あすなろ

塾長日記

小論文は嘘でもいい。

2007-11-23 15:42:54 | Weblog
推薦入試などで、小論文が出題されるなら、事前に書いておきましょう。だって、題がわからないじゃないかというあなた。もう書いておくのですよ。高校に入ったら何をしたいかとか。そしてそれは、野球のバットの設計をやりたいとか、えっと印象に残るような題材だったらもっといいね。そう、嘘でもいいんですよ。頭の中まではね本当に考えているかどうか相手にはわからないんだし。とにかく印象に残っちまえば、勝ちだよ。こうして、何本か書いていくのさ。試験当日、何か題が出たら、書き出しと結論はその場で考えて、あとはすでに書いてきた文を挿入しちゃう。たとえば、実話だけれど、踊るほうのバレーをやっている生徒がいた。バレーをやっていて大変だったエピソードをひとつ考えておいて、学校へ入ったら何をしたいかとか、今までで一番楽しかった時とかどんな題が出題されてもみんなこれで済ましてしまう。ちなみに小論文は嘘でもいいというこのタイトルも、目を引くためのタイトルであります。

小学生だった生徒が帰ってきました。

2007-11-20 13:32:41 | Weblog
渋谷は、公務員の宿舎が多くて、生徒がすぐ転勤してしまいますけれど、その生徒が高校生になって大学受験で帰ってきます。熊本や北海道やアメリカからも。結構この仕事をやっていてよかったと思える瞬間です。小学生だった子が高校生になっていると化粧なんかしていて、びっくりするけれど、ちょっと話すと昔のまんまでそういう子がいま集結して、毎日がちょっとした同窓会です。このまま、受かって東京の大学生になって、うちで手伝ってもらいますことをお祈り。

たいしたもんだ。あの講師

2007-11-17 17:58:23 | Weblog
バイトを三つも掛け持ちしていて、いつも眠そうで、あいている時間は、ファッション雑誌なんか読んでいるし、もうこの講師、辞めて貰おうかなと思っていたんだけれど、分数、少数がわからない中学三年生がいて、ずっとさっきまで二人でにらみ合っていたけれど、数学を理解したらしくてね。あのブスっと一言も話さなかった、中三の女の子が、いまは、笑い声まで出している。クビ撤回。

いじめの話

2007-11-16 12:54:07 | Weblog
今日北海道から生徒が来ます。東京の大学受験のために、小論文の特訓にやってきます。渋谷や港区は公務員宿舎が多くて、私も渋谷の中学出身ですけれど、当時から、クラスの成績優秀者はみんなみんな、この公務員宿舎から来ていましたね。なぜ彼らが優秀なのか。それは今日やってくる子もそうですが、転勤が多くて、2年か3年で、日本中に転勤になってしまう。この子なんて、幼稚園はパプアニューギニアですよ。だからどこへ転勤しても、いい位置に自分を置いている。決して親しくはならず、無視もされない位置にいる。その折々に何人かとは親しくなるけれど
映画フラガールにあるように、転勤していく時、またね。いつまでも忘れないでねと号泣するけれど、また次の学校ではおんなじように、生きていく。だから大学受験だ。東京の塾だとすぐ知っている人がいる。結局狭い社会で人間関係が煮詰まってしまうから、やることがないからいじめなんだと思う。

今日からスタート、塾長日記

2007-11-15 22:07:56 | Weblog
渋谷の繁華街から歩いて10分くらいのところにあります、私の塾。もうこういう形態の塾は少ないんですけれどね、以前はスペイン通りなんていうところに住んでいる生徒もいたりしてね。家に帰る途中に彼は当時いたチーマーなんかに家の前で絡まれたりして、生徒の安全を守るのも大変でしたね。バイクの後ろにセーラー服で乗ってて、パトカーに追いかけられた生徒もいましたっけ。昔はね、いろんなことがこんなものではなかったよと思い出の中に生きるには、まだ早いかなと。すっかり変わってしまった子供たちの観察日記を書くことで、引きこもりや、いじめの問題、そのほかの、教育問題を考えてみようかなと思いまして、今日から始めます。塾長日記、今までやってまいりました。25年間の総括です。(総括なんて言うことば、懐かしいと思ったあなた、私はそういう年齢です)