こちら、昨年の今日の八ヶ岳の野菜たち。
正確には、長野県原村の自由農園で売られていた野菜たち。
セロリなんてこんなに大きくて
こんなにたくさんあって
一束たったの400円。
カボチャは時節柄、飾り用と食用が。
キャベツも
カリフラワーも
みんな気取らずに並んでいます。
手に取れば、土の匂いがしそうです。
珍しいところでは、ルバーブがありました。
ジャムを作りたくなります。
長芋なんて文字通りこんなに長くて
ニンニクは可憐な花のようです。
こんなに空気の良い所で
こんなお野菜たちを食べていたら
気持ちもからだもきれいになりそうな、、、、、
ところで私たち、大学時代のお仲間総勢11人
わずかなお金を出し合って
原村の農園でお野菜を育てています。
なんて言ったって、地元に住む友に100%お任せの
「おままごと」のようなものですが(笑)。
それでも夏にはこんなに収穫がありました。
これをみんなで分けて東京に持ち帰ります。
ジャガイモだってトウモロコシだって
別段珍しくもありませんが
やっぱりどこか違うんですよね。
「買ったぁ!」じゃなくて「作ったぁ!」は(笑)。
でも、目を離すとこんなに大きく育ってしまうんです。
半分に切りましたけれど、まだまだ大きなズッキーニでした!
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以上はちょうど一年前の今日、書いたブログです。
私たち大学生時代からの仲間たちは
加齢とともに、つかず離れずいい具合に熟成していって
数年前からは夏の最後の週末の
八ヶ岳一泊合宿が定番になりました。
この時ばかりは日頃の社会的役割など遥かかなたにぶっとんで
みんなあの頃の青年時代に戻ります。
今年もまた今週末の合宿が一年前から計画されていました。
そしてメイおばさんはそれに合わせて帰国するつもりでした。
ところが2週間前に思いもかけぬ突然の訃報が全員に届きました。
差出人は友のの娘さんからでした。
山を登っている途中で心筋梗塞で倒れそのまま帰らぬ人となったとのこと。
友のお財布の中には今週末の「特急あずさ」の往復切符が入っていたことを知り
お通夜にも告別式にも参列できなかったメイおばさんは
ロンドンでひとり泣きました。
私たちの合宿は来春に日延べされました。
その頃には心の動揺もおさまって
私たちは夜通し友の思い出を語ることができるようになるのでしょう。か