屋根取り付けできず
令和元年7月21日
今朝も蒸し暑し。
歩行禅で、汗がじわっとかく。
今朝は、沼津市へ。
浄因寺、初のお参り。
えっ、これが本堂?
伝えによれば、聖武天皇
神亀元年(724)行基菩薩に
より建立されたという。
1700年代と、1850年
ごろの2度にわたる火災のため、
草葺き屋根の庫裡と土蔵造りの
羅漢堂、山門を残して、本堂以下
全ての堂宇消失。
焼け残った庫裡を改造し、仮の
本堂として粗末な建物のまま。
昭和41年に新築。
境内を手入れされていた80
代の男性の方が、
「この本殿は、鉄筋コンクリート
づくり。しかし、屋根の部分の
資金がなく、平らな屋上となる。
毎年、雨漏りがひどく大変だった
が、といを付け、補修してやっと
雨漏りはなくなった。」
というお話。
当時、寄付する人もいなかった
ような感じ。
「句碑が多いのは、ある住職が物
好きな方で、退職金を使って句碑を
建てた。」
と説明してくださる。
芭蕉の句は、大顛和尚の訃報を
道中で知り、白梅に譬え、弔意を
句に託す。
「梅こひて 卯の花おかむ
なみだ哉」。
あすへ。
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