
コタツの上に税関申告書と査証免除の紙が放ってある↑ので、書いておかにゃ。来週のおっちゃん出張分だけど。この書類を見るたびに思い出すことがある。2001年の家族四人でのアイダホ行きの話だ。
上娘大学三年(前期試験のため一ヶ月で帰国)、下娘高校三年(出席日数の確保のため二ヶ月で帰国)という娘達も一緒であった。
たいていは、航空券を購入した旅行社などでついでにくれる書類だが、なぜだかこのときはナシ。飛行場のカウンターにも置いてなく、間の悪いことに飛行機の中でも足らないので到着してからもらってね、と言われる。
さあ、着いたぞ。ロサンゼルス。だが、あと二回の乗換えが待っている。おまけに時間は切迫。おっちゃんの
「走るで」
の号令のもと、異国の地に降り立った感動を味わう間もなく爆走する親子四人。入国審査の窓口はまだすいているぞ。通り道に用紙がおいてあるのを見つけ家族分ゲット。再びおっちゃんの号令。
「立ったまま書き」
おお、間もなくうちの番だわ。下娘がつぶやく。
「ねーねー、読めんっちゃけど…」
はーあ、あんた曲がりなりにも高校三年やろ!こんなん読めんでどうすっと!上娘が覗いて
「これ、フランス語みたいやん」
・・・・・・
「あ、あんたフランス人です。言うとき!」
ほとんど眠れなかった機内であったため、もう言うこともメチャクチャである。
「配置はどれも一緒や!お姉ちゃんの見て書き!」
「ひ~」
と半泣きで記入する下娘を尻目に順番が。
「Hi!」
とすでに開始した審査の間中も、書き込む下娘。三人で口角上げて微笑もうね、などと言っていたのが昔のようだ。半べそながら通過できた。良かった。この先はまだ遠いのに、すでにエネルギーを使い果たした気がする私達であった。





