『ワンダーウーマン 1984』
1作目が、第一次世界大戦の戦場を舞台に、初めて人間の世界に訪れた戦う女神を主人公として、
ヒーロー色を出しながらも、戦争の醜さと人個人の尊さを表現したドラマ性に高評価を称した私なのですが...
あらら~?
今回の続編は そんな毛色は感じられず、なんとも温い(ぬるい)作品だと思うのは私だけぇ~?(^_^;)
【ストーリー】
スミソニアン博物館に勤める、考古学者のダイアナには、最強の戦士「ワンダーウーマン」というもう一つの顔があった。
1984年、禁断の力を入手した実業家・マックスの企みにより、世界のバランスが崩れ、人類は滅亡の危機に陥る。
この作品はテレビモニターにてUHDと3D(吹き替え)で視聴しました。
作中、誰一人極悪人は登場せず、あれだけの世界規模な状況でも、誰一人死んでもいない的な表現。
「望みを1つだけ叶う石」も、簡単にクーリングオフできる安易な設定。
1982年のポップな時代設定による、軽~いノリの雰囲気。
この話なら、フジテレビの『世にも奇妙な物語』で十分な話ではありませんかぁ~?
それに、今回のガル嬢ことワンダーウーマンは、今までの感じと何か違う?
コスチュームのヨロイが明るい色だから?違うっ!...そっか...剣を持って戦っていないんだネ~。
鞭をメインで戦ってるので誰も傷つかない、バトルシーンが緩いのもそれが原因ではないんかい?
これは恐らく、今回の話は昔アメリカのテレビドラマでやっていた『ワンダーウーマン』色を出しているのだと思うのよ~。
↑(昔、日本でもテレビでやってた記憶があります。でも、『バイオニック・ジェミー』と被るんだよネ~。) ←知らん?
そもそも、昔の『ワンダーウーマン』って、こんな感じだった筈。そう考えると、この軽いノリも有りだと思います。
これに気が付いた私って凄くない~?(^_^;)
そう言うの抜きで、スティーブとの恋愛話は良かったと思います。
もともと恋愛ドラマは苦手なので、これぐらい温い恋愛話の方が好みです。
ずっと彼独りのことを思い続けたダイアナに、凄く感情移入できましたよ。
↑(ダイアナが人間を好きに思えるのは、1作目のスティーブのお蔭。
『スパイダーマン』のベンおじさん的なエピソードに涙...)
一切振り向かず、彼を後にするシーンも「戦士」らしくてカッコ良かったです...うるる~(涙)
私がこのシリーズが好きなのは、彼女の美しいバトルシーンにもあるのですよ~。
『アベンジャーズ』のマーベル作品とはまた違う、エロかっこ良い戦闘に惹かれるのですが、
今回の『ワンダーウーマン』の戦闘シーンは、VFX映像と言うよりも特撮映像的?
キャラ自体にはなるべくCGは使用せず、ワイヤーアクションが多く見られたのが少しチープに感じたのかな?
(ザック・スナイダー監督の絵になるアクションと比べてしまうのは、酷な話なのかも知れない。)↑
↑(映画『キャッツ』レベルのバーバラの最終形態にも、チープさを感じずには居られない?ニャ~(笑)) ←おい!
色々と文句を言いましたが...
何やかんやら言いながら、『ワンダーウーマン 1984』は楽しく観れましたよ~。
美しいガル嬢が見られて、し・あ・わ・せ~♪
まあ~今回の『1984』は、昔のテレビドラマ『ワンダーウーマン』を再現した作品と言うことで?
シリーズの中、そういう1本があってもイイ~んじゃない?(^_^;)
(ちなみに、冒頭のセミッシラでの競技大会。
あれをカットすれば尺的にもっと短く済んだのでは?島の話はもうお腹いっぱい...)