ロシア語を少し始めて、それで「おろしや国酔夢譚」を知ってDVDを買って観たけれどいまいちだった。井上靖よりこちらかなと「大黒屋光太夫」も文庫で買ってみたものの映画の内容からするとこちらも期待できない。今ちょうど読むものがないからいいけれど。来月になったら吉川訳「失われた時を求めて」の新刊が出るのでそちらに期待。サンクトペテルブルクには1度行きたいけれど西欧からは遠いので、メインでいくつもりでないとだめだろう。はたして英語通じるのだろうかとか西欧行くより不安はある。ドイツと違ってロシアのタクシー運転手は絶対英語わからないだろう。少しくらいならドイツ語わかるのだけど、ドイツでは観光地ならどこ行っても英語で通じてしまうのでイギリスと変わらない。スペイン語も挨拶くらいならわかるようになったけれど行く予定ないし、ポルトガル、イタリア、スイス、オーストリア全く興味ない。フランスなんてもうしばらく行かなくてもいい。となるとあとはデンマーク、フィンランドあたりかな。今年はベルリンに泊まって、市内1日、あとケルン、ドレスデンそれぞれ日帰りにしようかと思ったが、ミュンヘンにレンブラントの若いときの肖像画があることを知りケルンをやめてミュンヘンに。ミュンヘンは前に1度行ってるのにそしてそこの美術館も行ってるはずなのに写真が残っていない。ドイツとロシア、文学も音楽も共通して重いというイメージがあり、そういう重いものは好きではないのに意外と読んだり聴いたりしている。ドストエフスキー五大長編、トルストイ「戦争と平和」、ツルゲーネフ「父と子」、ブルガーコフ「巨匠とマルガリータ」、小説より映画のほうがいいと思ったけどパステルナーク「ドクトルジバゴ」、ソルジェニーツィン「イワン・デニーソヴィチの一日」「収容所群島」、ドイツ文学ならトーマス・マン「ブッデンブローク家の人々」ーこれをまねて北杜夫は「楡家の人々」を書いたというが北杜夫のほうが面白かったー「ヨセフとその兄弟」「ベニスに死す」「魔の山」、ヘルマン・ヘッセ「郷愁」「車輪の下」「ダミアン」「シッダールタ」、ドイツ語圏という意味ではカフカ3大長編、短編全部、本は読まなくて映画でしか観なかったけどギュンター・グラス「ブリキの太鼓」それら全部は20代、しかも前半の学生時代に読んだものばかり。正確に言えば「ヨセフとその兄弟」だけは学生時代に買って、あまりに厚いものだからそのままにしてあって10年くらい前にやっと読んだ。小中のときは国語嫌いだったのに友だちも少なくスポーツもできないとこういうほうに走ってしまうのかな。
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