の所信表明演説で、
高江のヘリパッド建設を終わらせる、先送りは許さないと熱弁をふるった。


今後はウクライナのポロシェンコ同様に、
自国の抗議者を「親中派」とか「反日」といったレッテルを貼って
ありとあらゆる直接的・間接的攻撃を加えていくのではないだろうか。


こういう事態をテレビ局や新聞社がもっと強く訴えるべきなのだが、
実際に彼らがやっていることと言えば、事件の隠ぺいである。伝えないことで隠す。

数年前、民主党政権が誕生した直後、新聞社もテレビ局も
「沖縄の声を聞けー!!」と言わんばかりに鳩山首相(当時)を責めていたが、
何のことはない、自民党政権になった途端にパタリと抗議の声をやめてしまった。


結局、彼らにとって大事なのは鳩山由紀夫の辞任であり、
沖縄がどうなろうが知ったこっちゃない、より正確に言えば、
日米軍事同盟の維持・強化のために移設は容認されても仕方がないとさえ言いだした。


そういう風潮にある今、本作が制作された意義は大変高いものだろう。
映画は28日まで上映されている。もし時間に余裕のある方がいるならば、ぜひ視聴してほしい。

自衛隊の韓国への派遣が模索されていた。

2016-10-18 23:13:34 | 北朝鮮
朝日の牧野記者の書くことだから、どこまで信用できるかは不明だが、
米韓日との間でひそかに日本の自衛隊を韓国に派遣する案が模索されていたらしい。

以下は該当記事を抜粋したものである。


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9月9日の北朝鮮の核実験を受けて、米太平洋軍が同月13日、圧力をかけるために
戦略爆撃機B1Bを韓国に派遣した際、韓国上空で日米韓で編隊飛行する案が一時、浮上していた。

米韓関係筋によれば、米側が水面下で打診したが、韓国が国民感情に配慮して難色を示し、実現しなかった。

北朝鮮の5度目の核実験に対し、日米韓は新たな制裁措置を模索。
米国が日米韓の編隊飛行を打診した背景には、対北朝鮮で3カ国の結束を示す思惑があった。

だが、この案について韓国側は
「国民感情から、自衛隊機が韓国上空を飛行するのは難しい」との意見を出したという。


9月13日はB1B2機がグアムの空軍基地を離陸。
九州上空で航空自衛隊のF2戦闘機と一緒に飛行した。B1Bはその後、韓国に移動。
在韓米軍烏山(オサン)空軍基地付近を韓国空軍F15戦闘機などと低空飛行した。


一方、韓国空軍のF15戦闘機は今月、米アラスカ上空での多国籍空軍演習に参加する際、
日本領空を通過できなかった。日本が原則として、地位協定がある米軍以外の軍用機による
領空通過を認めていないためだ。日本側からは「相互主義だから、韓国が自衛隊機の受け入れを
認めない以上、通過は難しい」との声が出ている。

また、米韓両軍は今月10日から15日まで、韓国近海で合同軍事演習を実施したが、
自衛隊はオブザーバーとしても参加しなかった。


こうしたなか、韓国の韓民求(ハンミング)国防相は14日の国会答弁で、
日韓が防衛情報を共有する基礎となる「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」について
「軍事的な必要性を十分認識している。必要性が高まった」と語った。

日米の間では、北朝鮮に対する新たな圧力手段として、
韓国にGSOMIA締結の決断を期待する声が高まっている。(ソウル=牧野愛博)

http://digital.asahi.com/articles/ASJBK5KP1JBKUHBI01C.html?rm=261

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正確に言えば、日米の軍国主義者の間では期待する声が高まっているの間違いだろう。


記事では頓挫の責任を韓国政府に求めているが、
仮に自衛隊が韓国に派遣され、北朝鮮を挑発する行動を取るとするならば、
集団的自衛権に反対する日本国内の民衆が抗議の意思を見せるのは明白である。



シリアの報道もそうだが、朝日の海外派遣社員は、
どうしてこうも派遣先の政府に都合の良い記事を書くのだろう。


ウクライナの時も、キエフにいた記者がロシアをバッシングする記事を書いていた。
(ちょうどその時、ウクライナ国内ではネオナチが勢いをつけ闊歩していたのだが、
 当然、この記者はウクライナの「民主化勢力」にネオナチがいることにはまったく触れなかった)


