貧乏からの脱出

愛の貧乏脱出物語という番組が１０年ほど前にあった。確か放映は月曜日だったけれど、
録画しておいて欠かさず見た。カネがないと女房はいつも怒っていて、家族はぎくしゃく
どこの家も同じなんだなと思ってみていた。
カネを家に持ってこれない亭主は、妻に無能扱いされて、パン屋かなんかで、晩飯はいつもコロッケパンや焼きそばパンのパンをはがしておかずにするなんて言うシーンも覚えている。その主人が有名な店に修行に行く。
『バカヤロー、辞めちまえ』とか達人に罵られて『やめてやらぁ』なんていうケースもあった。やっぱりやらせてくださいと土下座したり、ちょっと見てられないシーンもあってまた餃子の修行でものすごい怖い達人が出てきたと思ったら、その人の息子がその後生徒でうちに入ってきて、昨年までいた。その達人の店は今や餃子では全国２５０店とか言われている。お父さんの経営の講演会に行きたいと言ったら５０００円と言われた。なんでもキチンとしているな。感心した。
その番組の修行した店の１０年後を昨晩放映していた。そのまま大きくなっていく店もあるんだね。失敗した店はやらないだろうけれどね。人生なんか、きっかけとそれを個人がどう生かすかなんだよなと思った。人はそれを運ともいうけれどね。