バルビエのサティ、輸入盤CDになってやっとインデックスも細かくなり、音もよくなったのだけれど、やはり国内盤でCD化された時のオリジナルジャケットに惹かれる。レコードでボックス持っていたことが当然そう思わせる。フランス語の題名見てもいまいちぴんとこないし。今でもサティは高橋アキもいいけれどバルビエかなと思っている。高橋アキはテーマ別に8枚に入っていてバルビエより曲数多いのだけれど、1枚聴いてみようと思う。バルビエは年代順に並べてあるので味気なくて最初のほうしか聴かなくなる。キース・ジャレットがケルンコンサートみたいな音楽ばかりではないのと同じくサティもジムノペディ、グノシェンヌだけの作曲家ではないけれど、たいていはそれだけ聴いて私サティ好きと言ってる人が多い。ルネ・クレールの「幕間」にサティが出ていて確かLDでは出ていたのではと思う。持っているはずなのだが、例によって奥に入っているので探す手間を考えると確かと書いたほうが楽。クレールは全部ソフト化されていないのですべてではないが、手に入る物は全部DVDまたはLDである。と書いてちょっと調べたら「幕間」はDVDでも出ていた。探さなくてよかった。サティーデュシャンーケージは学生の時夢中になっていて今でも聴いたり観たりしている。デュシャンはストックホルムの美術館にあってびっくり。常設かどうかはわからない。3人とも戦争を通り抜けている。そういう時代を通り抜けなければ芸術も新しくならないのだろうか。ジョン・レノンの歌も平和ぼけしている今では真剣に聴く人もいまい。それより一緒についてくるヨーコがいやで聴かないという人も多いのでは。元々音楽も勉強している前衛芸術家なのででたらめに奇声を発しているわけではないというのはわかるけど、ジョン・レノンの音楽の中に入ってこないでくれとたぶん全世界のファンは思っていただろう。別にファンではなかったが、ポール・マッカートニーに比べたらまだ何曲か聴ける曲があるくらい。フラワー・ジェネレーションの時代。ハリウッドも唯一まともなアメリカン・ニューシネマが出てきて、音楽はウッドストック。しかしロバート・ケネディは暗殺され、ニクソンのクソが大統領に。70年代われらの時代だったのに何をしていたのだろう。薄暗いジャズ喫茶、大江健三郎、マイルス、ポリーニ、ニューヨーカー短編集。やはりウッディ・アレンに賛成。古き良き時代なんてどこにもない。