牧野記者は、あのプロパガンダ機関で有名な国情院の情報を当たり前のように引用して
記事を書いてしまう御仁なので、ある意味、彼らしい記事だとは思うが、
これでは事実を報道するのではなく事実を隠ぺいするために新聞社が存在しているようなものである。

米韓軍事演習は「挑発」に当たらず災害救助妨害は「当然の判断」らしい

2016-10-16 22:10:18 | 北朝鮮
数日前から実施された米韓合同軍事演習に反発して北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射した。

NHKをはじめとして、マスメディアは北朝鮮のミサイル実験を「挑発」と呼ぶ。
対して、米韓合同軍事演習は北朝鮮の脅威に対抗するための「訓練」であると称する。

これは、果たして事実なのだろうか。

北朝鮮がミサイル実験を行うのは決まって、米韓合同軍事演習が行われた後である。
つまり、時系列に並べると、軍事演習が先にあり、ミサイル実験は後にある。


加えて、常に北朝鮮は合同軍事演習の中止と平和条約の締結を求めている。
それだけ、北朝鮮にとって合同軍事演習は危険な行為だということだ。


ここで朝鮮中央通信の記事を読んでみよう。


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【平壌10月14日発朝鮮中央通信】


朝鮮外務省のスポークスマンは、
英国が米国・南朝鮮合同軍事演習に戦闘機を参加させようとすることに関連して14日、
朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。


報道によると、来る11月4日から10日まで南朝鮮で行われる
米国・南朝鮮合同軍事演習に英国が自国の戦闘機を派遣することを決定したという。

これは、わが共和国に反対する米国と
南朝鮮かいらいの新たな戦争挑発策動に露骨に加担する敵対行為となる。


米国と南朝鮮のかいらいが各種の軍事演習を絶えず行っていることによって、
朝鮮半島の情勢が一触即発の超緊張状態へ突っ走っている時に、英国が
このような戦争演習騒動に参加するのは平和と安全に対する重大な挑戦として、とうてい許されない。


英国は、自国の戦闘機の軍事演習参加がわが共和国を狙ったものではないと弁解しているが、
朝鮮半島の情勢激化の主犯である米国と南朝鮮のかいらいは今回の演習が
われわれの軍事施設と指揮部に対する打撃訓練であると公然とけん伝している。



われわれは、自主権相互尊重の原則に準じて国家関係を結んでいる英国が
この原則に違反して敵対勢力の反共和国策動に便乗していることを絶対に袖手傍観することができない。


現情勢の下で軍事演習が実戦に移らないという保証が全くないので、
この演習に参加するすべての軍事手段と装備がわが軍隊の照準鏡の中に入ることになるというのは明白である。


英国は、朝鮮戦争に参戦して数多くの自国公民の生命だけを失わせ、
イラクをはじめ他国に対する米国主導の「体制転覆」行為に加担して
全欧州に前例のないテロと難民危機をもたらした
ことから深刻な教訓をくみ取って、
侵略的な軍事演習参加を直ちに取り消すべきであろう。
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朝鮮政府が述べているように、
米韓の合同軍事演習は朝鮮の軍部および金正恩を攻撃するために行われている。


韓国、金正恩抹殺用特殊部隊創設へ
(https://jp.sputniknews.com/asia/201610122890849/)

韓国外相 世界各国に北朝鮮との断交を訴え
(https://jp.sputniknews.com/politics/201610072872467/)

米国連大使:ワシントンは北朝鮮孤立に最善を尽くす

(https://jp.sputniknews.com/politics/201610102878402/)

安倍首相、北朝鮮に核開発を停止させる方法を示す

(https://jp.sputniknews.com/asia/201609082746340/)

韓国 北朝鮮への先制攻撃を準備

(https://jp.sputniknews.com/asia/201610102879986/)

北朝鮮:核の先制攻撃しない

(https://jp.sputniknews.com/asia/201610082875854/)


