ぶり返した暑さは、なんだかいっそうこたえるような気がします。朝は涼しいけどねえ。日の出も遅くなってきました。5時20分はちょっと暗いよ。
*** 今週の一押し ***
表紙、高島野十郎でした
「長きこの夜」 佐江 衆一
15年位前に「黄落」が話題になったので読まれた方も多いと思います。ドラマにもなってたしね。高齢になった両親の介護をする60代の夫婦の話でした。その壮絶な内容は自身の介護体験から書かれたと知り、深く考え込んでしまったものです。本作も父との思い出や介護を描いた作品を含む短編集。
健康で長生きは多くの人の望みであり、願いであるが、なかなかそうもいかないことも多い。いくつまで生きたいかと問われたら平均寿命まではなんとか…というあたりが答えになることだろう。長生きはしたいものの、子供よりも長生きしてもなあ。自分が頑張ってもどうしようもないことには責任は持てないのでどうなることやら。
老いの悲しみとか、それを見守る子供の葛藤とかも読み応えがあるけれど、その深刻さの横からフワッと立ち上るおかしさに救われながら読んでしまう。あと20年30年先、どうなってんのかなあ。
*** 他には ***
「カソウスキの行方」 津村 記久子
読みすすめてますよー。津村作品。人の心の動きの表現がたまらなくうまいんです。でも、それをどう書けば伝わるんやろか。読んでみてね、としか言えない。
「蝶か蛾か」 大道 珠貴
新しい路線を開拓した作品だろうか。字が大きいのですぐに読み終えるけど、何が言いたかったのか分からず。
「妻はなぜ夫に満足しないのか」 安岡 博之
なんかすごい題名でしょ。ギクッというとこ狙いかしらね。筆者は医師。・女性には態度より言葉が大切 ・本心を言わない妻と察しの悪い夫 などという見出しが続く。いやー、もう男女の違いってことでくくるのはやめませんか。
「たっぷり野菜おかず」 奥薗 壽子
野菜だけで調理する料理本は少ないけど、割と載ってたのでいくつかメモ。ご飯の持ちネタを一つでも増やせればラッキー。メモメモ。