And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

ジャンピング・パンプキン

2015-01-19 00:16:53 | 日記
「42」を観ようとして途中でやめてしまった。偏見なのだが黒人が主役というのが抵抗ある。書くのが恥ずかしいが何の影響力を持たないブログだから正直に書いてもいいかと思う。チャーリー・パーカーをモデルにした「バード」は普通に観たのだが。思えばテレビドラマ「コンバット」に黒人が出てこない。当時は別に不思議に思わなかったのだが、それはたまにしか観てないからだろう。DVDを買ってずっと見続けるとそういえばとわかってしまう。シドニー・ポワチエ以降黒人スターもたくさん出てきているが黒人が主役の映画はそう多くはない。アメリカには行ったことないがパリでもロンドンでも地下鉄乗れば普通に黒人を見るけれど、ウッディ・アレンの描くニューヨークには黒人は歩いていない。ジョン・ウェインが主役の「史上最大の作戦」ではノルマンディに上陸する兵士に黒人がいなくても仕方ないと思う。思い出すのが70年代後半のアメリカテレビドラマの「ルーツ」。当時日本でもヒットして話題になったが、虐げられた歴史に関しては受け入れられる。でも白人を飛び越えてはだめなのだ。そういえば宇宙飛行士でも見たことないとか言い出したらきりがない。ユダヤ人虐殺は映画など作られた。しかしインディアン虐殺は見て見ぬふりというより、西部劇では残虐なやつらとされる始末。リンカーンも奴隷解放で有名だがインディアンに関しては虐殺を指示してる。アメリカ人だけではない。コロンブスの原住民虐殺に比べたらヒトラーなんてかわいいものといわれる。そこまでいくと世界史の授業になってしまうので話を戻すと、最近の警察もののテレビドラマこそ黒人や東洋系が出てくるが、何気なく観ている欧米の映画、白人しか出てこないと違和感を持って観ることはない。スピルバーグ先生も黒人ものでオスカー獲りにいったが失敗したのでユダヤものにしてそれ以来黒人映画は作らない。「42」を最初で観るのをやめたのは差別に対して主張するシーンが出てきたから。差別とどう戦ったかなんて興味ない、どれだけ打った、活躍したかだろう、スポーツ映画に思想なんて求めてないとまで書くと最初の10分くらいしか観てないのにといわれそうだ。実在の人物だろうが実際に起こった話だろうが映画なんだから面白いように作って楽しければいいんだよ。