スプートニク紙の最近の記事を列挙するだけでも、日米韓が
どこまでも他国の経済と外交を妨害しようと躍起になっていることが伺える。


そして、この姿勢は先日、北朝鮮で起きた洪水の被災者支援への妨害でも貫かれている。

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下記の募金は中止になりました。米当局による朝鮮共和国への経済制裁によって
基金引き出しが出来ないとの通告を受けたそうです。詳しくは以下申恩美氏のフェイスブック記事を参照。
後で翻訳して上げようと思います。


https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1792851480960497&set=a.
1396144233964559.1073741829.100007069864487&type=3

募金自体は3日で目標額に達し、最終的には2倍を超えたのですが、何とも残念で腹立たしい限りです。

今までこの募金に参加された方には入金取り消しの連絡が行くでしょう。

募金に参加して下さった方々、情報を拡散して下さった方々には筆者からも厚くお礼申しあげます。
また何らかの支援活動の情報などありましたらお知らせしていく所存です。

~中略~

日本政府は当然のように支援はしないと早々に表明し、
韓国政府もやはり支援の考えは基本的にないという態度です。



それどころか韓国内の民間による支援行動すら妨害しかねない様相です。
一般的にはどんなに関係の悪い国が相手であっても、この手の人道支援は別というのが国際政治の常識です。

そうした慣例すら放棄すると言うのは、
日本政府と韓国政府は朝鮮共和国を完全に打倒・転覆すべき対象としか見ていない、
事実上の戦争状態と宣言したに等しい暴挙でしょう。

「北朝鮮は困っている人民を無視して核開発している」という話をする者が
日本にも韓国にもいますが、これは全く逆であり、もし朝鮮が核武装してなければ
日韓は間違いなくこの期に乗じて戦争を仕掛けていたに違いありません。

「北朝鮮水害で困っている自国民を放置している。
こんな政府は武力行使してでも倒すべきだ。人道的介入・保護する責任だ」と。


水害で悲惨な目に遭っている朝鮮人民を口実にして「天佑神助(by吉田茂)」とばかりに
戦争しかねない国が日本と韓国であるというのが今の情勢に他なりません。

「人道支援」などやりたくもないが、「人道的介入戦争」ならやりたくて仕方がないという事です。

その口実を提供しようと躍起になっているのがアジアプレスはじめとする
好戦的な日韓の反北朝鮮勢力である事も明らかでしょう。

さらに言うなら、日本に憲法9条の縛りがなかったら? 
韓国に韓米相互防衛条約の縛り(南が先に戦争仕掛けた場合はアメリカはこれを助けない)がなかったら?

アジアプレスや石丸次郎らが「北朝鮮はこんなに非人道的な政権だ」と煽り、
それを受けて安倍政権や朴政権が「北朝鮮に武力介入する。これは自国民の人権を抑圧する
北朝鮮政権を倒す為の人道的な介入である」という口実で戦争していただろう
という事です。
寒気のする話でしょう。

http://roodevil.blog.shinobi.jp/Date/20160919/
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朴槿恵大統領は先日、このようなコメントを残した。

「人々が洪水や経済的困難に苦しんでいるというにもかかわらず、
 北朝鮮は核兵器やミサイル開発の周りにその活動を集中させ、朝鮮人の平和と未来を脅かし続けている」

(https://jp.sputniknews.com/politics/201610162907719/)


朴槿恵政権は洪水で苦しんでいる人々を救うために
彼らへの支援を全力で妨害している。

これは日本・アメリカ政権もしかりだ。



一方、連日「これぞ人権侵害国家、国民もモラルに欠けている」と言わんばかりに
バッシングされている中国は水害復旧に向けて無償で支援物資を贈与することに決めた。



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中国政府、支援物資の無償贈与を決定/咸鏡北道水害復旧事業 国連機関も緊急協力

咸鏡北道北部地域が大規模な水害を被ったことと関連して、
中国政府が支援物資を無償贈与することを決定した。


9月29日発朝鮮中央通信が伝えた。これに先立って、中国紅十字会と駐朝中国大使館も支援活動を行った。

また、5日発朝鮮中央通信によると、国連人道問題調整事務所と
国連児童基金(UNICEF)も朝鮮に対する緊急協力を行うことを決定した。

http://chosonsinbo.com/jp/2016/10/06riyo-jjj01-3/
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要するに、ここでもまた事実が逆転している。
人権侵害・独裁国家が被災者救援に駆けつけ、民主主義国家は見て見ぬふりだ。

