「早朝5時34分に宇宙ステーションが見えるってよ」と、ぐうたらさんからメールが来てたので弁当作りの手を休め外に出てみる。おっちゃんもパジャマのままでついてきた。北から東とのことで、並んで暗い空を眺めるが見えるのは星ばかり。暗くて見えんかったんやろうと諦める。が、5時45分の間違い(ラジオの)やったそうな。ひゃ!でも「あ、あれじゃない?」やら適当言わんで良かった。
イーストウッド様の「インビクタス」も見たいし、枯れた暮らしに潤いをいただくべく「バレンタインデイ」も見たかったけど、見損ねとった「キャピタリズム」が大野城で上映中を見つけて駆けつける。
「キャピタリズム~マネーは踊る」 米国 2009年
★★★と半分
監督・出演 マイケル・ムーア
住宅ローン延滞のために自宅を差し押さえられ、立ち退きを迫られている家族がアメリカ各地で続出している。ムーア監督は、例によって熱く突撃を開始するのだった。住宅を担保に融資し、さらに再融資して利殖できるようにし、返済できなければ家を差し押さえるというサブプライムローンを、住宅ローン最大手のカントリーワイドは一般庶民に売りまくった。その結果、住宅ローンは焦げ付き、2008年9月15日、リーマン・ブラザーズが破綻する。株価は大暴落し、税金7千億ドルを不良債権の買い取りのために投入する救済法案が可決される。ムーアは議会監視員会の会長に7千億ドルの行方を聞くが、会長は分からないと答える。また、元ゴールドマン・サックス会長のポールソン財務長官に電話をすると、名乗った途端に切られてしまう。そこでムーアは大型トラックに乗り、国民の金を返してくれとウォール街に向かって行く。
いつものように多くの人に話を聞くわけだけど、教会の牧師さんや司祭さんへのものが興味深かった。むろん、答えを想定して聞くんやろけど、三人が三人とも「資本主義はキリストの教えに反している」というのだった。そして、何回か「ヨーロッパや日本では国民皆保険や労働者の団結権が守られており見習うべきだ」という文言が出てくるが、それが崩れつつあることは日本国民には周知の事実である。
1%の富裕層が底辺の95%より多い富を持ち独占的に利益を得ているとされるアメリカ。そして、そのことに怒った国民がオバマを支持しオバマ政権が誕生したという。そして、富を持ち過ぎた者への批判の矛先をどこにするかと探していたところへ、待ってましたのトヨタ騒ぎ。ではなかろうかと勘ぐってしまうこの動き。
あまりに大きな問題で、相手側ではインタビューに答えてくれる人も少なく、いつものキレが不完全燃焼な感じ。前作「シッコ」の方が論点がはっきりしていて面白かった。しかし、このアメリカの様子がアメリカでのできごとではなく、日本も飲み込まれつつあることへの不安感。自民から民主へ変わったって、総理は1パーセント側の人だしなあ。
福岡市ではもう上映なしです。大野城か北九州でどうぞ。