あすなろ

塾長日記

この時間はゆずれない

2014-06-02 17:52:07 | Weblog
この時間は譲れない。
入院した時朝は5時に目が覚めて7時の朝食までベッドの中でじっとしていろんなことを考えていた。考えたことをメモすら指が不自由で書けなかった。退院してからは、映画チャンネルなど見て、5時から7時まで過ごしている。いやぁ映画はいいですね。
夏目漱石さんも草枕の中でいっている。現実生活というのは面白くない。映画の中で英雄になったりね。泣いたりね。これが元気のもとだね、人間にはいろんな側面があるものさ。
と知った。この30年間、朝起きるとまず渋谷の教室に行った、生徒以外も誰か来てお話をしていると一日が終わった。今日は人生でどれくらい有意義だったかなんて考えたこともなかっ。こうして明日のことを考えることもなく一日が終わった。
そういう意味では今回の病気素晴らしい経験だったとは言えないけれど貴重な体験だったかもしれないね。死にそうになったということは

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2014-06-02 17:48:39 | Weblog
それは体内に潜む反発心から始まった。  真面目に生きるとき書いたが、本当の意味で僕が脳出血の後遺症である、何事にも自信がなくなって鬱状態になったことから脱出できたのは、負けん気であり、悔しさだ。それまでは自分の人生にプライドを持っていた。そこまでバカにされることあるかと今回の病気で思うようになったことがいくつかある。それは半沢直樹を書いた池井戸潤氏の短編、10年目のクリスマスを読んだところから始まる。銀行に言われたから設備も大きくしたのにここで融資を打ち切られると倒産してしまうとその零細企業の社長が泣きついてくるが本部の許可が下りないと銀行は融資を打ち切る。しばらくしてその工場は火災を起こして倒産してしまう。零細企業なんて結局そんなものだと思って銀行員の彼はその零細会社の倒産を思い出すことなく、銀行内で出世していく。ところが10年目にその零細会社の社長がジャガーに乗っていた。売り上げ10億円の会社の社長に彼はなっていた。彼なりにその後すざましい努力をしてたちなっている。これを読んだとき、そうだこれだと思った。復讐というのではないけれど次行こうかという発想がないと人は次に歩き出せない。