正確に言えば、被災者を救援しようとする自国民の自由意思を権力で叩き潰している。


これは何も北朝鮮の問題に限った話ではない。
例えば、韓国では反政府デモに参加した老人が警察の放水銃に撃たれ、先日死亡した。

沖縄の東村高江では米軍のヘリパッド建設に反対し、座り込み運動を開始した村民に対し、
東京、神奈川、愛知、福岡など全国の機動隊、警察、防衛局職員ら1000人と警察車両が動員、
暴力的に排除、住民たちのテントまで破壊した。現場はまるで戒厳令下のようである。



2011年、米英仏は現地の過激派(メディアでは「民主化勢力」と翻訳されて紹介されている)と結託しながら、
数百万の弾薬をリビアの国土に降らせ、インフラを破壊し、同国の政治的経済的能力を無力化した。

結果、勝利した過激派は自らが派遣を握るため、内戦を開始、
文字通り消滅したこの国はシリア以上の混乱状況に陥っている。


ところが、これを国連の潘基文は「カダフィに苦しめられている民衆を救うための介入だった」として是認。
結果、メディアは言うまでもなく、我が国の学者・ジャーナリストも「アラブの春」としてこの侵略を讃えた。

(なお、ベストセラーを数冊著し、テレビでもニュースバラエティ番組を持つ池上彰氏は
 リビアを「アフリカの北朝鮮」と表現している。北朝鮮=滅ぼしても構わないという認識でもあるのでは?)


一言で言えば、北朝鮮を罵る国家群のほうが凄まじく暴力的である。


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ウィキリークスは民主党のヒラリー・クリントン米大統領候補が
国務長官時代、中国が朝鮮民主主義人民共和国の核プログラムを抑えることができないのならば、
「中国をMDの輪に入れてしまえ」と威嚇していた事実を示す文書を暴露した。



AP通信によれば、
ウィキリークスの公開した書簡にはクリントン氏の非公式的なスピーチの断片も含まれている。

「我々は中国をMDでリング状に囲んでしまおう。このゾーンに米艦隊の船を多く配備しよう。
 それでどうだ、中国よ! 中国があいつら(北朝鮮)をコントロールするのか、
 それとも我々が自分で防衛せざるをえないかだ。」

AP通信は2013年に行なわれたクリントン氏の演説の一部を引用して報じた。

当時クリントン氏は、北朝鮮の弾道ミサイル発射実験が成功した場合、
その脅威は太平洋地域における米国の連合国に対するものにとどまらず、
「ミサイルは本当にハワイ諸島まで、理論上は西海岸まで到達しうる」と語っていた。


2016年9月、クリントン氏は再度中国に対し、
中国政権が北朝鮮に非核化するよう圧力を講じない場合、
MDシステムを極東地域に拡大するとして威嚇している。



先に伝えられたところによると、米国は欧州でミサイル防衛システム発展計画を実現しているが、
同システムがロシアに向けられたものではないという保証を提供していない。
実際のところ同システムはロシアの安全保障に直接的な脅威をもたらしている。

続きを読む: https://jp.sputniknews.com/politics/201610142902431/

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アメリカの会計局は2015年8月の報告の中で、
政府の25年間の核兵器開発計画には2930億ドル以上の費用が見込まれていると発表した。


実際、アメリカ政府は公然と、
自国や同盟国の国家安全保障を理由に核の先制攻撃を行う可能性があると語っている。
(http://parstoday.com/ja/news/world-i17470)



加えて先制攻撃を想定した米韓合同軍事演習と暗殺部隊の養成。
そして経済と外交、災害救助の妨害。

さらに言えば、今月、韓国軍は白翎島と延坪島をはじめとする
ほとんどすべての北朝鮮の領海で同時多発的に侵犯を行っている。こういうのを「挑発」というのではないか?


