先日、二人でお祝いをしたい記念日がありました。
「○○とXXと▽▽のうちどこに行きたい?」
と相棒に聞いたら
「○○がいい!」
この○○こそが「Maximilien」(マクシミリアン)という
パイクプレースマーケットの中にあるレストラン。
大賑わいの市場の中にあるのに
ここだけはいきなり雰囲気が変わります。
とても洗練されていて、大人の雰囲気で
とてもとても眺めがいいのです。
この家に住み始める前のこと
メイおじさんとメイおばさんはシアトルの町なかの
家具付きコンドミニアムを借りて仮住まいをしていたことがあります。
まだこの町の右も左もわからない頃
40人のお仕事仲間が集まって
シアトルで一番眺めがいいというビルの42階で
歓迎レセプションを開いてくれました。
和気あいあいと団らんの輪ができる中
後ろから聞こえてきたのは男どものこんな会話でした
「行ってみた?」
「行きましたよ。」
「ロマンチックだっただろ?」
「ええ、かなり。」
どうやら先輩格が結婚したての後輩に
飛び切りロマンチックでおいしいレストランを教えたものと思われます。
それが市場の奥にあるフランス料理のレストラン
「Maximilien(マクシミリアン)」でした。
以来、ここは私たちにとっても何か特別な日に行きたくなる
お気に入りレストランのひとつとなりました。
この日の予約はまだ明るい7時半。
案内されたテーブルにつけば窓の外には海が見え
シアトル名物の観覧車がゆっくりとまわります。
ワイングラスと共に一皿目を終える頃には
空が暮れて行き
海は静かに色を落として
遠くに見えるオリンピック山の影が濃くなって
静かな水面を近隣の島へと向かう船が
ゆっくりと進みます。
この店の人気のひとつは
ダウンタウンの真ん中に居ながら
こうした「時の流れ」を感じられるところなのでしょう。
お料理自体は、メニューがたくさんあるわけでもなく
とりわけ「スーパーデリシャス」というわけでもなく(笑)
それなのに予約も取りにくいほど人気があるのは
「料理」そして「食べる」というのが
「味覚」だけに留まらず、「場面」「風景」なども大切な要素だからでしょうか。
加えて言えば、「場面」や「風景」とは外的な物だけでなく
内側の心の「場面」や「風景」も含むのではないでしょうか。
それならばなおさらのこと
ふだんの何てことのない食事でも
ひとりでも、二人でも、大勢でも
ニコニコと優しい気持ちで食べたいものですよね。
ところでこのレストランには外テラス席もあります。
同じ牡蠣でも室内と
テラスでは
こんなに写りかたが違います。
照明を控えた室内では
メイおばさんのいわゆる「馬鹿ちょんカメラ」では
どう撮ったってみんな赤々。
ちっとも美味しそうに見えませんよねえ(涙)。
Maximilien
Pike Place Market, 81 Pike St, Seattle,
http://www.maximilienrestaurant.com/
読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
↓
↓
「○○とXXと▽▽のうちどこに行きたい?」
と相棒に聞いたら
「○○がいい!」
この○○こそが「Maximilien」(マクシミリアン)という
パイクプレースマーケットの中にあるレストラン。
大賑わいの市場の中にあるのに
ここだけはいきなり雰囲気が変わります。
とても洗練されていて、大人の雰囲気で
とてもとても眺めがいいのです。
この家に住み始める前のこと
メイおじさんとメイおばさんはシアトルの町なかの
家具付きコンドミニアムを借りて仮住まいをしていたことがあります。
まだこの町の右も左もわからない頃
40人のお仕事仲間が集まって
シアトルで一番眺めがいいというビルの42階で
歓迎レセプションを開いてくれました。
和気あいあいと団らんの輪ができる中
後ろから聞こえてきたのは男どものこんな会話でした
「行ってみた?」
「行きましたよ。」
「ロマンチックだっただろ?」
「ええ、かなり。」
どうやら先輩格が結婚したての後輩に
飛び切りロマンチックでおいしいレストランを教えたものと思われます。
それが市場の奥にあるフランス料理のレストラン
「Maximilien(マクシミリアン)」でした。
以来、ここは私たちにとっても何か特別な日に行きたくなる
お気に入りレストランのひとつとなりました。
この日の予約はまだ明るい7時半。
案内されたテーブルにつけば窓の外には海が見え
シアトル名物の観覧車がゆっくりとまわります。
ワイングラスと共に一皿目を終える頃には
空が暮れて行き
海は静かに色を落として
遠くに見えるオリンピック山の影が濃くなって
静かな水面を近隣の島へと向かう船が
ゆっくりと進みます。
この店の人気のひとつは
ダウンタウンの真ん中に居ながら
こうした「時の流れ」を感じられるところなのでしょう。
お料理自体は、メニューがたくさんあるわけでもなく
とりわけ「スーパーデリシャス」というわけでもなく(笑)
それなのに予約も取りにくいほど人気があるのは
「料理」そして「食べる」というのが
「味覚」だけに留まらず、「場面」「風景」なども大切な要素だからでしょうか。
加えて言えば、「場面」や「風景」とは外的な物だけでなく
内側の心の「場面」や「風景」も含むのではないでしょうか。
それならばなおさらのこと
ふだんの何てことのない食事でも
ひとりでも、二人でも、大勢でも
ニコニコと優しい気持ちで食べたいものですよね。
ところでこのレストランには外テラス席もあります。
同じ牡蠣でも室内と
テラスでは
こんなに写りかたが違います。
照明を控えた室内では
メイおばさんのいわゆる「馬鹿ちょんカメラ」では
どう撮ったってみんな赤々。
ちっとも美味しそうに見えませんよねえ(涙)。
Maximilien
Pike Place Market, 81 Pike St, Seattle,
http://www.maximilienrestaurant.com/
読んでくださってありがとうございました。
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本当に!ミシュランの星を取っている素晴らしい料理のレストランだけがいいレストランではありませんね!『ハワイでは景色で食べるのよ』と多少自傷気味に言っていた地元の方がいましたが、風景も場面もそしてその場の人の気持ちも美味しさに影響しますよね!レストランの料理だけでなく『食べる』ということはとても重要なのに、『孤食/個食』になっている最近の子供たちを憂います。問題を起こす子たちに『大勢の楽しい食卓』をプレゼントしたいな!