ミホんち

2005年から書いてきた「ミホんち」
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正倉院宝物展

2021-05-24 10:29:00 | おでかけ話
  五月半ば早々に梅雨入りしてしまい、薫風香る季節はすっ飛ばしとなってしまいましたね。雨降りが長くなると気分が沈むし、かといって一か月ほどで梅雨明けとなり酷暑が延々と続くっていうのも辛いわ。

 三度の緊急事態宣言@福岡でございます。暮らしには特に変化がありません。スーパー・病院・美容院以外はかごの鳥。という中、大宰府の博物館で正倉院宝物展を開催中と聞き出かけてみました。まずはネットで入室時間の予約から。スイスイ。いつもなら30分から一時間はかかる太宰府までが一般道で17分。

  

 ガラガラです。手指消毒・検温・連絡先記入してから入れます。記入時の鉛筆は使用・未使用に分かれてておっちゃんは使用済み鉛筆を数えました。17本。少ない。。。

 さて正倉院宝物と書きましたが、毎年恒例で奈良国立博物館で催される大混雑の人気展覧会を思い浮かべる方も多かろうと思いますが、これはね~再現模造にみる天平の技~展であります。そう、いわゆるレプリカ。いつかは朽ちてゆく名品を熟練の技と研究成果によって再現して後世に残していこうという明治時代に始まった活動により作られてきた作品群です。

 楽器に始まり調度品、仏具、織物、刀など120点あまりが並んでおります。8年がかりで完成した五弦の琵琶とかすっごいわ。螺鈿細工のそりゃもう緻密で美しいことが。天女舞い降りるかと錯覚。ほんと名工の情熱の結晶と思われるんです。ほんときれいなんです。でもレプリカなんだよね。ほんまもんと並べて違いが私に分かるんかといわれたら自信ないけどさ。それでもやはり1500年からの時間を飛び越してくる重さってあると思うんだよね。

 皆さん黙って鑑賞中やし入場者少ないしお勧めですが、1600円はちょっと高いかなあと思いながら17分で帰宅しカップラーメンでお昼にしました。マスクは一度も外してませんよ。
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誕生日と母の日

2021-05-10 18:16:00 | 日々のいろいろ
 土曜日はおっちゃん68歳の誕生日でございますよ。見事におじいさんですが、妻からはシャツを一枚ユニクロだけど。孫からのカードや娘たちからワインも届き祝福の一日。年が増えるのは遠慮したいんだけど、誰かがお祝いしてくれるのは、いくつになっても嬉しいよね。5年ぶりでケーキも焼いてみました。福岡は12日から再びの緊急事態宣言入りですが、家の中は平和です。
  ガトーショコラね

 
  母の日も通常営業で過ぎました。


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G・Wの一本

2021-05-05 17:47:00 | 映画・テレビの話
 福岡の街もコロナ感染者が300とか400とかになってしまって怖いことです。東京や大阪の数字に驚きますが、人口比からして福岡まずいやろ。今、国から出た緊急事態宣言地域なのか県独自のまん延防止等重点措置が出てる段階なのかもう分かりません。まあ、連休も関係なくじっとしとったミホんちは自粛のお手本です。

 昨年はとうとう「パラサイト」しか映画館に足を運びませんでした。映画へのアンテナも気持ちも低くなってます。そんな中、一つ見たいと思ったのも出かけ損ねてたんやけど、先日wowowで放映されワクワク。連休一番の楽しい時間。


 

 「ブリット=マリーの幸せな独り立ち」2019年 スウェーデン ★★★★ 

 監督 ツヴァ・ノヴォトニー
 主演 ペルニラ・アウグスト

 スウェーデンに住む63歳のブリット・マリーは結婚して40年になる専業主婦。家事を完璧にこなすだけの毎日で、いつしか笑顔を忘れていた。ある日、心臓発作で倒れた夫の入院先で愛人と鉢合わせをする。耐えられなくなったブリットはスーツケース一つを提げて家を飛び出す。やっとのことで見つけた仕事は、小さな町の荒れ果てたユースセンターの管理人だった。しかも子供たちの弱小サッカーチームのコーチまで任されることに。

 むろんブリットにサッカー経験はなし。夫がサッカー観戦しているのを苦々しく横目で見ていただけである。だが63歳、この仕事を引き受けなくては後がない。やんちゃな子どもたちになめられながら必死にくらいついていく。その姿に町の人々も支えてくれるようになるが。。。

 63歳でまずはズキュンとやられる。結婚して40年にドキン。私のことやん。ブリットったら、額にシワ寄せて家事をめっちゃ完璧にこなすんよ。数分の遅れも数センチのズレも許さないほどに。ここ笑えるんやけど少し反省もする。私もたまにこんなになってると思う。できるだけ機嫌よくと思うけど、時間が押したり作業がたまったり家事に飽きたりすると笑いを忘れる。

 こうして尽くした夫に裏切られて家を出るわけですが。いや、愛人の存在には気づいてたはず。洗濯のシーンでそう判断したんやけどね。だから青天の霹靂ってわけじゃなくて薄々には感じていた愛人と対面してしまったショックと、それは嫌なことなのだと夫に向かってちゃんと怒らなかった自分の身の置き場がなかったんやと思う。

 さあ、63歳のブリットは新しい一歩を踏み出すことができるのでしょうか。自分自身の夢を誰かのために諦めた、と思い続ける人生のやり直しが組み立てられるのでしょうか。

 若い方にはピンと来ないかも。でも私世代には、あるあるあると頷いてもらえそう。そこの貴方、尽くしてもらえることにあぐらをかいてはいけませんよ。感謝の言葉や態度をけちっていたら、ある日貴方のブリットは旅立ってしまいます。いくつだって人生、仕切りなおせるんですから。 
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