総天然色・魔人スドォの円盤-3D

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1回観ただけでは勿体ない『アナ雪』

2014-07-19 | 『アナ雪』を熱く語る
皆さん、こんばんわ~
このブログを覗きに来て頂いている方ならば、多くの人が『アナ雪 MovieNEX』を購入なされたのではないのかな?
今夜も『アナ雪』祭りだ~♪(笑)



いや~、やっぱり 『アナ雪』 は面白いネ~♪
映画館にて字幕・吹き替えを1回ずつ観ている私なのですが、改めて観てみると...購入後、5回観た。
やっぱり~吹き替え版が好きですネ~
英語音声・日本語字幕なしのUK盤をも10回以上観ているのですが、それが逆に、今回の国内版を楽しめる要因になったと思います。
(脳内補完されていない、細かいセリフの箇所がたくさんありました。)
吹き替え版と字幕版を比べてみると、字幕版の方がオリジナルに忠実で、
エルサのことを 「化け物」 呼ばわりしたり、 「レリゴー」 の歌詞がネガティブだったり、大人向けな訳だと思います。
吹き替えはドチラかというと子供向きで、ポジティブな訳なのは既に知られていることですが、
作品に登場する曲の歌詞としては、吹き替えの方が楽しめるでありましょう。
 
↑吹き替えでは「生まれて初めて」。ウェーゼルトン公爵のエルサを責めたてるセリフは「化け物」から「捕まえろ!」に改訳されています。
吹き替え: 「生まれて初めて」 を、字幕: 「長すぎる時が過ぎて」 と言うのは今一つな訳だなぁ~。
オラフのトークの間やギャグ、語尾のイントネーションは吹き替えの方が好きです。
改めて観て思うのだが、アナ役の神田沙也加の吹き替えの上手さが実は一番の功績なんだなぁ~と実感しました。



1回目の視聴からの評価の振り幅が凄い!
そんなに何回も観て飽きない?と思われるでしょうが、『アナ雪』 を好きな人の多くは私と同じだと思います。
前にも言いましたが、この作品は1回目の視聴からの評価の振り幅が半端なく、見る度にストーリーの良さにハマっていきます。
極力余分な話をカットし誰でも理解できる分かりやすいストーリーにしながら、数多くの複線や裏設定みたいなのが凝縮されているのに驚かされます。
初めはお笑い担当だけのキャラだと思っていたオラフが、実はアナとエルサを結び付けさせる一番大事なキャラだったりするのは既出の話ですよネ~?
今回は某有名掲示版からのネタなんですが、
オラフが胸にツララが刺さるシーンがあるでしょう?あれはコレからのアナの運命を予兆しているみたいな説があります。
 
オラフが 「女王は親切で優しくて、きっと心の優しい女性(人)だよ。」 の後に胸にブスリと刺さるので、
エルサのアナに対する危険度の会話でのイベントだと考えると、あながちこじ付けだとも言い切れないと思うのよ~
『アナ雪』 は実にこう言う発見ネタが多く、
あの102分という歌を除けばかなり短い尺の中で、どれだけ裏設定を詰め込んでいるのかと言う奥の深さがあるんだよネ。


