ミホんち

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アカデミー賞前に一本

2023-03-08 10:09:48 | 映画・テレビの話
 ひな祭りをちらし寿司(永谷園)とひなあられ(亀田製菓)でチャチャと済ませた頃合いで春本番の気候がやってきて、ダウンジャケットの洗濯に余念ありません。

 さてアカデミー賞授賞式が来週に迫っておりますが、そこに今年の最多ノミネート作品として「エブリシング・エブリウエア・オール・アット・ワンス」(通称・以下エブエブ)が登場いたしました。wowowの映画情報番組で去年からやたら目にしており、なんだーこのふざけた映像…と思ってたんですが、こりゃちょいと見てみるかいと腰をあげました。

 

 「エブリシング・エブリウエア・オール・アット・ワンス」 ★★★と半分

 監督 ダニエル・クワン  ダニエル・シャイナート
 主演 ミシュエル・ヨー

 経営するコインランドリーは苦しい営業が続き税務署にも叱られ、認知症気味で頑固な父親と、いつまでも反抗期真っ只中の娘、頼りにならない夫に囲まれ、頭の痛い日々を送るエヴリン(ミシュエル・ヨー)。そんな彼女の前に、突如として「別の宇宙(ユニバース)から来た」という夫のウェイモンド(キー・ホイ・クアン)が現れる。混乱するエヴリンに「全宇宙を救えるのは君だけだ」と驚きの使命を背負わせるウェイモンド。エヴリンはワケも分からずマルチバース(並行世界)に引き込まれ、まさかの救世主として覚醒していく。

 という全くわけの分からない大展開で予想も常識も通用しません。あ、もう考えちゃダメです。このエブエブ世界には入ってしまうことに集中してください。入れないと苦痛な2時間20分よ。おっちゃんは苦手だったらしいので、もうおいてきぼりで楽しみました。主演のミシュエル・ヨー60歳は素敵。ボンドガールだった時を思い起こしたり、ジャッキー・チエンとプロジェクトSでアクションやってたりを思い出す。そうそう、エブエブは最初ジャッキー・チエンで配役を考えてたけど大幅に脚本をミシュエル仕様で変更したそうだ。

 小さい頃に考えたことはないですか?私はここにいるんだけど、違うとこにいる私はお姫様かもしれない、とか森の中でターザンと暮らしてるのかもしれない、とか。そして気づく。ここにいる私だけが私なんだなってこと。私を作ってるのは私が選んできたことでできてるんだな、ってこと。そんなたいそうなことじゃなくても人間は毎日が選択の連続。もう10分寝たいけど起きようかどうしようか、朝はご飯かパンか、長袖にするか半袖でいいか…もう日々が選択でスタートし選択で終わるよ。それで今現在65歳1か月と2週間の私の出来上がり。あちらの世界のお姫様のはずの私、私はこっちで悪戦苦闘ながらも頑張っております。

 アカデミー賞大本命との呼び声高い本作でございます。面白い!でもやっぱり「トップガン・マーヴェリック」にとって欲しいと願っております。来週の月曜までに予想しまーす。いまだに主要6部門を全部当てる目標が達成できてません。
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