前述したように、これらの暴力は外だけでなく内側の自国民にも向けられている。
オリンピックの会場をどこにするかのいざこざが連日、執拗に報道される一方で、
東村高江の弾圧は現在進行形の事態にも関わらず、徹底的に無視されているのは良い証左だ。


こういう姿は北朝鮮には何のフィルターもなく伝わっていて、
民主化や人権という言葉を賢しらに叫ぶ侵略主義国を鼻で笑っている。


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共和国外務省のスポークスマンは、
最近、オバマ一味の対朝鮮制裁・圧迫騒動が極に達していることに関連して6日、談話を発表した。

スポークスマンは、オバマ一味が対朝鮮政策の失敗から教訓をくみ取る代わりに、
あえてわれわれの最高の尊厳に言い掛かりをつけてわれわれを軍事的に威嚇、恐喝し、
わが体制の「崩壊」を謀っているということまで隠していないことについて指摘した。


また、主権国家にわれわれとの関係を断絶するか、レベルを低めろと強圧的に押し付けながら、
われわれを孤立、圧殺してみようとやっきになっていると暴露した。


そして、これはわれわれとの政治的・軍事的対決で
連戦連敗した敗北者の断末魔のあがきにすぎないと嘲(ちょう)笑した。


スポークスマンは、主権国家はいかなる場合にも
他国の司法権の対象になりえないという普遍化された国際法的原則も無視して、
自分らに従順でない国々をいびって制裁のこん棒を振り回すオバマ一味こそ、ならず者の集団であると糾弾し、
次のように強調した。

前代未聞の政治的・経済的圧迫と軍事的脅威を加えたあげく、
核惨禍まで浴せかけようと狂奔する白昼強盗の群れから自分を守るために
われわれは核武装を国家路線と定め、核戦力を質量共にしっかりと固めてきたし、
今や高度の核攻撃能力を備えた核強国になった。


われわれの自主権と生存権を否定してわれわれをなくしてしまうために
血に狂って荒っぽく襲い掛かる米国のようなオオカミの群れは
ただ、こん棒の味を見てこそ気を確かに持つようになっている。

http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf#this
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ダメ押しで次の朝鮮中央新聞の論評も紹介する。



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【平壌10月10日発朝鮮中央通信】

オバマの「非核世界」論が、国際社会の嘲(ちょう)笑を買っている。

先日、中国の「環球時報」は米大統領のオバマが2009年の就任以降、
数回にわたって「非核世界」についてけん伝し、ノーベル平和賞も獲得したが、
実際は米国で核兵器を一番少なく削減した大統領だとし、
彼が唱えた「非核世界」は一つの笑いの種であると嘲笑した。

オーストリア紙「スタンダード」も、最近、米国防長官が
「米国の核兵器は米国の安全を保証する礎石となる」と強調した事実に触れ、
ノーベル平和賞まで受賞したオバマの夢は彼の任期が切れるとともに徐々に消えてしまっていると非難した。

これは、米国が唱えてきた「非核世界」構想の欺まん的正体に対する暴露であると同時に、
国際社会の幻滅と嘲笑をそのまま反映している。


「核兵器なき世界」づくりを唱えて登場したオバマ行政府は、
今まで自分らの非核化については一言半句もせず、世界を欺まんする言葉で歳月を送った。


むしろ、米国の核兵器庫を引き続き維持すべきだという内容を
「国防戦略見直し報告書」に明記するようにし、国家安保戦略に従って米国が
依然として「安全で効果的な核抑止力」を維持すべきだと説教してきた。


米国は、2015年―2024年に3480億ドルを支出して
核戦略爆撃機、大陸間弾道ミサイル(ICBM)、原子力潜水艦で構成される
戦略核戦力3本柱(トライアド)を全面的に発展させようとしており、
今後、30年内に核兵器近代化計画に1兆ドルに及ぶ資金を支出しようとしている。

今、米国は核軍備競争にいっそう拍車をかけながら、
これに今後5年間に1080億ドルを投資すると唱えている。

一方、米国は自国の核戦略資産を絶え間なく南朝鮮に投入して
朝鮮半島での核戦争の危険を極度に増大させている。

わが国を核兵器不使用の対象から除いて「核戦力による制圧」を公然と宣布したことにも満足せず、
こんにちの実戦的な「核先制打撃」騒動で第2の広島、長崎の核惨禍を再現しようとしている。

