ミューのガーデン日記

八ヶ岳南麓清里高原のペンション「ゲストハウスミュー」のブログです♪
庭の薔薇たちや猫のこと、清里暮らしの日々を・・・・

3月8日〔火〕〔晴れ〕   おもいで

2005年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム
 チロはオスということで拾った人から家に貰われてきた。子供達と片足あげておしっこしないねーなど言っていたら、ある日おちんちんがないことがわかった。もっとかわいい名前にしてやればよかったと思う。散歩に行く時、綱を上下に振ると飛び跳ねてスキップした。家から5メートルぐらい往きと帰りにスキップしていた。「チロのうれしい・うれしい」となずけていた。清里に来てからもそれは続いて、後ろ足が弱ってもスキップしようとしていた。チロもういいよといっても、雀百まで踊り忘れずなのかいじらしかった。チロは味噌汁かけご飯が大好きでドッグフードが嫌いだった。味噌の効用が言われているが、そのせいで長生きしたのかと思う。
思い出は尽きないが、チロ!本当にありがとう。


3月1日〔火〕〔晴れ〕 19年

2005年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム
062061 今朝、チロが死んだ。27日から何も食べなくなり水も飲めなくなっていた。立つこともできなくなり、抱っこして日中は土手の下の風のあたらない陽だまりに連れて行くと、枯草の上で気持ちよさそうに眠っていた。骨と皮にはなっていたが抱き上げると本当に軽くなっていた。何も食べなくなり身終いをしているんだと感じていた。捨て犬だったので何月生まれなのかよくわからないが、もうすぐ我が家に来て19年だった。家族みんなが何も言わないチロにずいぶん助けて貰った。清里に来てから毎朝ちょこんと座って富士山を見ていたチロを思い出す。


2月22日(火)(晴れ)  チロとビッケ

2005年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム
 猫と私しかいない部屋に「ズゥ、ズウゥ・・・・」と鼾が聞こえる。初めてこの鼾を聞いたときはびっくりした。猫も鼾をかくとは知らなかったので気味が悪かった。まるで人の鼾のようなのだ。犯人はビッケ。前には聞かなかったが、思えば体重が5kを超えてからの気がする。もらって来たときは耳ばかりが目立っていたが、すっかり貫禄の猫になってしまった。チロは今年19才になる。食欲はあるのだが、もう痩せて骨と皮という感じである。散歩も庭を何とかやっと歩くだけで、今の季節はこちらが寒くなる。前足も力がなくなり立ち上がるのが大変。目も白内障でほとんど見えないようだし、耳は一昨年ぐらいから聞こえない。犬も年をとると大変なようだ。何を考えているのだろうと思う。


2月16日(水)(雪)  今月のカルチャ

2005年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム
 「マイ・ストーリー」(山本容子著)と「向田邦子の恋文」を読んだ。 後者は2年ほど前に友人が読んだからといって置いて行ってくれたが なぜか読む気になれないでいた。「マイ・ストーリー」も面白いからと 最近知人からもらったのである。読んで心に残ったのはそれぞれの生き方である。 20代の生き方が要のような気がした。2人とも年長の男性に見守られ 育てられた時期があった。自分を振り返り、生き方を考えてしまった。 今日は朝から雪。花が咲いていたオオイヌノフグリもまた雪の下になってしまった。 「どどどー」と屋根の雪が滑り落ちる音が聞こえる。


2月6日(日)  スノーシュー初体験

2005年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム
 友人2人とスノーシューを借りて雪の林の中を歩いた。
スノーシューはカンジキの現代版である。
平日で誰もいない木立の中を気持ち良いねーと言いながら2時間ほど歩いた。
ウサギの足跡がいくつかコースを横切っていた。どこかでウサギが見ているような気がした。
雪がちらつき始め空を見上げると、葉の落ちた木々の枝が美しいシルエットになっていた。
途中でカンジキを履いて電気の検針に行くという人にあった。
どこか遠いところに来ているような錯覚にとらわれた。