今日も雨ザブザブ。こんなに降ったら区役所は人も少なかろうと思ったのが甘かった。番号札とって並ぶほどの賑わいだ。おまけにお年寄りが多いせいか、一人一人お話長いぞー。ああ、明日から10月やけん、何かと手続き事項が変わる日やったんかもしれん。
用事が終わったら、そのまま3越デパートの靴バーゲンに行こうと思ってたんやけど土砂降りになってきたので気分は 帰宅。買い物に雨は関係ないけどねー、何か傘を持って歩き回るの嫌いなんよね。
録画しといたドラマを3本(CSI・7、コールドケース・4、恋するブライアン)見て、あとはひたすら読書。何て地味ィ。でも、お出かけも好きだけど、おこもりも大好き。頭の隅で次の行動を考えずに本に没頭できるのは幸せな時間。
*** 今週の一押し *** 一作限定
「いっぺんさん」 朱川湊人
2005年の直木賞受賞者だったみたいやけど、作品は初めて。何でもノスタルジックホラーという新分野を開拓した第一人者らしい。なるほど、そこに広がるのは昭和30年前後、そこに漂う妖しきものの気配。表題作を含む八話。
少年時代の私と友人しーちゃんが探し出したいっぺんさんの祠。そこで心から願ったお願い事は叶うのだろうか。ホワホワと優しく悲しい話で(あ、この作者好きになるかも)と思った。
それも束の間、他の七作品は好きになれなかったのでもう読まんかも。いや、子供が辛い立場におかれる名作(フランダースの犬を筆頭に)は多いのだけれど、気持ち悪い形で辛いことに巻き込まれる話はどうも…なあ…。
他には
「サポートさん」 日向蓬
新聞の書評で読んでおもしろそうやったけど、そうでもなかったなあ。どこにでもいる普通の人たちの話なんだけど、普通のまま通り過ぎてしまって心に残らず。小説家なら、ちょいとひねっておくれ。
「ホームタウン」 小路幸也
読んだ事ない作者つながりで選んでみた。広告会社のライター、プランナー出身だからか、文章が短いので、漫画か雑誌の文章を読むような気がする。本を読んだという満足感はなし。
「おいしいコーヒー豆を買う本」
コーヒーってお値段なりの味なんだろうか。うちで飲んでるヤツの倍から5倍くらいの値段のコーヒーなんですけど。わりと近所のお店も一軒載ってたので一度行ってみてもいいかも。が、生協コーヒーで十分美味しいよね、と言ってそう。
「砂漠の船」 篠田節子
14ページまで読んでから、既読の本だったことに気付く。以前なら最初の一行で気付いてたのに。早めに思い出せて良かった。ほとんど読んでアラと思うのは悲しいよね。ついでなら、まったく最後まで気付かず再び感動できるようになりたい。