総天然色・魔人スドォの円盤-3D

BDソフトを中心に画像・イラストを交えて、
映画をオモシロ可笑しく雑談するブログです♪
【3DBDソフト推進ブログ】

『スター・ウォーズ/EP3』って恋愛映画?

2009-08-22 | 心染み会

皆さん、こんばんわ~&おひさ~
更新ペースがメチャメチャ落ちています。
(最近、私生活...遊び過ぎ?)
...で、今夜のネタは、心に沁みた映画の話を語る『心染み会』の2回目。

いきなりですが、私は恋愛映画は殆ど観ません。
それはやっぱり男性だからでしょうか?
(男性でも恋愛映画を観るのかな?)
でも、そんな私が最も感動した悲しい恋愛映画を紹介しましょう。


そのタイトルの名は...
『スター・ウォーズ/エピソード3』
(正確に言えば『スター・ウォーズ』全シリーズなんだけどネ~)
...えっ?
そんなの恋愛映画ではない?SF戦争ヒーロー映画だって?

いやいや~そうでもないのよ~
私的には、かなり悲しい恋愛映画だと思います。
実際に、この時期...2人の女性の方に『スター・ウォーズ/EP3』及び、全シリーズを紹介したんですが、
この映画の悲しいラブストーリーにメチャメチャ感動したそうです。
今夜は、その悲しいラブストーリーの話を語りましょう。
(↓とりあえず、大雑把な話の流れの紹介です。)



この映画の『EP1~3』の主人公、“アナキン・スカイウォーカー”は、
「フォースにバランスをもたらす者」(選ばれし者)と予言されたジェダイの騎士。
(ジェダイの騎士とは政治に関わる権力を持った、
礼儀・秩序・正義に基づいた霊力を扱える騎士の組織だと思って頂きたい)
“アナキン”は恋愛禁止の規律を破って、“アミダラ姫”と恋に落ち...結婚し隠れて愛を育んでいた。
ある日、アミダラ姫(パドメ)がアナキンとの子を身ごもったことを聞く...

↓アナキンは剣術ではヨーダを凌ぐ実力を持っている。

しかしこの頃、アナキンはパドメが出産の際、命を落す悪夢を見るようになる。

過去にアナキンは、夢で母の死を予知した事があります。
その際、彼は母の命を奪った奴隷人身売買の族を皆殺しにしている。
(コレはジェダイの騎士の規律に反した行動であり、この出来事が彼にとってのトラウマになっている。)

共和国元老院議員パルパティーンは、アナキンに...
シス(暗黒面)には人の命を救う“力”が存在すると耳打ちする。
(“シス”とはジェダイの騎士とは反対に 憎しみ・怒り・怨み 等の負の力を源に霊力を制御する騎士道である。)

アナキンは、パルパティーン議員が“シス”だと知り、もちろん暗黒面への勧誘を拒絶するが...

パルパティーンが“シス”だと知ったジェダイは彼を討伐に...
強大な力を持ったシスに苦戦しながらも、何とか押さえ込むが...
「助けて...もう力が...」

愛するパドメの命を救うには、パルパティーンの...“シス(暗黒面)”の力が必要...
「やめろー!その力が必要なんだー!!」

仲間のジェダイの騎士の腕をぶった切るアナキン...
「ギャー!!」
ライトセーバー(腕)を失ったジェダイに、容赦なく“シス”のフォースを打ち込むパルパティーン。
「無限の力だぁーーー!!」

かくして、暗黒面に堕ちてしまったアナキン...

名前を“ダース・ベーダー卿”と称し、パルパティーンの下部となってしまう。

ジェダイが反乱したと報ずるパルパティーン。
ジェダイの完全抹殺の通知が全宇宙に広がる。

アナキンはジェダイのパダワン(子供)までも、その刃に掛ける。
心の底まで、アナキンは暗黒面に堕ちてしまったのか...?


●はい、『エピソード3』のアナキンが暗黒面に堕ちるまでのお話でした。
“暗黒面”って聞きなれない言葉でしょう?
私はこの『スター・ウォーズ』の“暗黒面”と言う言葉が大好きなんです(←おい!)。
悲しい出来事、怒り、怨み...そう言う負の心により闇の人生の方向に行ってしまう...
それを上手く表現した作品が『スター・ウォーズ』だと思っています。

こう言う暗黒面に堕ちちゃう作品って結構ありますよネ?
『ブレイブ ワン』『オペラ座の怪人』『ダークナイト』『セブン』『サイレントヒル』等など...
まあ、この手の作品って全体的に暗くって悲しい作品が多いんですが、
そう言う意味でも、『スター・ウォーズ』は子供でも観て楽しめる作品に仕上がっているのは流石だと思います。

愛する人を救う為に、大切な人を守る為に、闇の道を選んでしまう...
その悲しいアナキンの心の描写が、嫌味がなく表現されてて見ていて、
恋愛ドラマが苦手な私でも無理なく受け入れられたのでありましょう。
自分の人生を振り返ってみて、結構心に残っている悲しい出来事って、やっぱり恋愛関係の出来事が多かったりします。
(それって私だけぇ~?)
そう言う意味でも感情移入が出来たのでありましょうか?(笑)


『エピソード3』の話の後半が、それに拍車を掛けて悲しいんですよ~

暗黒面に堕ちたアナキンを、泣く泣く剣(ライトセーバー)で戦う師のオビワン。
「選ばれし者だった...シスを倒すべきお前が闇に捕らわれてしまった...」

「あんたが憎い...」
両足を切断、全身大火傷を負い、重度の負傷するアナキン。
彼は助かる為に手術を行い、生命維持スーツを...

