貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

4 日 光 

2017-02-08 10:15:00 | 日記
4 日 光 2015年(平成27年)3月28日

 芭蕉が日光を訪れた元禄2年(1689年)の4月

ごろは、日光山の大修復の準備がたけなわとなっ

ていた時期で、山内に多くの関係者が出向いてい

た。

日光で「あらたうと青葉若葉の日の光」の句を詠じ、

日光山の威光を称えた芭蕉ではあるが、山内をゆっ

くり廻ることは難しかったに相違ない。

東照宮拝殿の解体を控え、4月から6月にかけては、

狩野探信、絵所了琢によって、諸絵画についての入念

な準備作業が行われていた。

芭蕉一行が訪れた4月1日も、巳の刻(午前10時頃)

に狩野探信とその弟子が大勢来山し、

未の刻(午後2時頃)まで東照宮拝殿東の御座之間の

絵の彩色などを記録していたことが、

「東照宮御番所日記」の当日の条から知られる。

 日光はよく出かけたところなので、今回は省略した。

 今年の夏には、二荒山を登りながら芭蕉を追従して

みようと念じてはいるが・・・。

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