And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

ヴァージニア・ウルフなんかこわくない

2013-09-29 00:12:43 | 日記
映画で「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」を観たとき、いつヴァージニア・ウルフの話が出てくるのかと
待ち構えていたら何のことはない、狼なんかこわくないをもじっただけの夫婦げんかの話でがっかりした覚えがある。
「波」あたりになると誰が何を言ってるのかわからなくなるが、「ダロウェイ夫人」あたりだと面白く読める。
数年前の「めぐりあう時間たち」という映画は、「ダロウェイ夫人」をベースとしてウルフ自身の実生活もからめ
ものすごくよかったと自分では思ったが、逆にヴァージニア・ウルフを知っていて「ダロウェイ夫人」を読んでいなければ
よくわからない映画かもしれない。
クラリッサを演じたメリル・ストリープ、ウルフを演じたニコール・キッドマン、フィリップ・グラスの重い音楽
どれもがすばらしかった。

'Cause I was there that noon in Berkeley Square

2013-09-28 11:40:47 | 日記
大好きなメル・トーメも得意な曲、様々な歌手が歌っているが、やはりアニタ・オデイでないと。
アニタもヴァーブは全部持っているが、ビートルズ1曲と言われストロベリーフィールズというのと同じく、アニタはナイチンゲール。
どんなところだろうと行ってみたら、オフィス街にあるなんてことない小さな公園。
A Nightingale Sang In Berkeley Square



レティシアのテーマ

2013-09-27 13:59:10 | 旅行
昔テレビで観た『冒険者たち』
アラン・ドロン、リノ・バンチェラ、ジョアンナ・シムカス。3人とも脂ののってた時代、ジョアンナ・シムカスは美しく、口笛の音楽とともに中学生だった自分にとって忘れられない映画になった。
だいぶあとになってから、最後の舞台になった要塞はここにあると新聞で特集していたのをずっと取っておいて、いつか行きたいと思っていた。
この海と空は永遠に自分のもの。



いにしえの音がする

2013-09-26 11:19:31 | 旅行
聖地旅行でトルコに行ったときイスラエルとは違い、建物がなく復元されていないものもよくあった。
何もない丘に行って、かつてここにはと言われても何かつまらない。
柱が1本残っていて、ここには大きな教会があってと言われ写真を撮って友人に見せても何これと言われる。
でも牧師に言わせれば、そこからそれぞれが想像力を働かせるんだということになる。
なるほどエッフェル塔の写真は何度見てもエッフェル塔でしかないけど、柱の写真は見るたびに形を変える。

マルセル・デュシャンのための音楽

2013-09-24 12:57:51 | 日記
前に横浜でデュシャン展があり見に行ったが、違和感があった。
改めて便器を見て、なるほどと思うものではないだろう。
デュシャンが出現したという事実だけでいいのだ。ケージはアクションも音楽に含まれるが
デュシャンはそれがない。好きというと野暮になる。
知っているで、そのあと話を続けない。それがデュシャンの共有かな。