ミホんち

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今週の一本

2009-09-17 20:10:00 | 映画・テレビの話
 どこでもサッと食べられるので出張のときはお昼はサンドイッチと決めてある。月曜木曜と同じでは飽きたやろなあ。いや、本人は覚えてないかも。おっちゃん仙台へ。で、今日こそ映画館。よく見たらただ券映画に「コーラス」の先生役が良かったおいちゃんが出てるようなので。

 

 「幸せはシャンソニア劇場から」 仏・独・チェコ 2008年 ★★★と半分

 監督 クリストフ・バラティエ
 主演 ジュラール・ジュニョ

 1936年、パリの下町にあるシャンソニア劇場は、経営不振のため閉鎖となってしまう。30年以上この劇場で幕引きを務めたピゴワルは妻に逃げられ、息子のジョジョとも引き離されてしまう。失職、失意の日々を送るピゴワルだが、芸人仲間達と一緒に、再度営業をしようと劇場占拠に出る。そこに、美しい娘・ドゥースがやって来てコマーシャルガールとして採用される。

 第二次大戦勃発前のパリを舞台に、息が詰まりそうな時代の中でも、音楽や芸に命をかけて、必死に生きようとする芸人たちの姿を描いた音楽劇。ミュージカルではなくて劇中劇の形で物語が進むのでみやすかった。新人女優のノラ・アルネデゼールが伸びやかな歌声を聞かせてくれて気持ちがいい。

 何だか三谷幸喜監督の「ザ・マジックアワー」と同じようなシーンが(特に前半)多かったような気がしたけど。まさかバラティエ監督、見てないよね…。

 シャンソニア劇場を愛する人々の思い、歌姫の恋、20年間ひきこもった男の真実、ビゴワルと息子の親子愛がうま~く交差してほのぼのする。このビゴワルの息子役がいいよー。ヨーロッパの映画は子役、それも男の子の使い方がうまいよねえ。

 人生の道で起きる楽しいことも辛いことも、全部を含めて自分の人生かと改めて思う。ささやかな作品だけど気持ちよく帰路につける小作品。どうぞ。
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