皆さん、こんばんわ~
今夜は私が本当に体験した恐い話を聞いて下さいませ~
(前々から言っていた『名古屋の幽霊』の話です。)
アレはそう、もう5~6年前の話です。
仕事で名古屋に出張に行った時の話です。
私等の会社のメンバーは3人でウチの会社の車に乗り、朝から夕方まで掛けて名古屋に到着しました。
そして私達は寝床となるべく工場の宿舎に案内されたのです。
建物は鉄筋コンクリートの建ってから30年はあるかと思われる古い社宅です。
(なので住んでいる社員の人も居ます)
1部屋で2人の相部屋で、私は会ウチの従業員の人間と部屋に入りました。
ちょうど盆前の夏の時期で、夕方でもまだ明るかったのを覚えています。
扉を開けるとそこは4畳ほどの狭い和室、部屋は黒カビがビッシリ生えた酷い状態でした。
「うっ...なんだ?この異様なフインキは?」
黒カビだけでの話ではありません。
よくテレビであるでしょう?何とも言えない不気味なフインキ。
実際に色が見える訳ではありませんが、空気が黄色いと言いましょうか?
空間が重いんですよ、何とも言えなく気持が悪い...
「シャレならんな~、これ...出るんじゃ~ない?」
と言っても仕方がなく、とりあえず窓を開け空気の入れ替えをし、夕食&入浴を済ませました。
何やらかんやら~で気が付けば夜の9時前...
布団を2つひけば部屋は踏み場は殆どありません。
相部屋のもう1人は歳のせいか既に爆睡中、私も車の運転の疲れもあり、
部屋の気持ち悪さも忘れ、少し時間は早いが部屋の電気を消し寝ることにしたのです。
どれほど寝たのでしょう...?
私は何かの気配を感じて目を覚ましました、電気は付いていませんが暗闇ながら辺りは確認出来ます。
まず目を開けると押入れの襖の下部が見えました、寝ボケながらも目線をそのまま右へ移動させ、
入り口の扉の方に目をやると何かが見えるのです。
???...脚です、ズボンを履いた脚が見えます。
そのまま目線を上に上げていくと服です、そして首...顎?男の人の口元が!
人です体格の良い作業服を着た男の人です。
入り口の扉の前に、暗闇の中...若干薄い黄緑?かかった男の人が立っているのです!
(足(脚の下側)はありませんでした。)
「ギャーー!!」
私はすぐさま、隣に寝てた人を起こそうと慌てて目をやると、
なんと「うんうん」唸りながら体をひきつけ(痙攣)を起こしているではありませんか~!?
(金縛りです)
私は2度目の「ギャーーー!!」と悲鳴をあげ、その人を叩き起こしました。
従業員「どないしたんや!?」
私「出たぁ~~~!!」
既に扉の前には誰も居ませんでした。
いや~幽霊を見るとガチガチ震えるんですよネ~(笑)
話を聞いて見ると、
従業員「いや、何か分らんケド~変やったで~(汗)」
30分ほど2人で大騒ぎしながら時計を観るとまだ夜の0時。
幽霊観たと大騒ぎするのもアレあので、とりあえず電気を付けたまま再び寝ることに...
いや~もう恐いの何のって~(汗)
私は全く寝ることが出来ず、ただじっと目をつぶっているだけでした。
(恐くて寝れないのよ~)
それから何時間たったでしょう?
ちょうど朝の4時頃だったと思います、急にまたあの異様な気配を感じました。
また誰かが居る!?
私は目を開けて部屋を見回したけど誰も居ません。
電気が明々と点いているんですが、異様な気配を感じるのです。
するとまた隣の人が呻き声を上げ痙攣を始めました。
私「ギャーー!起きろやぁ~~!」
...ですぐさま叩き起こし話を聞いて見ると、夢だと思うけど入り口に男の人が居と言うのです。
(まあ、この2回目は私の言った話が恐くて見た夢かも知れませんが...)
結局私は一睡も出来ないまま、朝を迎えました。
不思議なことに2日目から、あの部屋の異様なフインキが一切感じなくなりました。
何故だか分りませんが全然怖くありません。
(あの異様なフインキは異常です、100人居たら全員が気持ち悪いと思うでしょう)
結局、私等は部屋をチェンジしないまま、1週間を過ごしました。
(この最後の帰る日がお盆の1日前です)
2~3日してから気が付いたのですが、驚いた事に私等が寝ている部屋は4階の405号室。
隣に403号室があって、その隣の405号室なのです。
(部屋番が縁起が悪からなのかは分らないけど、本来404号室の部屋でした)
そこの管理人さんに「幽霊が出たぞ!」と文句を言ったら、逆に「そんなこと聞いた事がない!」
と怒られてしまいました。
(この社宅では誰も死んでいないそうです。)
しかし工場の責任者に話を聞いて見ると...
「あ~何かそう言う話をたま~に聞くなぁ~」と笑って答えてくれました。←おぅい!(汗)
実は私...こう言う心霊体験は他にも少なからずあるんです。
(ちなみに私の弟と母は、私の10倍霊感が強いです)
つい最近、その一緒に部屋で寝た従業員にその話をしたんですが...
私「アレはやっぱり夢やったんかなぁ~?」
従業員「いや、アレは完全に変やったぞ~(汗)」
と言っていました。
(その人はあんまり幽霊は信用していないのよ~)
アレは本当に幽霊だったのでしょうか?
私自身、幽霊は信じていますが、自分が見た物が100%幽霊だとは思っていません。
行きの長時間の車の運転で体が疲れていたのでしょう。
でも2人が同時におかしな体験をしたのは間違いありません。
PS.ちなみに私は清めの塩と御米を入れたお守りを枕元に置いて寝ていました。
コレがあったから私自身には金縛りとかに遭わなかったのかも知れません。