あすなろ

塾長日記

セレブモンスター 外伝

2011-10-06 17:13:18 | Weblog
当時は中学は団塊の世代であふれていた。しかも突然急激に人口が膨張した町田など、ほとんど水田もなく枯れた土地が、驚く値段で売れて、カネカネカネのまるっきり西部劇の世界だった。そういう農家のおっちゃん目当てにキャバレーが横浜線の町田駅の方にどんどんできた。豪邸に農機具がおいてあって部屋にはシャンデリアがついていた。本箱に合わせて本を買うと言うのでブリタニカの英語辞典などが飛ぶように売れていた。なんてところだと薄笑いをしたのが転校生を見に来たやつらの琴線に触れちまったのだろうね。一クラス56名から60名。かける13クラスだ。一学年730名だ。高校へ行かない奴は外で遊んでいろと言う感じだった。そいつらが芹が谷公園にたむろっていた。ボクをぼこぼこにした奴らの一人は今、タクシーの運転手をしていて。この前そいつの車に乗った。時は流れる。

セレブモンスター 頭部

2011-10-06 13:27:16 | Weblog
セレブモンスター 頭部
 上半身は、新宿の遊歩道でビニール袋に包まれて首の切断口が外へ出ていたまま発見された。余りの遺体の捨て方にアジア系の闇組織の見せしめと言われていた。さらに下半身もそのまま置かれていた。今度は渋谷だ。新宿に渋谷。ボクが取材陣にいろいろ聞かれた時も、相手が怖い人だったらどうしようと思っていた。犯人が捕まって供述通り『頭部』は町田の芹が谷公園で発見された。首を持ったまま、小田急に乗り、駅を降りてフラフラ歩いていて偶然見つけた公園にと犯人は供述していたらしいが、芹が谷公園は駅から歩いて20分。急坂を(以前は軽自動車では登れないものもあったくらいの)急坂を登ったところにある。土地勘がなくてはわからないところだ。何でこの話に、そんなにむきになるかと言えば、その公園でボクは中学生の時
転校してきて3日目、たくさんの不良に囲まれて、ボコボコにされた。昼なお暗く、ひとり泥だらけになった制服の泥をはたきながら、公園を出るとそこに大きなお屋敷があって、その家の表札には犯人と同じ名前だった。転校してきたばかりでその街には興味があったから調べたら、その家は町田の初代町長だった人の家だった。だから犯人の名前を聞いた時真っ先にその家のことを思い出していた。