遊行雑記?
平成30年10月16日(火)
のど風邪のため、再度山陰への
旅を断念。
22日には,近江の方へ行かねば
ならないので、かかりつけのお医者
さんに診て貰い,薬をいただく。
のど風邪は長引くので、せっせと
うがいしている。
3年ぶりの風邪症状。
寝る・眠るの繰返しで,一日終了!
これも風邪遊行かな?
今朝も日和田公園の文学散歩と
しゃれ込む。
これは、芭蕉の酒田での句会での句碑。
説明板によると、
「あふみや玉志亭にして納涼の佳興に
瓜をもてなして発句をこふて曰、
句なきものは喰事あたはしと戯
れけれは
「初真桑 四にや断ん 輪に切ん」
はせを 」
という。
美味しそうおもてなしの瓜をネタにして、
発句を芭蕉がつくる。
俳諧もちょっとした賭け事で意欲を
かき立てる遊びとなる。
連句なき者は食にありつけぬとゲーム化。
続く曾良はソ良。
「初瓜や かふり廻しを おもひ出つ」
不玉が、
「三人の 中に翁や 初真桑」 。
玉志良は、
「興にめてゝ こゝろもとなし 瓜の味」
と続く。
興奮して歌を作り、瓜の味どころではない
と鋭し。
「元禄二年晩夏末」と記され、
それが石碑に刻まれている。
芭蕉が酒田在住の元禄2年(1689年)
6月23日、市内のあふみやに招かれて
、即興の発句会を催した時の作で、
芭蕉が懐紙に残しており、
本間美術館に保存されているという。
私の映し絵碑となる。
後程、本間美術館へも出向くことにする。
秋沢猛さんの句は、
「やはらかく 蝙蝠あげぬ 港町」。
幸田露伴の碑は、「遊行雑記」
という紀行文の一部。
幸田露伴の『遊行雑記』は読んでない
ので、今後の遊行読書の楽しみとする。
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