【見つけられる色んな発見】
●アナは母親似、エルサは父親似と思われるだろうが、実は逆である...そこまで考えてキャラ造形がつくられている。
●「生まれてはじめて」でアナがケーキをダメにしたから、門を出た橋のところで町中の店へ急きょ注文されたケーキが納入されているシーンがある。
●アナが出会ったばかりのハンスと婚約したのは、城の扉が開く今日1日しかチャンスはないと必死だったから仕方がない。
●「レリゴー」の最中に、オラフ誕生。
●オラフはアナとエルサが幼い時につくった思い出の雪だるまであり、2人を再び結び付ける大事な役柄である。
●吹き替えでは分かりづらいが、「雪だるまつくろう」で雪だるまをつくるのが好きなのはエルサである。アナは一生懸命エルサの気を惹こうとしている。
●オラフが夏に憧れているのは、エルサの深層心理が反映されている。
●オラフが自分を犠牲にしてでもアナを守ろうとするのも、エルサの深層心理が反映されているから。
●オラフがハグが好きなのは、当然ながら誰にも触れられないエルサの悲しい感情の表れ。
●オラフの「あこがれの夏」はエルサの夢が語られている、実は泣かせる歌。
●オラフはエルサの夢の象徴。国に夏を取り戻しただけではオラフが溶けて不幸になる要素を入れ、オラフが生き残ることによりエルサの夢が叶うという意味を表している。
(言い方を変えれば、オラフは異形の存在。オラフが人々に受け入れられることは、特別な存在のエルサを社会に受け入れられることを提示。)
●「雪だるまつくろう」の中に登場するあの絵はジャンヌ=ダルクだと監督が発言。 ジャンヌはエルサを暗示してて、アナがエルサを応援してるというメッセージ。
●雪小屋オーケンの主人はゲイ。
●クリストフはアナから会ったばかりで婚約を決めたことを聞き、「知らない奴には気をつけろ。」とちゃんと忠告している。
●ハンスが護兵のクロスボウをシャンデリアへ向ける際、1度チラ見をしている。
●よく見ると劇中には国王・王妃が亡き後、アナとエルサを世話したと思える2人の執事がちゃんと描かれている。
●動物とコミュニュケーションを取れないハンス(海に落下)、動物(トナカイ)を愛するクリストフ...ディズニーアニメの基準からして、始めからどちらが善人か示されている。
●オラフはエルサの善の心の現れであり、マシュマロウ(雪の巨人)はエルサの闇の心の現れである。
●トロールの歌は、アナの恋愛への考えを改めさせる大事な要素。
●ハンスが13番目の弟でユダのモチーフを表しており、裏切りを暗示している。
●エルサが地面を踏むシーンが3回出てくる。幼女時代にスケートリンクを作る為、自分の城を作る為、エンディングで王国の人たちの為。妹の為、自分の為、みんなの為と成長を表している。
●オラフの「アナの為なら溶けてもいいよ」のセリフは、アナのエルサの為なら凍ってもよいに繋がる。
●エンディングのシーンではアナが幼女時代と同じ服を着ている。
●ラストのスケートのシーンは、幼いころのアナとエルサの楽しい思い出を再現。バックに流れる「雪だるまつくろう」が泣かせる。
●氷の城で雪を降らせるの止めることができないエルサに対して、アナに「大丈夫、きっと出来るよ。」とテキトーなことを言われたお返しに、
ラストのスケートのシーンで、エルサは滑れないアナに対して「大丈夫、きっと出来るよ。」とツッコミをお返ししている(笑)
●劇中の「レリゴー」は実はネガティブな歌だが、エンディングには成長したエルサのポジティブな「レリゴー」が歌われている。
など等・・・本当はまだあるのだが、長文になるので書けませぬ~。
(当然ながら、間違いもありますよ~)



『アナ雪』を1回だけの視聴で終わらすのは勿体ない...
私は好きな映画はBDソフトを購入して、何度も繰り返し観るという視聴スタイルであります。
普段はストーリー重視というよりも、映像重視で派手なVFX映像の作品を好むのでありますが、
この 『アナ雪』 は当然ながら映像も凄い、強烈な 「レリゴー」 を筆頭にミュージカル部分の歌も素晴らしく、字幕・吹き替えとも両方楽しめられる。
実は簡単だと思われるストーリーも、何回もの視聴を楽しめる奥の深いドラマになっているのです...ココが『アナ雪』が支持される一番の要因だと私は思っています。
全ての意味で何回も繰り返して鑑賞するには打って付けの作品ではないでしょうか?
まあ、当然ながら人によって作品の好みはありますが、1回見ただけで終わりにするには勿体ない作品なんですよ~
『アナ雪』 はネ~♪

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