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ミホんち

2005年から書いてきた「ミホんち」
gooブログに引っ越してきました。
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オッチャンお話をする

2024-10-22 10:22:38 | おでかけ話
 週末はCKD看護研究学会の集まりで「一人一人の患者(さん)のその人らしさに寄り添う」という会場に座っておりました。CKD何たるや?とお思いでしょうがCKDとはchronic kidney disease;慢性腎臓病のことであります。CKDに携わる看護師さん達の集まりなんですが、そこで喋れって厳命ですよ。日頃お世話になってるN島さんの命令は断われない。と、ここまで昨年9月のミホんちをコピペしました。違うのは私やなくてオッチャンが指名されたことです。ミホんち大放出。

 昨年は緊張もしながら会場に向かいましたが、今回話すのはオッチャンと思えば、気楽なことこの上なし。フンフ〜ン。おまけに地下鉄の駅で東区っ子さんにバッタリ会い束の間お喋り。ビックリだわ。「彼女〜お茶しない?」って後ろから近づいてみました。

 この40年を振り返って、医療側に「自分らしさ」を支援してもらえたこと、もらえなかったことを話すよう言われたけど、もらえなかったことやら、そもそも看護師さんを前に話せなくね?しかも座長は40年前にめっちゃお世話になったYちゃんだよ。いや、でも本当に支援されて助けられて現在があるので、N病院やらF病院には足を向けて寝られないんです。その感謝の気持ちを届けられる機会は大切にしたい。
  

再びの一本

2024-10-15 10:44:16 | 映画・テレビの話
 8月、たった1館からスタートしたインディーズ映画が面白くジワジワと上映館が拡がりつつあるとネットで発見。福岡ではどこかいな?と探したらば2館で一つは近所やん!こりゃ行かなと思うてる間に上映が17:40からの一回になってしもーて。ちょっと面倒やなとションボリな私に朗報よ。も一つ近所で1 1日から始まるやありませんかっ!行くっ!初日に行くっ!似たような年齢層の夫婦ばかり15組くらいでした。

 「侍タイムスリッパー」 ★★★★ 日本 2023年
  監督 安田淳一
 主演 山口馬木也

 
 時は幕末、会津藩士・高坂新左衛門は長州藩士と刃を交えた時に落雷により気を失う。眼を覚ました場所は現代の時代劇撮影所。江戸幕府が140年前に滅んだと知り茫然と立ち尽くし死を覚悟するが、騒ぎを起こしつつも心優しい回りの人々に助けられ「我が身を立てられるのはこれのみ」と、剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩く。

 つい最近までテレビのチャンネルを回せば昼夜限らず時代劇がどこかで流れてたと思う。誰でも咄嗟に番組の一つや二つは答えられちゃうよね。暴れん坊将軍とか桃太郎侍とか鬼平犯科帳とか大岡越前とかさ。私は必殺仕事人の中村主水ファンですが。いや、東山君ではいかんのよ。それが今は本当に減ってしもーて。

 こりゃいかん!という熱い思い満載の本作であります。タイムスリップ、そりゃないやろと思うけど、そこはサクサク乗り越えてしまい、新左衛門も受け入れちゃうのよ。その新左衛門の、ソレガシはこれにて生きていくでござる、という決意を一緒に応援したくなります。そうよ。今も昔もみんな、これにて生きていかないかん。今年度の日本アカデミー賞は作品・監督・主演はこちらにて決めていただきたい。

 動画配信を待ってもいいけど、最後の立ち回りシーンの静寂と緊張感はぜひぜひで映画館で!そして、やや耳の怪しくなってきた我々には時代劇がありがたいです。最近のドラマの兄さんのセリフは(姉さんは声が高い分聞きとれる)よう聞こえん時ありますからね。

先週の一本

2024-10-08 10:59:48 | 映画・テレビの話
 unextに加入しとるんですが、新作話題作もまあまあ早く見ることができます。んで、新しいのはポイントを使う(月に1200ポイントがつく)か購入するかで見られます。話題の「オッペンハイマー」が登場したけど2750ポイントも必要やったんですねー。高っ、と思って一ヶ月待ってたら399ポイントに下がりました。ポチッ。3時間の映画。長い…。私は1.4倍速で見るという映画ファンにあるまじき態度で見ました。標準で見たオッチャンも上娘達も尊敬する。

 「オッペンハイマー」  ★★★ 米国 2023年
 監督 クリストファー・ノーラン
 主演 キリアン・マーフィー

 

 第2次大戦中、新進気鋭の物理学者オッペンハイマーは、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、開発プロジェクトの委員長に任命される。実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが広島長崎へと投下され、恐るべき大量破壊兵器であることに衝撃を受けたオッペンハイマーは、水素爆弾の開発に反対するようになり、疎まれていく。オッペンハイマーの栄光からの挫折し苦悩する物語である。

 ノーラン監督のインタビュー番組も見た。オッペンハイマーが目にしたことだけを映画にした、と語っていた。そうか、オッペンハイマーはつまりはノーラン監督なんだな。ノーランが見たかったものをオッペンハイマーは見て考えたんだな。だからその視点から見ないと作品は動き出さないと思うけど、無理。どうしても広島人の目線で見るので受け入れられん。

 多くの米国人が持っているであろう「原爆投下により戦争終結が早まり多くの米国人日本人の命が救われた」というストーリーから前に進む事はできなかった。ああ、まだまだここまでなんやな感。それでも一歩は進んだと思わなくてはならないのだろうか。

 山場は広島に原爆が投下される3週間前(たった)に行われた核実験[トリニティ]を総力あげて成功に導く過程である。ここへの高揚感や葛藤はキリアン・マーフィーすごい上手いです。やから私の中では主演男優賞だけど、作品賞はどうだろか作。

 マット・デイモンとかロバート・ダウニー・Jrとかラミ・マレックとか惜しげもなく登場してきておおっ!でした。長いので、お時間ある方とアカデミー賞は見ておこう派の方どうぞ。
 

方舟を燃やす

2024-10-01 11:02:57 | 本の話
 10月になってしまいました。忙しかったのは歯医者さん行ったり、タブレットの交換に行ったり、イヤホンをワイヤレスに替えたり(オッチャンが使うと補聴器に見えて仕方ありません。いや、お前もなって話ですが)ウロウロしてたからです。そして本を一冊読んでたの。図書館に行った翌日に予約の本が来たから取りに来いってメールが届く。一週間しか取り置きないし、4月に予約してやっとゲット。流したらまた20人待ちになるので、即行きましたよ。

 「方舟を燃やす」 角田光代

 口さけ女はいなかった。ノストラダムスの大予言は外れた。噂は噂で終わった。一方で想像だにしなかったような大災害が町を破壊し、疫病の大流行に世界中が右往左往し、今も戦争が起き続けている。

 そんな中を生きる1967年生まれの飛馬と1951年生まれの不三子。何の縁もなかったはずの二人の人生が2016年に繋がり始めた。不三子はクソがつくほど、真面目である。子ども達の健康と幸せを突き詰め過ぎ、ワクチン接種は一切受けず病的なまでの食事を作り続ける。飛馬は中国地方の田舎町から進学のために東京に出てきて、やがて区役所勤めとなるが小学生の時に自死した母への思いにとらわれ続けている。

 何が起きるかわからない今日を生きるために何かを信じたい、と熱望する飛馬と不三子の姿は常に何かの情報を仕入れて自分を納得させようとしている自分自身に重なる。二人の昭和平成令和とコロナ禍が描きあげられていく。それは私の私達の昭和から現在の足跡だ。

 図書館に行く方はぜひ予約して。買っても損はありませんよ。