前代未聞の核脅威・恐喝で朝鮮半島で核問題を生じさせ、
核戦争の導火線に火をつけようとする米国こそ、世界最大の核犯罪国、世界の非核化を阻む張本人である。

核兵器を世界支配野望実現の手段としている米国が「非核世界」づくりについて唱えていることこそ、
破廉恥さと二面性の極みである。


任期の最後に至ったオバマが欺まん的な核先制不用政策まで持ち出して自分の罪悪を隠し、
偽りで獲得した「ノーベル平和賞受賞者」としての役割を果たしているかのように茶番劇を演じているが、
誰もそれにだまされない。

オバマの退陣とともに、米国の「核兵器なき世界」づくり構想は一つの笑いの種にのみ歴史に残るであろう。

国際社会は、「核兵器なき世界」に先立って「米国なき世界」をもっと願っている。―――
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これだけアメリカの欺瞞を暴露した文章はないと思うし、これらの記事は日本語で読むことも可能だが、
なぜか日本の知識人は伝えようとしない。さながら、戦時の日本の報道機関のようである。



以上、ざっと連日の衝突を振り返って見たが、最後に一つだけ。
先述したようにアメリカと韓国は北朝鮮と他国との外交を断とうとしているが、
実は北朝鮮と仲の良い国(といっても国際的には承認されていないが)の1つにパレスチナがある。


敵の敵は味方と言えばそれまでだが、イスラエルやアメリカに半世紀以上、
非人道的な仕打ちを受けているパレスチナがなぜ北朝鮮と交流を結ぶのか、その意味を考えてみてほしい。

プミポン国王が逝去したが・・・

2016-10-13 20:56:35 | 国際政治
世界で最も在位の長いタイのプミポン国王が先刻、逝去した。

これに対してNHKは「タイ政治の安定化に決定的な役割を果たしてきた」と伝えたが、
正直、そうでもなかろうと思わざるを得ない。タイ国内での動乱は前から度々ニュースに上がっているが
その責任の一端は国王にもあった。日本では国王は国民に愛されていると説明されるが、
少なくとも数年前に反政府デモを行った人間は、彼の「仲裁」を快く思っていないだろう。


それにしてもイギリスしかり、スペインしかり、タイしかりカンボジアしかり、
どうして日本人というのは君主制に対してここまで弱いのだろう。好意的に反応してしまうのだろう。

他方で、選挙で元首を選んでいるシリアやイランに対しては「独裁国家」とレッテルを貼りたがる。
ウクライナの動乱もしかり。民主主義という言葉を賢しらに振りかざす割には封建制度には弱腰である。


特にイギリス王室はアフガンの侵略作戦と繋がりがあり、王子の一人も戦いに参加しているのに、
日本のメディアはエリザベス女王は「国民に愛されている」才女であるという風に伝えたがる。


さらに言えば、サウジアラビアというテロは支援するわ、イエメンに侵攻するわ、
暴力の限りを尽くしている正真正銘の独裁国家に対しては一言たりとも非難の言葉を浴びせない。


君主制には沈黙どころか崇拝とも言える意思さえ見せる一方で、
仮にも選挙で選ばれた市民政府に対しては「独裁」と憤る。「民主化」せよとけたたましく叫ぶ。


「民主化」とか「人権」という言葉は非常に独善的なもので、
 私たちは、誰が誰に対してその言葉を何のために使うのかを注意深く検討する必要があるのではないだろうか?


・追記

 思えば、ローマ法王しかり、ダライラマしかり、宗教指導者に対しても妙に好意的で、
 どうしてここまで封建制の遺物に対して飼いならされた犬のように平服してしまうのだろう。

 別に日本人のことだけを言っているわけではなく、いわゆる「民主主義国家」に住み、
 このイデオロギーを表面上は信奉し、シリアやイラン、北朝鮮といった欧米列強の敵国に対しては
 烈火のごとく「独裁」からの「解放」を願っている連中が得てして古い権力に弱いのはなぜなのだろう。
 
 私には、彼らが真に「民主化」を志向しているとは到底思えない。
 (まぁ、私はこのような非常に利己的で独善的な構えが近代民主主義の基軸ではないかと考えてはいるが…)

また左派系ブログが閉鎖させられた。

2016-10-02 22:39:07 | 日本政治
アニオタは“なぜ”ネトウヨか?(http://chuuseijap.blog.jp/)

