さて朝から一人だけで貸し切り状態温泉も入ったし純和食の朝ごはん美味しいしご機嫌。ホテルから車で30分の祐徳稲荷神社へ向かう。あれだね、カーナビって本当に便利ね。昔は地図をコピーして目的地に〇をつけ、道順に赤線引いてにらっめこで出かけたもんやけど。道一本間違うともうパニック。下向きっぱなで気持ち悪くなってくる。今や指一本でピピピ。「案内を開始します」というお姉さんに丸投げ。
祐徳稲荷は日本三大稲荷の一つらしいです。(あとは伏見稲荷と笠間稲荷←茨城)なかなかに彩色鮮やかな姿は迫力ありよ。九州の日光と称されとるそうな。ほほう。いや日光東照宮に行ったことないけど。奥の院まで登る自信はなかったので本殿まででお参りを。家族の健康と疫病退散以外に祈るべきがあるとは思えない。久しぶりで長い階段上ったら二日経ってもふくらはぎ痛いっす。
花とオジ(イ)サン
観光客もボチボチです。門前の土産物横丁は閑散としており、羊羹(小城)とお茶(嬉野)ばかりが目立ちます。こりゃ、少し改革が必要ね。スターバックスは来ないかしらんが、お洒落なカフェでも置いてさ。佐賀の七賢人パフェはどうか。重信抹茶味とか新平マロン風味。刀剣女子とか歴史女子に訴える。佐賀って遠慮しいで前にグイグイ出ていかん気がする。もっと押しちゃえ。
さあもう一か所くらいどこか、とガイドブックで探したところ有明海寄りに30分くらいのとこに肥前浜宿というとこを見つけて出向いてみる。旧長崎街道の宿場町だったようです。酒造りが盛んで3月には蔵開きイベントも催される様子。九州と言えば焼酎だけど、佐賀は唯一日本酒製造の方が上回ってるそうな。静かな街並みです。ほんっと静か。ポツポツと酒造店があるんですが<御用の方は〇〇まで声をかけてください>の張り紙ばかり。うーん。観光でうって出る気合は薄いんかな。お醤油一本買いました。
昭和52年に肥前浜宿と命名して活動してきたというおじいさんに道端でつかまり、延々と当時の苦労話に相槌を。いや、それもっと長いですか?次の予定が。。。って言おうと思ったとこに近所のおばあさんが出てきなさって話が中断しホっとしながらお礼を言って退散。ここでもやはり押しの弱さを感じるわ。昔のものばっかじゃ無理よ。やっぱカフェ作ろうよ。名物コロッケ売り出そうよ。酒のアテとかさ。
さてこれから go toキャンペーンに参加する方にアドバイスですが、ついてくる地域共通クーポン券っていうのは使えるとこで早めに使ってしまった方がいいです。あとでお土産屋さんで使おうとか言ってたらお店では紙クーポンしか使えないとかアクセスしてもその先がうまくいかない、とかあるようです。お店で使えず空港のコンビニで珍しくないものを買ってしまったっての読んだよ。私はホテルでサササと使い、分からんとこはフロントのお姉さんに見てもらいました。
いつもなら絶対に買わないであろう首マッサージ機なんか買ってしまいました。こういう不要不急の買い物が景気の底上げすんだよな。
仕事漬けの生き方を少し反省し(おっちゃんが)またお出かけしようと決意した(ワタクシが)秋の小さな旅でした。