貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

爰も三河 縦横ならぬ十王

2019-10-10 09:55:55 | 日記

爰も三河 縦横ならぬ十王

 令和元年10月10日

 以前なら、体育の日の

祝日。何となく運動して

いたな。

 ことしの体育の日は、

台風19号到来。関東直撃

のよう。

15号の被害がままならぬうち。

襲来という感じ。

 縦横無尽ならぬ十王を祀る

お堂参拝!

 岡崎市にある十王堂。

 十王堂の創建年は不詳。

 しかし、祀られている十王像の

台座の裏に宝永7年(1710)の

記載がある為、同年かそれ以前

からあったと思われる。

 藤川宿の西端に位置し、

秦江王・初江王等十王を祀る

信仰と共に結界鎮護の意味合

いもある。

 以前の建物は桁行3間、

梁間1.5間、切妻、桟瓦葺の

簡素なもの。

しかし、民俗的には貴重なもの。

 昭和34年9月の伊勢湾台風に

よって屋根などが大きく損壊。

その後、屋根などの改修工事が

行われ、現在の姿となっている。

「十王堂」は、十人の「王」を

祀る堂。

 その「王」とは、冥土にいて、

亡(もう)者(じや)(死んだ人)の

罪を裁く十人の判官をいう。

1、秦(しん)広(こう)王

2、初江(しよこう)王 

3、宗(そう)帝(てい)王

4、五官王

5、閻魔王

6、変成(へんじよう)王

7、平等王

8、太山(たいざん)王

9、都市王

10、五(ご)道(どう)転(てん)輪(りん)王 

の総称。

 境内には、

「爰も三河 むらさ記麦の 

   かき津はた」

        はせを

の句が刻まれた芭蕉句碑がある。

 次は、十王様を調べるかな?