あくまで「休止」となっているが、再開できるのだろうか・・・

このサイトに限らず、中国や北朝鮮を弁護したばっかりに閉鎖させられたサイトは結構ある。

ほとんどの左翼というのは上の国に対しても批判的な態度を取っており、
それゆえに、つまるところは「北朝鮮や中国の脅威はあるが気にするな」というあんまりな態度を取っている。
あるいは「北朝鮮や中国は民衆を抑圧する非道い国だが仲よくしよう」といったところか。

(こういう姿勢では、右翼や大衆から拒絶・否定されても仕方ないだろう)


そういうサイトはどれだけ「反日」的でもまず閉鎖させられることはないが、
中国や北朝鮮に対して理解ある態度を取るサイトは、上のような扱いを受ける。


日本はもう事実上の情報統制が完璧に仕上がっているのではないかと思ってしまう。



私のサイトもひっそりと運営しているから問題なく動いているが、
場合によっては何をされるか知れたものではない。その一方で保守速報をはじめとした
大抵の右翼系まとめサイトは放置されているわけで、何だかインターネットは自由な空間であるようで、
その実、知らないうちに見えない壁が築かれてしまった気がする。


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ネット上のヘイトスピーチ「人種差別」と認定
在特会に77万円の賠償命じる 大阪地裁

インターネット上などのヘイトスピーチで名誉を傷つけられたとして
在日朝鮮人のフリーライター・李信恵さん(45)が「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と
同会の桜井誠元会長に計550万円の損害賠償を求めた裁判の判決が9月27日、大阪地裁であった。


増森珠美裁判長は桜井元会長の一部発言が「社会通念上、許容される限度を超える侮辱行為」であり、
「差別を助長し、増幅させることを意図して行われた」として「人種差別」と認定、
在特会側に77万円の賠償を命じた。


現行法下では、ヘイトスピーチ被害者が不特定多数の場合は、
その個人が特定されない限り、提訴することが難しい。

原告弁護団によると、ヘイトスピーチについて、
個人が在特会を相手に提訴し、差別だと認められたのは初めてのことだという。



桜井元会長は13年1月から7月にかけて、神戸市内の街宣中に李さんを「朝鮮人のババア」と名指ししたほか、
ネット上の動画配信サービス「ニコニコ動画」や短文投稿サイト「ツイッター」などで
「不逞鮮人」などの書き込みを繰り返した。


また李さんの容姿を揶揄する発言も多く、原告側は在特会側の行為が、
人種差別と女性差別の「複合差別」であることを主張していた。


判決では、在特会側の行為が人種差別撤廃条約の趣旨に反する「人種差別」であることが認められたが、
女性差別についての言及はなかった。


チマ・チョゴリ姿で記者会見に臨んだ李さんは
「民族差別だと認められたことはうれしく、すごく価値のある勝利だ。
 これからも小さな勝利を積み重ねて、差別のない社会を作りたい」と喜びを語った。


http://chosonsinbo.com/jp/2016/09/20160929kyr/
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李信恵氏本人は、北朝鮮バッシングに躍起になっているアジアプレスと親しい人物で、
結局、「民族差別は許さん、だが北朝鮮バッシングなら別だ」という立場にいるので、
正直、この人物がどれだけ侮辱されても「そりゃ日常的に朝鮮民族が差別されるネタを
ばら撒いていれば、いつか自分が攻撃されるのは当たり前だろ
」としか言えない。


それはともあれ、一応、ネット上で民族差別をすることはNoだと認定されたのは嬉しいが、
結局、中国や北朝鮮のような日本の仮想敵国に対して理解を示すと、かような目にあってしまうわけで、
「差別が禁じられているようで、全然そんなことはないよな」と思ってしまう。


真の独裁は知識人を主とした民衆の支持があり成立する。

主流の左翼も右翼も、中国や北朝鮮に理解を示すサイトが閉鎖させられている現状に対して
無関心、要するにOKサインを出している現状、いくら日本人の誇りだの平和がどうのと言われても
全く信じることが出来ない。両者の間には些細な路線のズレこそあれど、本質は同じなのではないか?

(つまり、どこまで言っても民主主義文化圏から物事を見つめてはいないかということ。
 民主主義と非民主主義を比較して前者を進歩的とみなして後者を劣等視する姿勢にこそ、
 問題があるのではないか、近年のイスラム過激派が発生した遠因ではないかと私は問いたい。)