そしてパドメは、生きる意志を失せ...
「彼(アナキン)には、良い心があります...」
2人の子を産み帰らぬ人になってしまう。

パドメの死を知り、悲しみの雄叫びを上げるダース・ベーダー(アナキン)。

「ありえない、彼女(パドメ)は生きていたーー!!」
コ~ホ~、コ~ホ~...


いや~悲しい話です。
人の心の傷に付け込む“シス”の魔の手の心理的描写も見事です。
この悲しいストーリーって、第1部の『エピソード4~6』を観ている人は知っている話なんですが、
ネタが分っている話をコレだけ盛り上げるのは、流石だとしか言いようがありません。
(でも『エピソード2』のアナキンとパドメの結婚に至る恋愛話はお粗末な出来なんですがネ~)

コレだけ悲しい話も、この2人の子が進む明るい未来の希望が打ち消してくれます。
先にコチラの『エピソード1~3』を観て、『エピソード4~5』のラストを観賞すると、
涙無しでは観ることは出来ないで有りましょう。


どうです?
かなり細かい話を省いて語っていますが、『スター・ウォーズ』ってタダのSF映画ではないでしょう?
『エピソード1~3』はアナキンとパドメの愛の話→絶望。
『エピソード4~5』はルーク(息子)とダース・ベーダー(父)の親子愛の話→希望。

“愛”が宇宙を救うストーリー...
私が最も心に沁みた恋愛映画(ドラマ)であります♪
コメント (2)
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『るろうに剣心』の“安慈和尚”の話。

2009-08-12 | 心染み会
皆さん、こんばんわ~
今夜から新しく始まった心にジ~ンと来る&...
あるいは、深く考えさせられる映画などの話をする“心染み会”。
第1回目は、コミックの『るろうに剣心』からの心に沁みるエピソードです。


【るろうに剣心】
明治維新のために不本意ながら人を斬り続け、
「人斬り抜刀斎」として恐れられた伝説の剣客・緋村剣心が「不殺(ころさず)」を誓い、
神谷薫との出会いや宿敵たちとの戦いを通じて、新たな時代での生き方を模索していく...
大切な人を守る為、自分意志とは関係なく「人斬り抜刀斎」に立ち戻り、
そのつど自分の過去の過ちに苦悩する、なかなか奥が深いお話です。

そんな、お話の第2部の“京都編”。
政府に恨みを持つ、志々雄真実一派の武力による明治政府転覆を阻止する話なのだが...

この↑包帯ぐるぐる巻き男(志々雄真)の一味の1人がなかなか心に沁みるエピソードになっています。


皆さんは“廃仏希釈”を知っていますか?
【廃仏希釈】
慶応四年(明治元年)、明治政府が仏教勢力の抑制の為、神仏分離令を布告した。
しかし、これは廃仏令に近い形で受取られ、仏教弾圧を巻き起こし、寺院 仏具 経文 が破壊されるに至った。
そんな間違った時代からのお話です...


●『るろうに剣心』単行本13巻から抜粋...「救われ難き世界」。
明治二年、蝦夷(北海道)の地での出来事...
身寄りにない子供たちを引き取り育てている、心の優しいお寺の和尚様が居ました。
名前を“安慈和尚”...

ある日、和尚様は村長呼ばれ村を出て行けと言われる。

【廃仏希釈】の法令により、政府の恩恵を受けようとする村長達の考えである。
子供たちは皆、戦争で親を亡くした身寄りのない子供達...
その子供の中に、幕府側に尽力した親が居たのも原因の一つであった。

しかし、行く場所など直ぐには思い付かない。
それでも、新しい土地に引っ越す場所を明るく考える子供達。
しかし、村長達は...

寺の異変に気が付く和尚...

子供達の助けに急ぐ和尚の背後から、村長に雇われた者たちが和尚の後頭部を...
ゴッ

ずっと辛い思いをして来て、幸せを夢見てきた子供達...
炎は子供達の逃げ場を奪う。
「どうかこの子達に神のご加護を...」

炎に焼かれ、炭になった子供達...

「何故?この子達を見捨てたも給うた...」

そして五年後。。。


そして破戒僧となった安慈和尚は明治政府の転覆を狙う“志々雄真実”の一味になる訳なのだが...

「祈りや願い等では、何一つ救われはせぬ」
彼は間違っているのでしょうか?
もちろん答えは間違っています。

政府の法令(意味合いは違うが)で、罪のない子供達を殺されて...
辛くても一生懸命生きていた子供達。
どんだけ願っても、神は助けてくれない。
死ぬほどの努力をし、力を付けて...子供達が再び輪廻の環をくぐり生まれ変わって来るまでに
この救い難き世界を変えやる!

間違っているけど、何か深く考えてしまうでしょう?


魔人スドォ、な~に熱くなってるのよ~?
たんなるコミック(フィクション)の話でしょう?
まあ、そうなんですけどネ~

では、現実的に考えてみましょう?
もう、大分前の事件ですが、夫の留守中に家に家宅侵入し、妻と子供を殺害した事件ありましたでしょう?
犯人は未成年で、やっと死刑の判決が出ましたよネ?
一体、何年掛かったのでしょう?
この間、旦那さんはどう言う気持ちだったでしょうか?
最終的には法律が裁いてくれましたが、一時期、犯人を弁護するバカな一団もいましたよネ?

更に“死刑廃止論”とか唱える人達...
この漫画はフィクションですが、読んでいて それだけでは済まない、
何かこう、心に沁みる何かを私は感じました。
そう思うのは、私だけぇ~?


PS.
そう言う意味では、国民の代表が参加できる“裁判員裁判制度”は賛成です。
コメント (6)
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