昨日は、夜の「新年会」を欠席しました。菩提寺の世話人の集まりなのですが、ワタシより若い方はおらず、年寄りばかりの飲み会は元々あまり気乗りがしません。ドクターからはアルコールを含む糖質の摂取は抑制するよう言われています。鬱の薬もお酒を飲むと必要以上にハイになってあらぬことを言い出すと聞きます。
そうでなくても37℃前後の微熱が続いて体調が思わしくないのです。爺ばかりの新年会は自分にとって害はあってもなんのメリットも楽しみもなく、やむなく住職にその旨を伝えて辞退しました。
すると夕方、今度は知り合いの娘さん(といっても50台の女性)からLINEが届きました。「おじさん、明日は何時頃に来られますか?」
すっかりお昼を食べに行く約束を失念していたのです。こちらから、仲間同士の旅行の打ち合わせがてら、ご自宅に昼ごはんを食べにいくよ、と連絡したのが3週間ほど前、カレンダーにもスマホの予定表にもその約束を書いていません。すっかりそれさえ忘れていたのです。
この数年、自分が忘れっぽくなっているのは自覚しております。認知症を極端に恐れ、出来るだけ脳を活発化させようと努力してはいます。しかし、人の名前、植物名などがとっさに出てこない事が増え、特にこの2,3年の出来事の多くが記憶から欠落しています。数日前も「カシミア」の言葉がどうしても出てきませんでした。中井貴一や広末涼子の名前はさすがに憶えていますが、友近。佐々木蔵之介になると、顔を見てもさっと名前が浮かばないのです。
これを老化相当の物忘れ、と決めつけていいのか?、もしかしたら認知症の入り口をすでに通ってしまったのか、と心配になっているのです。今のところ過去二日間なら食べた3食の献立程度は覚えております。外国人俳優の有名どころならばまだちょっと考えれば思い出します。
ともかく、忘れていたことはおくびにも出さず、11時頃には着くよ、と返信いたしました。そうでなくてもその友人一家はワタシが鬱病だという事をご存じで「無理しなさんな」と幾度も忠告してくれています。これ以上心配させたくありません。
ウチで収穫した柑橘類を手土産に行ってまいりたいと思います。彼女たちには、ボケてもない、鬱でもそれほどやつれていない元気な姿を見せられれば、と願うばかりであります。