山 寺 (立石寺) その1
平成27年8月6日 10:00~
「山形領に立石寺と云山寺あり。
慈覚大師の開基にして、殊清閑の地也。
一見すべきよし、人々のすゝむるに依て、
尾花沢よりとつて返し、其間七里ばかり也。
日いまだ暮ず。
梺の坊に宿かり置て、山上の堂にのぼる。
岩に巌を重て山とし、松栢年旧土石老て
苔滑に、岩上の院々扉を閉て物の音きこえず。
岸をめぐり岩を這て仏閣を拝し、佳景寂寞
として心すみ行のみおぼゆ。
閑さや岩にしみ入蝉の声 」
~ 現代訳 ~
山形藩の領内に立石寺という山寺がある。
慈覚大師が開かれた寺であり、とりわけ清らか
で静かなところである。
「一度見ておいた方が良い」と人々に勧められ、
尾花沢から引き返すように出かけたが、その間
七里ほどであった。
着いた時は、日はまだ暮れていなかった。
ふもとの宿坊に宿を借りておいて、山上の堂
に登った。
岩に岩を重ねたような山姿を呈し、松や杉、
ひのきは老木となり、古くなった土や石は滑ら
かに苔むし、岩の上に建つ多くのお堂の扉は
閉じられており、物音ひとつ聞こえない。
崖のふちをめぐり、岩を這うようにして仏閣
を参拝したが、すばらしい景観は静寂の中で
さらに映え、ただただ心が澄み渡っていくよう
であった。
何と静かに思えることよ。その鳴き声しか聞
こえず、かえって静けさがつのるように感じら
れる蝉の声は、まるで岩々にしみこんでいるか
のようだ。
これだけの準備をし、猛暑の早朝出発。
汗が絶え間なく噴き出る。
上里で朝食。家内がつくっておいてくれた
おむすびとミニトマト、肉団子、キュウリの
梅漬けを頬張る。
上河内SAで、残りを食し、横になり休養。
安積にに7時50分。
10時に山寺の駐車場に入る。
立谷川の橋の手前のの駐車場に止める。
橋より一望
水も少なし。猛暑が続く。
日枝神社
平成27年8月6日 10:00~
「山形領に立石寺と云山寺あり。
慈覚大師の開基にして、殊清閑の地也。
一見すべきよし、人々のすゝむるに依て、
尾花沢よりとつて返し、其間七里ばかり也。
日いまだ暮ず。
梺の坊に宿かり置て、山上の堂にのぼる。
岩に巌を重て山とし、松栢年旧土石老て
苔滑に、岩上の院々扉を閉て物の音きこえず。
岸をめぐり岩を這て仏閣を拝し、佳景寂寞
として心すみ行のみおぼゆ。
閑さや岩にしみ入蝉の声 」
~ 現代訳 ~
山形藩の領内に立石寺という山寺がある。
慈覚大師が開かれた寺であり、とりわけ清らか
で静かなところである。
「一度見ておいた方が良い」と人々に勧められ、
尾花沢から引き返すように出かけたが、その間
七里ほどであった。
着いた時は、日はまだ暮れていなかった。
ふもとの宿坊に宿を借りておいて、山上の堂
に登った。
岩に岩を重ねたような山姿を呈し、松や杉、
ひのきは老木となり、古くなった土や石は滑ら
かに苔むし、岩の上に建つ多くのお堂の扉は
閉じられており、物音ひとつ聞こえない。
崖のふちをめぐり、岩を這うようにして仏閣
を参拝したが、すばらしい景観は静寂の中で
さらに映え、ただただ心が澄み渡っていくよう
であった。
何と静かに思えることよ。その鳴き声しか聞
こえず、かえって静けさがつのるように感じら
れる蝉の声は、まるで岩々にしみこんでいるか
のようだ。
これだけの準備をし、猛暑の早朝出発。
汗が絶え間なく噴き出る。
上里で朝食。家内がつくっておいてくれた
おむすびとミニトマト、肉団子、キュウリの
梅漬けを頬張る。
上河内SAで、残りを食し、横になり休養。
安積にに7時50分。
10時に山寺の駐車場に入る。
立谷川の橋の手前のの駐車場に止める。
橋より一望
水も少なし。猛暑が続く。
日枝神社