ミホんち

2005年から書いてきた「ミホんち」
gooブログに引っ越してきました。
よろしくどうぞ!

6月のもう一本

2022-06-22 18:10:00 | 映画・テレビの話

 東宝の今月中有効チケットをうふふさんからもう二枚もらっておったので、渋いヤツを見に行ってみました。トップガンは相変わらずの大盛況ですが、こちら公開5日目なのにガラガラです。まあ平日やけどね。84席あるんやけど10人でした。数えたよ。席を選ぶ時に6人目くらいやったんよね。で、ど真ん中の並びを選択。始まったらばオジサンがお一人で真横に。いやいやいや。ガラガラの日なんやから間を開けようよ。いーーーーっぱい空いてるじゃん。暗くなってからオッチャンをつつき一つずれました。

 「峠 最後のサムライ」 2022年 日本 ★★★と半分

 

 監督 小泉堯史
 主演 役所広司

 大政奉還が行われた1867年、260年余り続いた江戸幕府が倒れて諸藩は東軍(旧幕府軍)と西軍(新政府軍)に分裂する。その後、鳥羽・伏見の戦いから戊辰戦争へ続くが、越後長岡藩の家老・河井継之助(役所広司)は東軍と西軍いずれにも属さない独立中立を目指そうとし、和平を願い談判に臨むが…。

 すみません。河井継之助を全く知りませんでした。オッチャンにあっさりと「え?幕末もん見よったら時々出てくるやろ?」と言われてビックリしました。え?そうなん?西の坂本(竜馬)東の河井らしいよ。うふふさんも知りませんでしたから。ほーらねって思ったけど「わたしゃ世界史やった」と強調された。えー。。。私は日本史やったのに。きっとその日はインフルエンザ。

 原作は司馬遼太郎ですが、史実に沿ってますからお話の流れは意外な展開とはなりません。あの時代に大きく世界に目を向けていた継之助の先見の明と無念さが伝わってくる静かな映画です。戦のシーンはあるけども。役所広司はいい役者さんですが、42歳で没ということを考えても松たか子と夫婦はちょっとなあと感じます。内野聖陽・上川隆也あたりで来てほしかった。松たか子と夫婦でオルゴールを聞くシーンは心に沁みました。

 最後の将軍徳川慶喜を東出昌大が演じてましたが、あああの騒ぎの前の撮影やからねえ、と思ってしまいました。2020年に完成してたけどコロナ禍で二年の延期になっていたらしいです。映画館まで出かけて見る方は少ないかなあと思いますが、動画配信が始まったら見とくといい一本です。いやー、私とうふふさん以外、皆さんご存知やったらどうしよう河井継之助。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Uネクストで一本

2022-06-10 17:50:00 | 映画・テレビの話
 ネットフリックスを抜けましてUネクストに加入しました。一か月2189円ですが、アカウント4つまで同時に視聴でき料金のうち1200ポイントを使って最新作の映画を見ることが可能です。見放題作品の方が多くて220000本あるらしい。そら死ぬまでに無理やな。

 見損ねていた「ドライブマイカー」があったので399ポイントを使ってみることに。48時間以内ならアカウント4つは全員見ることが可能です。おっちゃんとはすり合わせましたが上娘は半分見たとこで切れてしまいモヤモヤ中。

 もしも今後、本作品をご覧になる予定の方は以下は読まずにUターンしてね。

 

 「ドライブマイカー」 2021年 日本 ★★と半分

 監督 濱口竜介
 主演 西島秀俊

 舞台俳優であり演出家の家福(西島秀俊)は妻と穏やかに暮らしていたが、妻は秘密を残したまま、突然に亡くなってしまう。

 妻を失ってから2年、広島国際演劇祭に演出家として呼ばれた家福は、演劇祭のスタッフから、「専属ドライバーを付けた」と告げられ、紹介されたのは寡黙な若い女性みさき(三浦透子)。家福の過去とみさきの過去が車の中で交差し始める。また演劇祭のオーディションにかつて音に紹介された高槻(岡田将生)が現れて家福が心の奥に押し込めていた思いが蓋を開く。

 ごめんけど、どうしてこれがカンヌ国際映画祭で絶賛されアカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされたのか全く分からない。のっけから唐突に始まるR15指定さもありなんシーン。えー、なんだこりゃだ。ああ原作は村上春樹やったよね。私が村上作品を理解できないのはこれよ。突然にスタートするR15シーン。心の機微とかあるやろそこー。ああ、村上作品が好きな方は好きになれる映画かもしれん。

 夫婦で寝物語で話したことを作品として作り上げていくんだけど「そうしてね彼女は前世ヤツメウナギだったのね」とかいう禅問答のような会話、はい?才能あふれるいい女はこういう話をし浮気もするんか。耐えられないような過去があったにしてもさ。

 ロケ地広島の映像はきれいです。そして西島秀俊の淡々とした演技はピッタリですが、浮気されたら怒らんね、夫婦は生きとる間に言いたいこと言うとかにゃね、とか思う本作でした。

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよの一本

2022-06-03 17:31:00 | 映画・テレビの話
 車で5分のところにできたショッピングモールに東宝がオープンです。うふふさんがチケットくれたので、こりゃもう行くしかないでしょ。トムちゃまですよトムちゃま。映画館まで出向くのは何と2020年の「パラサイト」以来。コロナのこともあって二の足踏んでました。

 新しいだけでも気持ちいいのに座席が通常の1.3倍幅があるらしくて肘掛両方で嬉しい。全部で9スクリーン。轟音シアターってのがあって音と体感ブルブルがより響くようです。映画見ながらアトラクション気分かな。でもそれじゃなくても十分に響くよ。

 

 「トップガン マーヴェリック」 2022年 米国 ★★★★
 
 監督 ジョセフ・コインスキー
 主演 トム・クルーズ

 マーヴェリックは退官も近くなったような年齢であるが、いまだ大佐であり、テストパイロットとして戦闘機に乗り込み現場で無茶苦茶をしては戦闘機を下ろされそうになっている。そのマーヴェリックを助けるべく、かつての盟友アイスマンが、若きトップガン達の訓練教官として迎える。

 最初の最初kawasakiのバイクで爆走するトムちゃまを見たところから魂をもっていかれてしまいますよ。ああ、カッコイイってこの人のためにある言葉やん。お話はね、もうアメリカが行くぜ正しいぜ強いぜ、なんだけどそんなこたあどうでもいいの。このド派手アクション満載の臨場感に動悸がする。パイロットの息遣いまで伝わってきます。そりゃないじゃろうがいっぱいやけど、それをねじ伏せ面白い。

 某ならず者国家のウラン精製工場破壊作戦という任務なんだけど、誰もがああ…あのお国のあれの事だよねと思うわけですが。いいとかいな。ま、国際法違反とか領空侵犯とか心配する場所とは違った場所で展開されていくので、ここはどっぷり浸かりましょう。

 86年の前作を見ていなくても分かりやすいけど、見ておくと相棒の息子との確執とかビーチでフットボールに興じるシーンとかちょい恋模様とかのシーンが響きます。私は先月のうちにおさらいしておきました。もう忘れてるとこも多かった。メグ・ライアンが出てんじゃんとか再発見。

 これはもう劇場で見るべき一本ですよ。怒涛の2時間11分はあっという間です。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする