植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

DAZNで日本代表戦を観る それがこれからの常識カナ?

2024年01月15日 | スポーツ
昨夜は久しぶりに夜更かしし、就寝したのが22時半、普段より2時間も遅かったのです。
その理由は言わずもがな、今月カタールで始まったばかりのAFC(サッカー男子アジアサッカー連盟 )アジアカップの日本の初戦であります。アジアカップは原則4年に一度の国際大会で、ワールドカップの次の次位に大きく重要な大会であります。イラク・ベトナム・インドネシアと同組に入ってグループステージが行われております。コロナが無ければ昨年2023/6に開催予定だったのですが、半年延期されているようです。

昨夜は、日本対ベトナムの対戦を、なんと地上波(BS含め)で実況中継をやっていないのです。先のなでしこジャパンの試合もそうでしたが、最近ではちゃんとした国際試合を既存の放送局がオンエアしないことが増えました。昔ならば間違いなく民放・NHKを問わずどこかの局が実況したものです。しかし、開催国側から中継権料を「吹っ掛けられて」二の足を踏んでいると言われております。

これには、裏があって、日本にもDAZNはじめ「有料放送」のシステムや業者の参入が始まったからであります。今までならどこかで折り合いをつけないと1円にもならないのでそこそこ妥当な価格で手を打っていたのが、新興の有料放送業者が「会員獲得」のために少々高くても目をつぶって先行投資する事例が増えている、と見ております。

ワタシは1年くらい前からある意味割り切って加入しました。世の中が変わるのに自分だけテレビは無料であるべきだと我を通しても、結局は見たい番組が見られないだけです。WOWOWなどはもう10年くらい前から加入していると思いますが、おかげで好きな映画やボクシングなどをせいせいと観ることができます。

さて、肝心な試合ですが。正直いただけない内容でしたね。
結果は4-2でありましたが、一時1-2と逆転されたのです。そもそもアジアでは日本は最高のポジションにいて「カップの獲得」は絶対視されていたのです。FIFAランク17位の日本が同94位のベトナムとやって、リードされていたのです。

攻守にわたって緩慢で、ベトナムを下に見ていたふしがあります。先発も「飛車角抜き」の半分が控え組でした。ベトナムは予想以上にスピードと細かいテクニックがあり、競った球際では日本より上回っていたように見えました。左サイドからのアタックが緩く、すぐ後ろに戻す、中央では前を向いてボールを持たせてくれない相手に大苦戦でありました。

セットプレーからの2失点は、敵将「F・トルシエ」の指導によるものだとは思いますが、日本のDFの弱点をさらけ出しました。直接的にはGKが未熟で、2失点ともにうまいキーパーなら防げた失点だったかもしれません。さすがのベテラン南野の大活躍や、安定した遠藤の中盤、試合終了近くに入った日本のメッシ「久保」や堂安の投入でがらっと攻撃のアクセントが変わったので、やはりものが違うことは証明しました。

一方細谷や、伊東の元気のなさが気がかりで、最前線に誰を置くのか、もう少し真面目に考えないといけないような気がしますね。こんな試合が続くようならアジアカップの獲得は正直難しい、と感じた一戦でありました。
今後は一部を除いて民放も放送するようですが、ワタシ達と同じく、テレビで提供するコンテンツやその原資になるものが変わっていかなければ世の中から取り残されると思ったのであります。
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バラの剪定 はいておしまい!

2024年01月14日 | 植物
懸案であったマイガーデンの薔薇の剪定作業にやっと着手いたしました。
冷たい風が吹く、自身が風邪をひいて発熱、心の風邪でやる気が起きない、といった理由から延び延びになっておりました。


準備するのはこれ、専用の鋏と、鋏の消毒液、切り口の保護のためのペースト「トップジン」であります。最初の作業が鋏の洗浄・研ぎ・消毒であります。鋏を分解し、汚れを落とし錆落としをして最後に消毒します。綺麗でよく切れる鋏を使うのが肝要なのです。

ワタシのバラ園は約50本のバラがあり、うち10本ほどが鉢植えになっています。ピークでは60本を数えましたが、繊細なバラを雑で忙しさにかまけているワタシが世話をするので、いつのまにか枯らしてしまいました。一番残念だったのが殿堂入りの美しいツルバラ「ピエールドゥロンサール」で、自分がこのコンビニの裏の緑地を庭園化しようと思い立った時に、真っ先に植えて、頭上に花が咲くよう、屋根付きトレリスに添わせたのですが、昨年枯らしてしまったことでした。

さてビフォーがこれでありました。

 

冬の花が残っていますがいつまでもほっとけません。
ワタシのガーデニングの師匠が家内で、その教えが「ひざ丈の高さまで切り落とす」でありました。ワタシも10年近くバラを育てて、全体のバランスや個々の苗の特性や成長度合いに合わせ、「ひざ丈まで、場合によって腰の高さまで」切りそろえていくことにしております。一番寒い時期に枯れ込んだ枝を落とし、病気の枝葉を除き、重なり合う枝は片方を短くするというちょっと大変な作業になります。

コツは、なんども鋏を消毒しながら、切り口は出来るだけ地面から水平にならないようにスパッと切る、であります。切り口が上を向くと雨水などが溜まって、そこから腐敗や病気が起きやすいので角度をつけるのです。黒点病になった葉っぱなどは全部落とし、花も蕾もカットします。丸坊主にしたらすぐに消毒剤のトップジンペーストを切り口に満遍なくなすりつけ、表面をコーティングするのです。

こうしても、そこから枯れていく枝もありますが、全部が枯れる訳ではありませんので、とにかく切り口という切り口に蓋をするのです。



身体がしんどいので休み休みしながら、なんとか一通り剪定が終わりました。
これからが実は重要なのです。
一昔前の刑事ものドラマでは、女の捜査官が容疑者を前に「とっとと吐いておしまい。」と自供を促すシーンがありますが、バラも「掃いてお終い」であります。切った枝葉をそのままにすれば見た目もうっとうしいし、草むしりに大敵なのです。バラには棘があり枯れ枝の棘は特に痛いのです。草を抜くのに力を込めた指に、バラの枝が隠れていたら声を出すほど痛みます。
そこで丁寧に剪定くず・枝を取り除き拾ってゴミ袋へ入れておくのがとても重要で欠かせないのです。

実は、まだ残っています。背後にアンジェラなど二本のツルバラがあるのです。これは環境が良く樹勢も強いので頭上に広く蔓延っております。これは長い剪定ばさみでバサバサと切っていくしかありません。
お天気が良く体調のいいときに、ま、そのうちにということにしておきましょう。
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幻の石 艾葉緑を求めて(はならない) その3

2024年01月12日 | 篆刻
数日前に二日連続で掲載した全くマニアックなお題がこれでした
無いものねだりでヤフオクでその名前を見つけると落札するよう頑張ってきた、「艾葉緑」でありますが、専門家すら実物を見たことが無いというレアな石で、紹介される写真も千差万別でありました。
おおよそ類推されるその石の客観的な条件は①月尾石の産出地から採石される ②石塊・山抗ではなく小さい自然石程度の大きさ ③色は艾の葉っぱないしは笹竹の青葉のようだが、白っぽいものもある ④半透明または亜透明でしっとりとしている、といったところでありますが、
翌日のブログで紹介した通り写真数点での共通点は少なく、どれが本物やらさっぱりわからないのであります。

そこでワタシの収蔵物緑系の石70個ばかりの中で、明らかに別物であるのをとりあえず除いてみました。
まずこれらは「西蔵石」
次にこちらが花坑石、いずれも簡単に入手できるものです
次が最も一般的な緑石「広東緑」(右半分)と雅安緑石(左の5個)

お次は半透明で薄意などの飾り彫りが美しいのが「西安緑(凍)石」
こちらの石達は、自然石形でそれなりに珍重されてきたと見え「台座」付きのものも多いのです

この下の写真の石は、下地が牛角凍などやや透明感があるものに「黒い条痕・模様」が入って緑ぽく見えているもので、竹葉の青さはなく、残念ながら艾葉緑とは程遠いというべきでしょう。

そしてヤフオクで「艾葉緑」という触れ込みで出品されていたのは少なくとも下の4つ
また、艾葉緑の別名?月尾緑という表示がなされていた手持ちの石がこれ↓
これらは、乾燥させてお灸するときの「もぐさ」の色と言えるかもしれません。
その感覚で言えばこちらの二つはまさに艾色で大変美しいのであります。

先日入手したヤフオク出品者では最も信頼がおける業者さん「天香楼」から出品されていた艾葉緑を15千円で落札したのがこの石(一番左)

これは、すでに持っている二つの石(右側)とほぼ同質の石でした。角材でこんなに大きなものが幻の石のはずもありません。

そして、結論として最も艾葉緑に近いと思われる石がこれであります。
自然石で、やんわりとした透明感で緑色が深いのです。貴重である石の証左である「薄意」が全面に施され木彫りの台座まで用意されております。これでもう満足すべきだと思います。幻の石はこれ一つで十分。

そろそろヤフオクの石集めも卒業する「潮時」にかかったかと実感している寒い朝であります。
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日本書道美術院展 初めて出品し入選しました!!

2024年01月11日 | 篆刻
昨日はブログの更新を怠ってしまいました。
来ていただいた方には申し訳ありません。

自分には毎日、何があっても「備忘録(自分が生きた証)」として記録を残したい、いずれ篆刻やガーデニングには種類ごとにまとめて出版したい、1,2時間を知的作業に充てることで「老人性認知症」になるリスクを減らしたいと願ってやってきました。毎朝4時起きで明るくなる前に作業を終える、それが自分にとって課したノルマと考え、苦吟・呻吟しながらなんとか原稿用紙4,5枚分の記事を残してきました。

昨日は、その前夜から非常に不愉快な事が起き、それがこのブログに関することであったのです。ただでさえ「鬱病」でネガティブな思考・嫌なことがトラウマのごとく頭を駆け巡っている、そして正月からずっと風邪が治らずむしろ悪化している状況でありました。もうブログを書く気にはなれませんでした。

最初はこの8日に、上野にある東京都美術館へ赴く予定でした。昨年応募した「日本書道美術院展(日書展)」が幸い「入選」となって、ワタシの篆刻作品が展示されていると通知されて、今月4日から1週間の会期に出向いて展示された作品の写真を残したいと願っていました。しかし発熱と倦怠感、鼻水も止まらず、とうてい外出できるような状態でなく、最終日10日を前に諦めていたのです。

ところが前述のようなアクシデントで夜中2時半から眠れず気持ちが悪いまま朝を迎えることになり、このままではうつ病がさらに悪化すると考え、体調不良ながら無理を承知で東京に出かけたのです。嫌なことから自分の考えや気持ちをそらし、少しでも楽しい別の世界で気を紛らわすのが得策なのです。
上野に来たのは数10年ぶりでありました。インバウンドと修学旅行らしき学生服の集団でごった返す一方、美術館の中はほとんど人気が無いがらがらの状況でした。

日本書道美術院のトップの方は鬼頭墨峻 会長です。この方は昨年ワタシが末席に加入させていただいた「墨渚会」の会長でもあり、その流れで出品したのが「初出品枠」にはまったようであります(笑)。

鬼頭先生のお作品。お見事です。会場には1000点以上の作品が並べられそのほとんどが卓越した書道院の方々の作品で、まさに圧倒されました。

ワタシのはといえば「一般の部公募作品入選」で篆刻部第2科と仕分けされ、入選者は4人です(出品者数は不明)。この書道展では1万人位の方の応募があるそうですが、そのほとんどは「書道」の部であります。その審査員だけで300人位!!!。ワタシの知る限り書道愛好者は全国で約200万人、一方篆刻をやられている方はせいぜい数万人でありましょう。今回の公募展ではあてずっぽうですが、100点前後の応募ではなかろうか、と思います。審査員数が4人ですから。
これがワタシの入選作であります。びっくりしたのは壁に画びょうかテープでで留められてる程度か、と思いましたら、なんとガラス(アクリル?)のショーケースの中でありました。

ものが小さいので、壁に張り出すと見にくいのでしょうが、立派に見えますね。まぁ大変得をした気分でありました。

去年はこの展覧会を含め日展(落選)、全国書道展(特選)と3回の挑戦でしたが、初めての応募とすれば上々の結果であったと満足しております。

西洋美術館では「キュビズム展」を開催していましたが、ワタシは、全く元気も気力もなしでスルーしました。発熱と鬱のせいで「口が不味く」全く食欲もありません。花の都東京でちょっと奮発して美味しい料理でもと思いましたが、何を食べても味がわからない、お腹に入っていかないのではお金の無駄になります。11時になった上野駅で「しゃけのおにぎり」一つを買って、電車の中で頂きました。夜中2時過ぎに起こされて食べた食パン(朝食)のあと、9時間ほど何も食べていなかったんですね。
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自民党にこのまま日本を任せておくのですか?

2024年01月09日 | 時事
何を隠そう、ワタシは金融機関勤務をしていた20代後半に某市の「青年会議所」へ参加していた時期がありました。無論、ワタシの意志に関係なく社命により強制的に加入させられたので、会議所に銀行マンが一人二人いてもいいだろうという事だったのでしょう。

やっていることは壇上に役員が偉そうな話をし、講演会があり「インターナショナル」いや、君が代だったか、などを全員で斉唱しました。一見革新的に見えますが、保守的な組織作りにしか思えませんでした。みんなでミニ政治ごっこやってる感じでしたね。

先の日曜日、ようやく池田佳隆 衆議院議員がその政策秘書とともに逮捕されました。その容疑は「政治資金規正法」違反であります。彼は出身が青年会議所で、理事長までつとめて人脈を築き、そのつてでパーティ券を売りまくっていたのです。で、所属する安倍派から、5年間で4800万円をキックバック、つまりノルマを上回って売ったパー券の部分の代金を懐に入れていたのです。

きっかけは赤旗新聞で、これを読んだ学者さんが「刑事告発」したのですが、まずそこが変。何年も前から収支が合わないこのインチキ制度を行政が見逃し、警察も国税も見て見ぬふりをしてきたとしか言えません。今は安倍派固有の問題みたいな言われ方をしていますが各派閥で同様の事例があることがすでに明らかになっています。

政治資金規正法自体も「ザル法」で、なぜか3年以内に限定しています。また入金は記載しても何に使ったかは報告義務が無く「実質的には申告せずに済む個人所得」になっています。それはそう。自分たちが楽してお金儲けをし、裏献金を貰ってポケットマネーを増やすという国会議員の特権ですから。自分らの不利に働くような規定は最初から外しております。

池田議員が捕まったのは、①発覚して以来雲隠れ ②国会にも出席せず ③こっそり3年分の収支報告書を書き換えた ④証拠隠滅をしているようだ、といった理由から真っ先に挙げられたのでしょう。とはいえ微罪で、実刑になるとも思えず執行猶予付き、いくらかの罰金を払ってオシマイ、のような気がしますね。

そもそも、一般企業ならば収入(売り上げ)から支出を引いて残ったものから所得税等を支払います。個人は、基本的には極めて限定的にしか控除は認められないので、個人所得の大半は課税対象になっています。今回の場合は「何に使ったかわからない」=議員個人所得であります。もし政治がらみで使ったとしても、公に出来ない支出で、経費として認められないでしょう。ですから「政治資金規正法違反」だはなく「所得税法違反=脱税」で捕まえるべきなのです。そうすれば「時効も5年」になるし、無申告割増し徴税・本税・延滞税など、ちょろまかした金の半分以上は国庫に入るはずなのです。

更に言えば、この手の犯罪で逮捕起訴されたら公民権停止10年くらいのことをするべきだと思いますよね。国民には1円のごまかしもならないように厳しく徴税し、一方的に増税を押し付けながら、自分たちは政党助成金という掴み金を貰っています。身内に甘い処分、自分たちは様々なお小遣い稼ぎをしているくせに、微罪で済まそうなんて許してはならないのです。

すると今度は「口先だけ」岸田総理が「政治刷新本部」を立ち上げるのだそうです。笑わせてくれますね。最高顧問が菅元総理と麻生太郎さんだそうですよ。後は自民党議員で話し合うって、何を刷新できるのでしょう?こういうのをアリバイ作りというのでしょうか、時間稼ぎの目くらましともいうのでしょうね。こんなんで、政治改革が出来ると思いますか?。お手盛りのザル法を作って金の問題から国民の目を背けさせてきたのは自民党なんですよ。
池田議員は除名、つまり「もう自民党とは関係ない人間」として、実態解明にもそっぽを向くのでしょう。

池田氏だけの問題ではなく、少なくとも金額の大小を問わずキックバックを受けた人間は「同罪」であります。目についた悪質な議員を2,3名捕まえてあとはお咎めなしにしてはならないと思いますね。万引きだって100円のものだろうが1万円のものだろうが犯罪としては同じ「万引き」として罰せられるべきなんですよね。
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