初春の3月のボルドーで出会った「ビーフブルギニョン」に魅せられて
メイおばさんたら、いったいその後何回作ったことでしょう。
初めはさぞかし難しいかと思ったのに
意外と簡単なのです。
けれども煮込みにやたら時間がかかるものですから
時間の余裕のある時に
しばしばキッチンに住み込んで(笑)
鍋をまわすおばさんに転じます。
フランスで教えられたレシピによれば
煮込み時間は3時間。
最後の20分は蓋を外して煮込みます。
ビーフブルギニョンとは「牛肉の赤ワイン煮」。
赤ワインを1本全部使って煮込みます。
ボルドーで、「うん、あそこはおいしいよ」と
地元の人から教えられた小さな食堂で出会った
ビーフブルギニョンを思い出し
マダムの教えをなぞりながら
何とかあの味に近づけたくて鍋をかきまわしています。
「どうしたらこんなに美味しいブルギニョンができるのですか?」
「いい赤ワインを使って、時間をかけて丁寧に煮込むことです。」
レシピは以前にも書きましたので
今日は一番最近作った時に使ったワインのことを
いえ、もっと正確に言えばワインのコルクのことを少しだけ。
ワインソムリエの友に
「ねえねえ、ビーフブルギニョンを作りたいのだけれど
何かお勧めのワインない?」
と聞いたらすぐに何本か届けてくれました。
これはそのうちの1本です。
メイおばさん、味も香りもすっとばして
とにかくここに一目惚れ。
外から見えないコルクにだってほうらトンボさんが!
ね、可愛いと思いません?
メイおばさん、ビーフブルギニョンに使ってしまった後も
捨てられなくて取ってあります(笑)。