
日曜美術館の特集を見て以来、機会があったらぜひ見たいもんだと願ってた石田徹也作品。先週、何気なくめくってた新聞に福岡にやって来るって書いてあるじゃないっすか!嬉しくて切りぬいて冷蔵庫に貼る。見つけて良かった~♪
連休やし雨なので屋内狙いで人が詰めかけるんじゃないかと開場の10時きっかりに着いたら私らだけ。おかげで、20点の作品をじっくりゆっくり堪能させてもらいましたよ。いやー引き込まれます。
石田は静岡生まれで武蔵野美大を卒業後したけれど2005年に31歳の若さで早世する。10年しか制作の時間はなかったのに200点もの作品を描ききっている。生前の評価はそれほどには高くなく、石田は工事現場のアルバイトと制作の両方に打ち込み、肝臓を壊して入院生活を余儀なくされた。
上の写真は石田の代表作である「飛べなくなった人」であるが、奥が深いわ。飛べない人じゃなくて、飛べなくなった人、なんよね。もっと昔は飛べてたんよ。いや、飛べるかもしれないと思えてたんよ。だけど、今やいろんなものにがんじがらめ。飛べなくなりました。
このように石田作品は管理された現代社会を生きる人々の不安感や辛さやしんどさを、滑稽に、痛烈に、描いてみせる。便器にひざを抱えて座る男や、ファストフード店で燃料補給されるサラリーマン、顕微鏡に変身した高校生。その奇想天外な発想を笑ってしまうだけの能天気な人間はたぶんいないだろう。ああ、これは私たちだよねと気づく。
テレビで見た時はまったく分からなかったけど、絵は思ったよりも大きい。思ったよりも、もっと切ない。これが生の迫力よねと思う。これで400円(しかも会期中再入場可能)はお得!5月27日まで天神イムズ8階で開催中。どんたくついでにぜひどうぞ。ほんとにお薦め!
どっかの放送局が取材してるなあ、と思ってたらばNHK福岡ニュースで流れたげな。私はお風呂に入っとったんやけどね。後姿の中年夫婦がしっかりと映ってたって。向こうも本当は若者が絵に見入ってる場面を撮りたかったやろねー。


福岡の19時はまだまだ明るい
本日、瓦ソバ
ルンバですよルンバ