前回の最後に
「お客様ディナーのテーブルの様子はまた明日ね。」
なんて書いた以上は、ちゃんとご報告をしなければ、、、、ね。
メイ家の手抜きゲストディナーの定番です。
とは言っても、一回やれば同じお客様にはもう使えませんが(笑)。
このディナーはここシアトルでしたらチョー簡単にできます。
何しろちょっとした日本食材ならほとんどすべて手に入る
「UWAJIMAYA」という大きなスーパーがありますからね。
けれども、ワシントンDCで同じことをするのはなかなか大変ですから
DCでは最初の客人にはだいたいギリシャ料理です(笑)。
というわけで、シアトル暮らしでは
①手抜きで行こうかなあ。
②初めてお夕食にお招きする方なら日本料理がいいかなあ。
③ちょこっと「UWAJIMAYA」に行ってくるかなあ。
と、三つの「なあ」が出揃えば
やっぱりこれしかありません。
具材を並べ、各自の前に寿司海苔を置いて
自由に巻いていただく「MY手巻き寿司」です。
「さあ、お好きなものをお好きなように
海苔で巻いて召し上がってくださいね〜
Anything goes!(なんでもあり!)ですよ〜
どんどんマイオリジナルを作っちゃってくださいね〜。」
などと言おうものなら、客人の目が輝き始めます(笑)。
メイ家定番、何でもありの手巻き寿司です。
いつものように、ディナーテーブルに付く前には
ガラス窓の向こうにシアトルの摩天楼と海を見ながら
スティック野菜の味噌ディップやら、日本のお煎餅やら、、、、
昨夜の突き出しは、人参と胡麻の和え物。
そしてワカメと寒天の酢の物。
80をとうに越えていらっしゃるなんて
誰も信じないぐらいにお美しい仲良しおばちゃまから
あらかじめ釘を刺されておりました。
「メイ、昔と違ってあまりたくさんはいただけないから
簡単になさってね。」
ということで、お言葉に甘えて、いえお言葉を尊重して
いつもよりもず〜っと軽くさせていただきましたよ。
中に巻いていただいたものは
*マグロ
*海老
*貝割れ菜
*火を通したグリーンアスパラガス
*玉子焼き
*胡瓜
*大葉
*しば漬け
これだけ。
いつもでしたら、この他にも
帆立貝だとか、シメサバだとか、イクラだとか、干ぴょうだとか
イカだとか、カニだとか、、、、、
頑張って盛り合わせちゃうんですけれど。
ね、シアトルってすごいでしょ?
お寿司用にこんな物がいつだって簡単に手に入るのですから。
手抜きディナーにはもってこいでしょ?
とは言えいつも思うのは、老若男女問わず、まず皆さん
「自分で作るお寿司」「どんな組み合わせもOK」
の手巻き寿司ディナーをとても楽しんでくださいます。
一晩たった今朝、入り口の前にこんなメッセージカードが置いてありました。
「Dear XXX and XXX
What a lovery evening I had last night.
The marvelous cuisine、beautiful setting and (以下省略)」
これもまた大切なマナーです。
そしてこれは、間が空いてしまわないうちに速やかに行うことが肝心です。
メイおばさんはこんな「Thank You Card」をたくさん用意しています。
一番気に入っているこのカード、10枚入りを買ったはずなのに
もう2枚しか残ってない〜っ(涙)。
ってな具合に大盤振る舞いしております(笑)。