植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ミツバチ めっけ

2020年03月21日 | 動物
日に日に、春めいてまいりました。あちこちで桜の開花情報が上がっているようです。武漢熱のお陰で、桜の名所で花見が出来ない、と嘆いている方も大勢いらっしゃるようですが、見るだけ、観賞するだけなら大丈夫、木の下での宴会が自粛とか禁止というだけですからね。

 そういえば、ワタシが学生の時に入居していた学生寮の入り口に桜の古木がありましたな。この時期になると、寮生たちは、いきなり何も敷物もなしに車座に座り、一升瓶をどんぶりに注いで、花見酒を楽しんだのを思い出します。そばを通る見知らぬ人までもが混じって酒盛りをいたしました。
 社会人になっても5年位は、上司に言われて場所取りなどに赴いた記憶があります。だんだんせちがらくなり、そのうち会社で花見などという風雅を楽しむどころではなくなりました。しかし、やはり日本人の心に深く根差した文化であります。

 昨年の昨日のワタシのブログで「ミツバチがいなくなった」という話題を上げていました。園芸を始めて9年目になりますが、ずっと気がかりなことの一つであります。たかがミツバチというなかれ。花が授粉して実を付ける、という自然界では最も重要なプロセスの一つを担うかけがえのない昆虫です。もし。ミツバチが地球上に居なくなったら、人類は滅びるとアインシュタインさんが力説した位です。実がつかなくなると、植物の数がどんどん減って、それを食べる人間を含む動物たちが深刻な食糧不足に陥るのですね。
 ミツバチが減っている原因は、日本では生息環境の悪化と養蜂業者の減少、ネオニコチノイド系農薬使用にあると思っています。特に、農薬は、昆虫類全般に強く効くので、世界的には使用禁止か制限がついているのですが、何故か日本では緩和傾向にあります。
 ワタシは、40本以上の果樹を栽培しておりますので、やはり受粉し結実するか否かは大きな関心事であります。商売ではなく、あくまで私だけで楽しむためのものではありますが。しかし、一方で、夥しい数の害虫が来るので、ネオニコチノイド系を含めた農薬・殺虫剤も最小限使わざるを得ないのです。
 
すると、昨日の朝、何ヵ月ぶりか、いや数年ぶりでしょうか、ミツバチを発見しました。これがその証拠写真です。
 くさいちご(ラズベリー)の花に、一匹だけ見つけました。恐らく、当然仲間がいるので、気づかないうちに何十か何百かのミツバチが来ているに相違ありません。

 ミツバチは、半径数キロが行動範囲と言われます。その寿命は数か月だそうで、一生働き続けて集める蜜は小さなスプーン一さじ分だと聞きました。そもそも、蜂蜜は、ミツバチしか作らないのです。それだけ貴重な蜜は、栄養価が高く甘く、凍りもせず腐りもしないで何年も保存できるスーパー食料であります。免疫力を高める効果もある万能食品、毎日スプーン一杯のはちみつを舐めるだけでいいそうです。コロナ肺炎対策の決め手であります。ワタシのブログあたりでは、影響力も情報発信力もありませんから、店頭から蜂蜜が消えるなどということはありません(笑)

 60歳越えから、チャレンジ精神旺盛なワタシ、園芸を始めてから、心の中に温めている計画が、「養蜂」であります。ご近所さんに、茅ケ崎で養蜂をやっている友人がいるそうです。蜂数千匹と養蜂箱などの養蜂キットが3万円とか言ってましたな。

さてどうしたものか。

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