あすなろ

塾長日記

ゴールデンウイーク勉強なんか止めようぜ。その3

2008-04-30 16:37:41 | Weblog
ずっとそういう中で生活しているから、気がつかなかったけれど、日本はなんでもお金で概算できる、幸せとは満足とは何かを買うこと、何かを食べることということにバリ島に行って気がついた。と書きました。さていよいよ本文。ゴールデンウイークの過ごし方なんかまさにそのもの。デイズニーランドへいったり、温泉に行ったりみんなみんなお金を使うことだけ。ああ楽しかった。なんて言うけれど本当かな。もう一度自分の頭で考えてみようよ。私の塾も勉強大会をしたり、富士急ハイランドへ行ったりこの24年間ゴールデンウイークを突っ走ってきました。でもね。今年は特別なことは何にもしない。カレンダー通りに開講して、休みの日はサイクリングとか。そういう風に決めたらね。逆に毎日毎日27日から卒塾生が子供を連れて夫婦で遊びに来てくれたり、とっても充足した日々であります。いままで24年間やってきたことの集大成みたいで、いろいろ人生を考えてしまいました。ゴールデンウイークはそんな時間でありたいと思うのです。だから生徒も勉強なんか止めようよと。

ゴールデンウイーク勉強なんか止めようぜ。その2

2008-04-29 14:07:19 | Weblog
バリ島から帰ってきて、最初に見た日本は渋谷のセンター街でした。バリで海に落としたデジカメのSDカードに写真が映っているか心配で大きな荷物を持ってセンター街を駆け抜けました。ずっと24年間も塾へ行くので通っている道ですが、改めて街を見ると、不味そうにソフトクリームを食べている少女たち。プリクラ、ゲーセン、何がおかしいのか大笑い。本当に楽しいのかみんな。コンビニばかり、遊ぶということはどこかのお店に入って何かを食べたり、買ったりすることだけ。塾の隣には109に出店している会社があるのでその社長に聞いたのだけれども、とにかく儲かっている。1枚9000円のブラウスをひとりで14,5歳の少女が4枚も5枚も買っていくのだという。言い尽くされていることだけれどもね。幸せは、満足するのは、全部がお金。幸せとはお金を使うことだけ。ちょっとバリ島へ行ったからってそういう日本って嫌だねと偉そうに語るつもりはないけれど、幸せはお金じゃないというところからゴールデンウイークの時間の過ごし方。なかなか話が進まないけれどまた明日。

ゴールデンウイーク勉強なんか止めようぜ。

2008-04-28 16:01:50 | Weblog
まあこの24年間、ゴールデンウイークは勉強大会とか、富士急ハイランドにハイキングとか、なんかしないと落ち着かなくて、本当に何かイベントをしていましたけれど、よくいる、ちょっと外国へ行ったからってすぐ外国ではなんて言う奴は大嫌いだったけれど、自分がそういう嫌な奴になってしまった。今回のバリ島行きは確かに考えが大きく変わりました。『求めない』という本を書かれた加島祥造氏は、バリ島と伊那谷を行き来されているというしね。確かにあの島には何かがある。モスラもバリ島から飛来してくるんだし。私は、バリ島で酔っ払って(バリハイというビールを6本飲んだ)、そうして水中散歩を断られて仕方ないのでカヌーに乗ってインド洋におっこっちまったんですよ。そうしたらバリの少年たちが次々に飛び込んで私を助けてくれた。デシカメなんか濡らしちまったらおしまいなのにねその少年は海底を探し回って拾ってくれて、自分のシャツで拭いてくれて、ニコッと笑って差し出してくれた。うれしかったね。あの笑顔。本当にきれいな笑顔だったね。こんなこと書いていたらゴールデンウイーク勉強をしないという話にたどりつかないよ。続きは明日ね。

戦闘能力

2008-04-17 20:57:14 | Weblog
子供の時から塾とかで勉強をしているから忍耐力はあるけれど、今の東大生には戦闘能力がないと安藤忠雄氏が書いておりました。私事でありますが子供たちにひきこもりや、登校拒否児が多いので、自分が2年前に過労で倒れた時に世話になった整体の人たちにそのことを話すと、それは体温の問題だ。本当に体温なんだからと言うので、塾のほかに、私は今整体院開業に向けて動いているのですが、かつてサラリーマン時代の同僚がそろそろ定年後の仕事を探していて、事務所に遊びに来るから整体院開業の話をすると、異口同音に『それは素晴らしい。これからはお年寄りも増えるし』というのですよ。彼らは整体はいい。いいと囃し立てるけれど、私は塾を24年やってきて、仕事というのは継続するのがいかに大変か身にしみて知っています。仕事とはアイディアじゃないんですよ。継続なんですね。先日バリ島にスパエステの研修に行ってまいりました。整体院の方もあと、鍼灸の免許をこの整体師たちに取らせたら本気でスタートします。あとは私の戦闘能力でございます。
私やせましたでしょ。

