And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

夢とは別の調和にみちた自我

2015-01-04 19:09:43 | 日記
フランソワ・トリュフォーは有名なので昔から何本か観ているがどれもぴんとこない。第一トリュフォーだかトリフォーだかも最近正しい名前を知ったくらい。調べるとトリュフォーは恋愛ものしか撮らないよう。それだから関心がなかったのか。最近ジャックリーン・ビセットを見たくて「アメリカの夜」を観たが、面白くないとはいわないがなんでこの程度の映画が絶賛されるかわからない。ジャックリーン・ビセットも昔はあこがれたが今見ると化粧も昔風で二流映画にぴったりくらいの女優だなとちょっとがっかりした。ゴダールも含めてフランス映画自体好きでないがルネ・クレールのような大好きな監督もいるし、ジュリアン・デュヴィヴィエも「アンリエットのパリ祭」のような好きな作品もある。フランス、ハリウッド、日本映画好きでないとなるとあとイタリア映画かになるが、全部好きなわけではなくフェリーニは全部観たが「インテルビスタ」におかしな日本人を出すのを観てから興味が失せた。ロッセリーニの気取った映画も嫌い。唯一好きなのが本人が嫌っている「ロベレ将軍」。おかしな日本人で思い出したが「007は二度死ぬ」は大好き。映画だけでなく原作もその程度の日本観なのがすごいというか大笑いさせられる。昭和40年代の銀座に人力車だから。当時のイギリス人の日本の印象はそのくらいかと仕方なく思うが、フェリーニは悪意がある。ドリフターズが研究していたので有名なマルクス兄弟。どうも面白さがわからない。言葉で笑わせるから日本人にはわかりにくいといわれるがドタバタを観ても笑いどころがわからない。モンティパイソンもそういうところがあったが国によってというのはあるだろう。外国人にはわからないだろうという日本映画あるのだろうか。小津安二郎は日本人の自分でもよさがわからない。溝口健二だって一度観たらたくさんだ。溝口の場合どうしようもない駄作が混ざっているのが逆に面白い。強いていうなら「人情紙風船」のペシミズムは欧米人にはわからないだろう。最後殺されるのわかっていて敵陣に向かっていくのはアメリカンニューシネマだが。映画は音楽以上に好き嫌いが分かれるので好き勝手書くしかないし、何でその映画が悪いといわれても説明しようがないときもある。説明するときもくだらん、つまらんの一言になってしまう。なんで「ローマの休日」が嫌いかというと中身がないのとグレゴリー・ペックが大根で嫌いという具合に。だから好きな映画のことだけ書けばいいのだけど、ブログでしか書けないだろう、責任なく好き勝手には。