合格請負のプロとは

2008-04-13 22:03:49 | Weblog
私は塾に携わって25年になります。講師も今まで100人くらいは雇いました。プロとは何でしょうか?プロとはやはりお金をもらっている以上最後まで責任を全うするということではないでしょうか?学校の先生の評判が悪いのはこのプロという部分の意識でしょうね。私立でも今生徒を推薦した高校が、労使紛争で放課後の部活の指導をしないので大きな問題になっている高校があります。あんなことをされてもね。塾だったらなくなってしまうよ。:結局甘いんだからね。別に指導法がうまいとか。そんなことだけじゃないんだよ。学生講師で僕の間違いを鬼の首を取ったようにはやし立てたのがいたけれどね。問題はハートよね。最後まで中学の卒業式が終わっても決まらなかった生徒がねもうわが塾には、来ないと思っていたのにね
最後までよくやってくれたからってね今日妹を連れて、復活です。うれしい。

おたく人間のつまらなさ。理屈ばかりで結局は勉強もやらない。

2008-04-11 13:09:23 | Weblog
私の塾は、24年前からずっと年4回くらい、合宿をしていました。同じ釜の飯を食う。一つ屋根の下。一人っ子の多い現在。この合宿はみんなの心の中に残っていて
20年前、コックになりたいという生徒に、みんなで手づかみで採った川魚を80匹も捌かせたことがありました。その時少年だったその生徒は今は34才。家族連れで、ばったり東急本店で会いました。彼は今カニ料理店を経営していて、あの時の経験が役に立ったと言って笑っておりました。この合宿は3年前からやっていません。『部屋に虫がいる』とか『あの子が嫌だ』とか不平不満ばかりで、山の中なのに、コンビニはコンビニはって言っていて、自炊しても協力しないし、食事ができても、いらないとか言って部屋でゲームしていたり、いくら我慢強い私もやっているのがバカバカしくなってしまって、合宿は封印しておりましたけれど、この4月から新しい生徒とそれらのおたくたちと入れ代わって、今は元気な生徒ばかりになってきて、写真を見つけていきたいなと言っております。このメンバーなら合宿も復活できそうです。おたくというのは自分から何ら生産しない、情報も発しない。人の批判ばかり安全な位置からブツブツ言っている人たちのことで、こういう人たちはどんなに環境を整えても結局は何もしない。できない。勉強もしないです。新しい生徒たちでわが塾も再スタートです。ワクワクしてきました。私も一時期おたくだったのかもしれません。

広尾から歩いてきたら東京女学館、青山学院

2008-04-08 20:10:07 | Weblog
などの入学式に出くわしました。私の子供のころなんか、クラスで一番かわいくてお嬢様の女の子が東京女学館へ行ったものです。青山学院もね。まぁ慶応は無理だけれど、おぼっちゃんで、まぁまぁ勉強はできるし、テニスなんかしちゃってね。
そんな子たちが行っていた。私も青学ですけど。あと成城学園も素敵だったね。なのにこの二つの学校の母親たちの話。みんな偏差値の話ばっか。塾をやっている私が言うのもなんだけれども、学校選びは偏差値か。ちょっと頭にきた。

バリ島で日本の子供たちのことを考えちゃいました。

2008-04-05 17:59:36 | Weblog
いつもはこの時期は卒塾生とスキーとかに行っているのですが、この頃はあんまりそういうイベントは人気がないので、突然バリ島へ行ってきました。海中を歩くツアーがあって、日本人の若い女の子7人、オッサン(私)1人、英語の話せない白人の太っちょの熟年夫婦で参加しました。人件費が安いというより、これしか仕事がないのだからイケメンのインドネシアボーイズは必死。一人の日本人の女の子にみんなお魚のように群がります。名前は山下智久です。などと笑わせながら。なんかこの少年たちのエネルギーってすごいと思いました。下流というのはお金がないということではなくて、生きることにエネルギーがないことだといいます。生きる意欲勉強する意欲そういうものが欠乏していることを言うそうです。それならば彼らは本当に貧しいけれど決して下流ではない。最後もバイバイキングなんて言って何のことかわからなかったけれど、日本のアニメとかよく見ているんですね。マッサージを受けた少女もハイ仰向けになってください。なんて言うから日本語がわかるとと思って話してもニコニコしているだけ。別に彼女は日本語は話せない。生きるために生きるためになんかすごいと思った。今の日本の子供たちに一番欠乏しているのはここの部分じゃないかしら